Humanitext Reader

マルクス・アウレリウス · 自省録 §12.6.1

困難に思えることも練習によって習熟すべきこと

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要旨

あきらめていることでも練習して習慣づけるべきであるとし、不慣れな左手であっても訓練された手綱捌きにおいては右手より勝るという例を挙げる。

§12.6.1Ἔθιζε καὶ ὅσα ἀπογινώσκεις.
お前があきらめている事柄においてさえも、自分を慣らすようにせよ。
καὶ γὰρ ἡ χεὶρ ἡ ἀριστερὰ πρὸς τὰ ἄλλα διὰ τὸ ἀνέθιστον ἀργὸς οὖσα τοῦ χαλινοῦ ἐρρωμενέστερον ἢ ἡ δεξιὰ κρατεῖ·
というのも、左手は、他のことに対しては慣れていないために役に立たないが、手綱だけは右手よりも強く握るからである。
τοῦτο γὰρ εἴθισται.
これには慣れているからだ。

語釈・文法注

  1. §12.6.1Ἔθιζε — 動詞 ἐθίζω(慣らす)の現在能動態命令法第2人称単数形。再帰代名詞の対格(σεαυτόν)が省略されており、「自分自身を慣らせ」「練習せよ」という再帰的な意味で用いられている。
  2. §12.6.1ὅσα ἀπογινώσκεις — 関係代名詞 ὅσα(〜なすべてのこと)と、動詞 ἀπογινώσκω(ここでは「あきらめる」「絶望する」の意)からなる関係節。全体で Ἔθιζε の目的語となっている。
  3. §12.6.1τοῦ χαλινοῦ — 名詞 χαλινός(手綱)の単数属格。後続の動詞 κρατεῖ(握る、支配する)が属格を支配するため、この格になっている。文脈上の対比を際立たせるために語順が前置されている。

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マルクス・アウレリウス, 自省録 §12.6.1. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:greekLit:tlg0562.tlg001.humanitext-grc2:12.6.1

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。