Humanitext Reader

マルクス・アウレリウス · 自省録 §2.15.1

万事は思い込みであるというモニモスの教えの有用性

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要旨

「万事は思い込みである」というキュニコス派のモニモスの言葉を紹介し、それが真実である範囲内において極めて有用な教えであることを指摘する。

§2.15.1Ὅτι πᾶν ὑπόληψις.
万事は思い込みにすぎない、ということ。
δῆλα μὲν γὰρ τὰ πρὸς τὸν Κυνικὸν Μόνιμον λεγόμενα· δῆλον δὲ καὶ τὸ χρήσιμον τοῦ λεγομένου, ἐάν τις αὐτοῦ τὸ νόστιμον μέχρι τοῦ ἀληθοῦς δέχηται.
キュニコス派のモニモスに対して言われたことは確かに明白であるが、もしその言葉の真髄を、それが真実である限度において受け入れるならば、その言われたことの有用性もまた明白である。

語釈・文法注

  1. §2.15.1Ὅτι πᾶν ὑπόληψις — 文頭の ὅτι は、一般的な命題や他者の言説、あるいは章の主題を提示する名詞節を導く。「〜ということ」と訳すのが自然である。πᾶν と ὑπόληψις の間には存在動詞 ἐστί が省略されている。ὑπόληψις は、客観的実在に対する「主観的な判断」「思い込み」「表象」を指す。
  2. §2.15.1τὸ νόστιμον — 形容詞 νόστιμος(帰郷に関する、救いとなる、味わい深い)の中性単数名詞化。ここでは言葉の「真髄」「核心」「有益な部分」を意味する。
  3. §2.15.1μέχρι τοῦ ἀληθοῦς — 「真実の限度まで」「真実が許す限りにおいて」の意。モニモスの極端な主張(万事は虚妄であるという懐疑主義)をそのまま鵜呑みにするのではなく、その中にある心理的・倫理的な真実の範囲内に留めて受け入れるべきであることを示している。

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マルクス・アウレリウス, 自省録 §2.15.1. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:greekLit:tlg0562.tlg001.humanitext-grc2:2.15.1

AIによる草稿訳である旨と閲覧日を添えてください。

訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。