Humanitext Reader

マルクス・アウレリウス · 自省録 §10.19.1

支配者の日常の卑近さと地位のはかなさ

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要旨

人間の卑近な日常行為と、傲慢に振る舞う支配者たちの実態を対比し、彼らもかつては奴隷のように仕える身であり、まもなく再び哀れな状態に戻ることを指摘する。

§10.19.1Οἷοί εἰσιν ἐσθίοντες, καθεύδοντες, ὀχεύοντες, ἀποπατοῦντες, τὰ ἄλλα·
食事をし、眠り、交わり、排泄し、その他のことをしている時の彼らが、どのような者たちであるかを。
εἶτα οἷοι ἀνδρονομούμενοι καὶ γαυρούμενοι ἢ χαλεπαίνοντες καὶ ἐξ ὑπεροχῆς ἐπιπλήττοντες, πρὸ ὀλίγου δὲ ἐδούλευον πόσοις καὶ δι’ οἷα·
次に、人の上に立って威張り、あるいは怒り、高みから他人を叱りつけている時の彼らが、どのような者たちであるかを。 しかし、少し前には、彼らはどれほど多くの人々に、またどのような理由で仕えていたことか。
καὶ μετ’ ὀλίγον ἐν τοιούτοις ἔσονται.
そして少し後には、彼らは再びそのような状態に置かれることになるのだ。

語釈・文法注

  1. §10.19.1Οἷοί εἰσιν — 感嘆文、あるいは「見よ(ἴδε)」などの動詞を心の中で補った間接疑問節。人間を美化せず、その生物学的実態をありのままに観察する著者の冷徹な視線を示している。
  2. §10.19.1ἀνδρονομούμενοι — 動詞 ἀνδρονομέω(人々を支配する、法を施す)の現在中・受動分詞。ここでは他者に対して傲慢に支配権を行使する様子を表している。
  3. §10.19.1ἐν τοιούτοις ἔσονται — 中性複数与格の τοιούτοις が具体的に何を指すかは諸説あるが、直前の奴隷としての屈従的な状態、あるいは人間が最終的に帰るべき分解や死といった無力な状態を指す。

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マルクス・アウレリウス, 自省録 §10.19.1. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:greekLit:tlg0562.tlg001.humanitext-grc2:10.19.1

AIによる草稿訳である旨と閲覧日を添えてください。

訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。