Humanitext Reader

マルクス・アウレリウス · 自省録 §7.17.1

善き支配中枢としての幸福と不要な表象の退去

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要旨

著者は幸福を善き支配中枢であると定義し、不必要な表象(ファンタシア)に対して、怒ることなくただ立ち去るように促す。

§7.17.1Εὐδαιμονία ἐστὶ δαίμων ἀγαθὸς ἢ ἡγεμονικὸν ἀγαθόν.
幸福とは、善きダイモーン(神霊)、あるいは善き支配中枢のことである。
τί οὖν ὧδε ποιεῖς, ὦ φαντασία;
では、お前はここで何をしているのか、表象よ。
ἀπέρχου, τοὺς θεούς σοι, ὡς ἦλθες·
去るがよい、神々に免じて、来たときのように。
οὐ γὰρ χρῄζω σου.
私はお前を必要としていないのだ。
ἐλήλυθας δὲ κατὰ τὸ ἀρχαῖον ἔθος.
お前は古い習慣に従ってやって来たのだろう。
οὐκ ὀργίζομαί σοι·
私はお前に怒りはしない。
μόνον ἄπιθι.
ただ立ち去るがよい。

語釈・文法注

  1. 7.17.1Εὐδαιμονία ... δαίμων ἀγαθὸς — 「幸福」を意味する εὐδαιμονία が、その語源である εὖ(善き)と δαίμων(神霊、魂の神的部分)の組み合わせに基づき、「善きダイモーン」と定義される語源的な言葉遊びを構成している。
  2. 7.17.1τοὺς θεούς σοι — 誓言や懇願を表す慣用表現で、一般的に動詞(ὄμνυμι 「誓う」や ἱκετεύω 「懇願する」など)が省略されている。「神々に免じてお前に頼む」の意。

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マルクス・アウレリウス, 自省録 §7.17.1. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:greekLit:tlg0562.tlg001.humanitext-grc2:7.17.1

AIによる草稿訳である旨と閲覧日を添えてください。

訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。