Humanitext Reader

マルクス・アウレリウス · 自省録 §11.11.1

事物への判断の停止と心の平静

423 / 486 箇所 · ギリシア語

要旨

事物は向こうからやって来るのではなく、我々が自らそれらに赴いていることを示し、事物への主観的判断を静めれば、追求や回避による動揺から解放されると説く。

§11.11.1Οὐκ ἔρχεται ἐπὶ σὲ τὰ πράγματα ὧν αἱ διώξεις καὶ φυγαὶ θορυβοῦσί σε, ἀλλὰ τρόπον τινὰ αὐτὸς ἐπ̓ ἐκεῖνα ἔρχῃ·
事物は、その追求や回避があなたを動揺させるのであるが、あなたのところに来るのではない。 むしろ、ある意味であなた自身の側からそれらの事物へと赴いているのである。
τὸ γοῦν κρῖμα τὸ περὶ αὐτῶν ἡσυχαζέτω κἀκεῖνα μενεῖ ἀτρεμοῦντα καὶ οὔτε διώκων οὔτε φεύγων ὀφθήσῃ.
ともかく、それらに関する判断を静まらせておきなさい。 そうすれば、それらの事物もまた静止したままで留まるであろうし、あなた自身も追求するのでも回避するのでもない姿で見出されるであろう。

語釈・文法注

  1. 11.11.1ὧν αἱ διώξεις καὶ φυγαὶ — 関係代名詞 ὧν は先行詞 τὰ πράγματα(事物)を指し、後続の名詞 διώξεις(追求)および φυγαί(回避)に対する目的格的属格として機能している。「それらの事物に対する追求や回避」の意。
  2. 11.11.1τρόπον τινὰ — 名詞 τρόπος の対格が副詞的に用いられた「副詞的対格」であり、「ある意味で」「ある方法で」を意味する。
  3. 11.11.1ὀφθήσῃ — 動詞 ὁράω の未来受動態二人称単数形。主格補語となる分詞 διώκων(追求する者)および φεύγων(回避する者)を伴って、「〜しているところを見出されるであろう(〜している姿で見えるであろう)」という状態を表す。

この箇所を引用する

マルクス・アウレリウス, 自省録 §11.11.1. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:greekLit:tlg0562.tlg001.humanitext-grc2:11.11.1

AIによる草稿訳である旨と閲覧日を添えてください。

訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。