Humanitext Reader

トゥキュディデス · ペロポネソス戦史 §5.92.1

隷属が被支配者の利益になりうるかというメロス人の問い

592 / 917 箇所 · ギリシア語

要旨

メロス人はアテナイ人に対し、支配することが支配者にとって有益であるのと同様に、隷属することが被支配者にとって有益になりうるのかと反論する。

§5.92.1ΜΗΛ. καὶ πῶς χρήσιμον ἂν ξυμβαίη ἡμῖν δουλεῦσαι, ὥσπερ καὶ ὑμῖν ἄρξαι;
メロス人そして、あなた方にとって支配することが有益であるのとちょうど同じように、私たちにとって隷属することが、どうして有益になりえましょうか。

語釈・文法注

  1. 5.92.1ἂν ξυμβαίη — 非人称的に用いられる συμβαίνει(結果として〜となる、生じる)の潜在希求法(希求法過去+ἄν)であり、疑問詞 πῶς とともに用いられて「いかにして〜となりえようか(いや、なりえない)」という強い反語を表す。不定詞句 ἡμῖν δουλεῦσαι がその主語(または補足語)となる。
  2. 5.92.1ὥσπερ καὶ ὑμῖν ἄρξαι — ὥσπερ καὶ の後ろには、前文の述語要素である χρήσιμον [ἂν ξυμβαίη / ἐστι] が省略されている。直前のチャンクにおけるアテナイ人の「双方にとって有益(χρησίμως... ἀμφοτέροις)」という言葉を受けて、メロス人が「支配する側(ὑμῖν ἄρξαι)」と「支配される側(ἡμῖν δουλεῦσαι)」の不均衡を対比させている。

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トゥキュディデス, ペロポネソス戦史 §5.92.1. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:greekLit:tlg0003.tlg001.humanitext-grc2:5.92.1

AIによる草稿訳である旨と閲覧日を添えてください。

訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。