- 底本
- Terence. Publii Terentii Comoediae Sex. Parry, Edward St. John, editor. London: Whittaker and Co.; George Bell, 1857.
- 翻訳
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- 言語
- 日本語 · English · 简体中文 · 한국어
- CTS URN
- urn:cts:latinLit:phi0134.phi006.humanitext-lat2:71-141
- 出力
- Humanitext Reader · reader.humanitext.ai · 2026-10-27
ミキオが教育方針についての独白を終える頃、憤慨したデメアが登場し、エスキヌスの起こした暴力事件を告発する。ミキオは若者の過ちを大目に見て寛大に育てるべきだと抗弁し、それぞれ一人の息子に専念しようと提案する。
Si sperat fore clam1 rursum ad ingenium redit.
もし(悪事が)秘密のままであろうと望むなら、また元の性質に戻ってしまう。
Ille quem beneficio adiungas ex animo facit;
恩義によって結びつけた者は、心から(義務を)果たす。
Studet par referre: praesens absensque idem erit.
恩を返そうと努め、目の前にいようがいまいが、変わることはない。
Hoc patrium est, potius consuefacere filium
これこそが父親の役割だ、他人の恐怖によるよりも、自発的に正しく行うよう息子を習慣づけることこそ。
Sua sponte recte facere quam alieno metu.
(上と同じ文だが、テレンティウスの行分けのため空白)
Hoc pater ac dominus interest:2 hoc qui nequit,
この点において父親と主人は異なる。これができない者は、
Fateatur nescire imperare liberis.
自由な子供たちを支配する方法を知らないと認めるがよい。
Sed estne hic ipsus de quo agebam? et certe is est.
だが、あれは噂をしていた本人か?確かに彼だ。
Nescio quid tristem video: credo iam ut solet
何やら不機嫌そうなのが見える。いつものようにまた
Iurgabit. Salvum te advenire, Demea,
怒鳴り散らすのだろう。ご無事で戻られて、デメア、
Gaudemus.
嬉しいよ。
Ehem, opportune: te ipsum quaerito.
おお、ちょうどいいところ。お前を探していたのだ。
Quid tristis es?
なぜ不機嫌そうなのだ?
Rogas me, ubi nobis Aeschinus
私に聞くのか?我々のエスキヌスがどこに
Siet, quid tristis ego sim?
いるのかを、そしてなぜ私が不機嫌なのかを?
Dixine hoc fore?
こうなると言わなかったか?
Quid fecit?
彼が何をしたのだ?
Quid ille fecerit? quem neque pudet
彼が何をしたかだと?彼は何に対しても恥じることがなく、
Quicquam; nec metuit quemquam; neque legem putat
誰も恐れず、いかなる法律も
Tenere se ullam: nam illa quae antehac facta sunt
自分を縛っているとは思っていない。これまでになされたことは
Omitto: modo quid designavit!
置いておくとしても、ついさっき、彼が何をやらかしたか!
Quidnam id est?
一体それは何なのだ?
Fores effregit atque in aedes irruit
彼は戸を叩き壊し、他人の
Alienas: ipsum dominum atque omnem familiam
家に押し入った。主人自身とすべての奴隷たちを
Mulcavit usque ad mortem: eripuit mulierem
半殺しに殴り、彼が愛していた
Quam amabat. Clamant omnes indignissime
女を連れ去ったのだ。誰もが、何と不道徳な
Factum esse. Hoc advenienti quot mihi, Micio,
行いかと叫んでいる。私がここに着くまでに、何人もの者が私に、ミキオ、
Dixere! in ore est omni populo. Denique,
そう言ったことか!すべての民衆の噂になっている。結局のところ、
Si conferendum exemplum est, non fratrem videt
もし手本を比べる必要があるなら、彼(エスキヌス)は自分の弟が
Rei dare operam, ruri esse parcum ac sobrium?
家業に専念し、田舎で質素かつ健全に暮らしているのが見えないのか?
Nullum huius simile factum. Haec quum illi, Micio,
弟はこのようなことを決してしない。ミキオ、私はこれらを
Dico tibi dico: tu illum corrumpi sinis.
お前に言っているのだ。お前があの子を台無しにするのを許しているのだ。
Homine imperito nunquam quicquam iniustius,
無知な人間ほど不条理なものは決してない、
Qui nisi quod ipse fecit nihil rectum putat.
自分がしたこと以外は何も正しいと思わないのだから。
Quorsum istuc?
それは何を意味しているのだ?
Quia tu Demea haec male iudicas.
なぜなら、デメア、君はこれらのことを誤って判断しているからだ。
Non est flagitium, mihi crede, adolescentulum
若い者が
Scortari neque potare; non est; neque fores
遊女と遊んだり、酒を飲んだりすることは、私を信じてくれ、破廉恥な罪ではない。戸を
Effringere. Haec si neque ego neque tu fecimus,
叩き壊すこともだ。もしこれらを君も私も行わなかったとすれば、
Non siit egestas facere nos. Tu nunc tibi
それは貧しさが我々に行わせなかっただけだ。君は今、
Id laudi ducis quod tum fecisti inopia?
当時貧しさのためにできなかったことを、自らの誇りとしているのか?
Iniurium est; nam si esset unde id fieret,
それは理不尽だ。なぜなら、もしそれを行う資力があったなら、
Faceremus: et tu illum tuum, si esses homo,
我々もしていただろうから。そして君も、もし君がまともな人間なら、
Sineres3 nunc facere, dum per aetatem licet,
年齢的に許される今のうちに、君のあの息子(クトゥシポ)にそれをさせただろう、
Potius quam, ubi te exspectatum eiecisset foras,
彼が君の死を待ち望んで君を追い出した後で、
Alieniore aetate post faceret tamen.
