Humanitext Reader

マルクス・アウレリウス · 自省録 §12.19.1

内なる神的要素の自覚と精神の省察

469 / 486 箇所 · ギリシア語

要旨

著者は読者に対し、自身の内には情念や外的衝動に操られる以上の優れた神的要素があることを自覚するよう促し、現在の自らの精神がどのような状態にあるかを自問させる。

§12.19.1Αἴσθου ποτὲ ὅτι κρεῖττόν τι καὶ δαιμονιώτερον ἔχεις ἐν σαυτῷ τῶν τὰ πάθη ποιούντων καὶ καθάπαξ τῶν νευροσπαστούντων σε.
いい加減に、お前を感情的にさせるものたち、また総じてお前を糸で操る人形のように動かすものたちよりも、何かより優れ、より神的なものを自分の中に宿していることに気づくがよい。
τί μου νῦν ἐστιν ἡ διάνοια;
今の私の精神は何であるか。
μὴ φόβος;
恐怖か。
μὴ ὑποψία;
疑念か。
μὴ ἐπιθυμία;
欲望か。
μὴ ἄλλο τι τοιοῦτον;
あるいは何か他のそのようなものか。

語釈・文法注

  1. 12.19.1τῶν τὰ πάθη ποιούντων ... τῶν νευροσπαστούντων — 比較級 κρεῖττόν τι καὶ δαιμονιώτερον(より優れた、より神的な何か)にかかる比較の属格。後者の動材である νευροσπαστέω は「糸で操り人形を動かす」の意で、人間が理性を失い、外的な情念や衝動によって操り人形のように受動的に動かされる状態を批判的に比喩する哲学的な重要語である。
  2. 12.19.1μὴ φόβος; — 否定の小辞 μὴ で導かれる直接疑問文。好ましくない状態(ここでは恐怖や猜疑心など)を懸念して「〜ではないだろうか?」と自問自答するニュアンスを帯びている。

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マルクス・アウレリウス, 自省録 §12.19.1. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:greekLit:tlg0562.tlg001.humanitext-grc2:12.19.1

AIによる草稿訳である旨と閲覧日を添えてください。

訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。