歳にそぐわない年齢になってから結局はそれを行うことになるよりも。
Pro Iupiter! tu homo adigis me ad insaniam.
おおジュピター!お前という男は私を狂わせる。
Non est flagitium, facere haec adolescentulum?
若い者がこのようなことをするのが破廉恥な罪ではないと?
Ah,
まあ、
Ausculta: ne me obtundas de hac re saepius.
聞きなさい。このことで何度も私を煩わせないでくれ。
Tuum filium dedisti adoptandum mihi:
君は自分の息子を私に養子としてくれた。
Is meus est factus: si quid peccat Demea,
彼は私の息子になったのだ。もし彼が過ちを犯すなら、デメア、
Mihi peccat: ego illi maximam partem feram.
私に対して犯すのだ。その大部分の責任は私が負う。
Obsonat, potat, olet unguenta; de meo.
彼は贅沢に食事をし、酒を飲み、香油の香りを漂わせる。私の金でだ。
Amat; a me argentum dabitur dum erit commodum:
彼は恋愛をする。都合が良い間は、私が金を出すだろう。
Ubi non erit fortasse excludetur foras.
都合が悪くなれば、おそらく彼は閉め出されるだろう。
Fores effregit; restituentur: discidit
戸を叩き壊したなら、弁償される。服を
Vestem; resarcietur. Est, Dis gratia,
破いたなら、縫い直される。神々の恵みにより、
Et unde haec fiant, et adhuc non molesta sunt.
これらを賄うものがあり、今のところ負担にはなっていない。
Postremo aut desine, aut cedo quemvis arbitrum:
結局、やめるか、あるいは誰でもいいから仲裁人を立てるかだ。
Te plura in hac re peccare ostendam.
君の方がこの件でより多くの過ちを犯していることを証明してみせよう。
Hei mihi!
ああ!
Pater esse disce ab illis qui vere sciunt.
本当に知っている者たちから、父親たることを学ぶがよい。
Natura tu illi pater es, consiliis ego.
自然の上では君があの子の父親だが、助言の上では私だ。
Tun consulis quicquam?
君が何かを助言するだと?
Ah, si pergis abiero.
ああ、君が続けるなら私は行くよ。
Sicine agis?
そうやって行くのか?
An ego toties de eadem re audiam?
私は同じことについて何度も聞かなければならないのか?
Curae est mihi.
私は心配なのだ。
Et mihi curae est: verum Demea
私も心配だ。しかし、デメア、
Curemus aequam uterque partem: tu alterum,
我々はそれぞれ、公平に自分の分を受け持とう。君は一方を、
Ego item alterum; nam ambos curare propemodum
私は他方を。なぜなら、二人とも心配することは、
Reposcere illum est quem dedisti.
君がくれたあの子を返せと要求するようなものだからだ。
Ah, Micio.
ああ、ミキオ。
Mihi sic videtur.
私にはそう思える。
Quid istic?4 tibi si istic placet,
どうでもいい。君がそう望むなら、
Profundat, perdat, pereat: nihil ad me attinet.
浪費させ、破滅させ、死なせるがいい。私には関係ないことだ。
Iam si verbum unum posthac—
もしこれから先、私が一言でも――
Rursum, Demea,
デメア、また
Irascere?
怒るのか?
An non credis? repeto quem dedi?
信じないのか?私がくれた子を返せと言っていると?
Aegre est: alienus non sum: si obsto, hem, desino.
腹立たしい。私は他人ではない。もし私が邪魔なら、ほら、やめよう。
Unum vis curem; curo; et est Dis gratia
君は私に一人の面倒を見ることを望む。そうしよう。そして神々の恵みにより、
Quum ita ut volo est. Iste tuus ipse sentiet
彼は私の思う通りになっている。君のあの子は、自分自身で気づくだろう、
Posterius—nolo in illum gravius dicere.
後になって。――あの子についてはこれ以上ひどいことは言いたくないが。
Nec nihil neque omnia haec sunt quae dicit; tamen
彼の言うことも、全く根拠がないわけでもなければ、すべてがその通りというわけでもない。しかし、
- 71fore clam
fore は futurus esse の短縮未来不定詞。sperat の対格不定詞句であるが、ここでは中性代名詞などの意味上の主語(例:id「それが」)が省略されており、「それが秘密裏に行われることを望むなら」という意味になる。clam は副詞。
- 76Hoc pater ac dominus interest
hoc は関係を示す奪格、あるいは制限の対格(「この点において」)として機能している。pater ac dominus は主語。非人称的な用法ではなく、動詞 interest はここでは「違いがある」という個人称的な動詞として扱われている。
- 107si esses homo, sineres
接続法未完了過去を用いた反事実(現在の事実の反対)の条件文。「もし君が(まともな)人間であるなら、許していただろうに(実際には許していない)」という含意。homo はここでは「人間味のある、良識のある人間」を意味する。
- 133bQuid istic?
口語・喜劇における決まり文句。争いを諦めて妥協したり、相手の意見を認めて身を引いたりする際の「それならもういい、勝手にするがいい」という譲歩の表現である。
翻訳:Gemini 3.5 Flash(2026-05-22 公開)・修正履歴(2 件・最終 2026-09-21)
- 2026-09-21 AI校閲 — 原文 1 件
- 2026-09-21 AI校閲 — 訳文 1 件
