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義母

§774-826

指輪の発見とバッキスによる真相の告白

バッキスは女性たちの誤解を解くため家に入ることを承諾し、パルメノーは徒労に終わった使いから帰る。ラケースは指輪の秘密が明らかになったことでパルメノーをパンピルスの元へ送り、バッキスは過去の出会いと指輪の来歴を語る。

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774

​Haec res hic agitur: Pamphilo me facere ut redeat uxor

「バッキス:(独白)ここで問題になっているのはこれだ。パンピルスのところに妻が戻るように私が仕向けることだ。」

775

​Oportet; quod si perficio, non poenitet me famae,1

「それが必要なのだ。そして、もし私がそれを成し遂げるなら、私はその評判を悔やまない、」

​Solam fecisse id quod aliae meretrices facere fugitant.

「他の遊女たちがすることを避けるようなことを、私ひとりが成し遂げたという(評判を)。」

​Phidippe, nostras mulieres suspectas fuisse falso

「ラーケース:フィディップスよ、私たちの妻たちが誤って疑われていたことを、」

​Nobis in re ipsa invenimus: porro hanc nunc experiamur:

「私たちは事実そのものにおいて見出しました。さらに、今度はこの女を試してみましょう。」

​Nam si compererit crimini tua se uxor credidisse,

「というのも、もしお前の妻が、自分が誤った告発を信じていたと知れば、」

780

​Missam iram faciet: sin autem est ob eam rem iratus gnatus,

「怒りを収めるでしょう。しかし、もし息子が、次の理由で怒っているのなら、」

​Quod peperit uxor clam, id leve est; cito ab eo haec ira abscedet.

「妻が密かに出産したということ、それは些細なことです。この怒りはすぐに彼から去るでしょう。」

​Profecto in hac re nihil mali est quod sit discidio dignum.

「本当に、この件には離婚に値するような悪は何もありません。」

​Velim quidem hercle.​b Exquire: adest: quod satis sit faciet ipsa.

「フィディップス:本当にそうであってほしいものだ、ヘラクレスにかけて。」 「ラーケース:尋ねてみなさい。彼女はここにいる。彼女自身が十分なことをするだろう。」

​Quid mihi istaec narras? an quia non tute ipse dudum audisti

「フィディップス:なぜ私にそのようなことを言うのか?さっき、お前自身が聞いたではないか、」

785

​De hac re animus meus ut sit, Laches? illis modo explete animum.

「この件について私の気持ちがどうであるかを、ラケースよ。ただ彼女たち(妻たち)の心を満足させてやってくれ。」

​Quaeso edepol, Bacchis, mihi quod es pollicita tute ut serves.

「ラーケース:ポルックスにかけてお願いだ、バッキス、お前が私に約束してくれたことを、お前自身が守ってくれ。」

​Ob eam rem vis ergo intro eam?​b I atque exple animum iis, ut credant.

「バッキス:そのためだけに、私が中に入ることをお望みですか?」 「ラーケース:行って、彼女たちの心を満足させ、信じるようにしてくれ。」

​Eo; etsi scio pol iis fore meum conspectum invisum hodie;

「バッキス:行きます。とはいえ、ポルックスにかけて、今日彼女たちにとって私の姿を見るのは忌まわしいことだと分かっていますがね。」

​Nam nupta meretrici hostis est, a viro ubi segregate est.

「なぜなら、妻は夫から遠ざけられているとき、遊女の敵ですから。」

790

​At haec amicae erunt, ubi quamobrem adveneris resciscent.

「ラーケース:だが、彼女たちはお前が何のために来たかを知れば、お前の味方になるだろう。」

​At easdem amicas fore tibi promitto, rem ubi cognoverint.

「フィディップス:そして、事の真相を知れば、彼女たちはお前の味方になると約束しよう。」

​Nam illas errore et te simul suspicione exsolves.

「なぜなら、お前は彼女たちを誤解から、そして同時にお前自身を疑いから解き放つのだから。」

​Perii: pudet Philumenae. Sequimini me huc intro ambae.

「バッキス:どうしよう、ピルーメナに合わせる顔がないわ。お前たち二人とも、私と一緒にこちらの中へついてきなさい。」

​Quid est quod mihi malim quam quod huic intelligo evenire,

「ラーケース:(独白)彼女に起きていると私が理解していること以上に、私が望むようなことがあるだろうか?」

795

​Ut gratiam neat2 sine suo dispendio, et mihi prosit?

「彼女が自分に損失を出すことなく恩を売り、私にとっても利益になるということが。」

​Nam si est ut haec nunc Pamphilum vere ab se segregarit,

「というのも、もし彼女が今、パンピルスを本当に自分から遠ざけていたとするなら、」

​Scit sibi nobilitatem ex eo et rem natam et gloriam esse,

「彼女はそれによって自分に名声と財産と栄誉が生まれたことを知っており、」

​Referetque gratiam ei, unaque nos sibi opera amicos iunget.

「彼に恩を返し、同時に同じ労力で私たちを自らの友人に結びつけるだろう。」

​Edepol nae meam herus esse operam deputat parvi preti,3

「パルメノー:(独白)ポルックスにかけて、本当に主人は私の働きを大して価値のないものと考えているようだ、」

800

​Qui ob rem nullam misit, frustra ubi totum desedi diem,

「何でもないことのために私を送り出し、そこで私は一日中無駄に座っていたのだ、」

​Myconium hospitem dum exspecto in arce Callidemidem.

「ミュコノスからの客人カッリデミデースをアクロポリスで待ちながら。」

​Itaque ineptus hodie dum illic sedeo, ut quisque venerat,

「だから、今日あそこに愚かにも座っている間、誰かがやって来るたびに、」

​Accedebam. "Adolescens, dic dum, quaeso, es tu Myconius?"

「私は近づいて言っていた。『若者よ、教えてくれ、頼む、君はミュコノス人か?』と。」

"Non sum." "At Callidemides?" "Non." "Hospitem ecquem Pamphilum

「『違います。』『ではカッリデミデースか?』『違う。』『パンピルスの客人で誰か』」

805

​Hic habes?" Omnes negabant: neque eum quenquam esse arbitror.

「『ここに心当たりはあるか?』皆が否と言った。私はそんな者は誰もいないと思う。」

​Denique hercle iam pudebat: abii. Sed quid Bacchidem

「ついに、ヘラクレスにかけて本当に恥ずかしくなり、私は立ち去った。だが、なぜバッキスが」

​Ab nostro affine exeuntem video? Quid huic hic est rei?

「私たちの姻戚の家から出てくるのが見えるのだ?彼女にここで何のご用があるのだ?」

​Parmeno, opportune te offers: propere curre ad Pamphilum.

「ラーケース:パルメノー、ちょうどいいところに来てくれた。急いでパンピルスのところに走ってくれ。」

​Quid eo?​b Dic me orare ut veniat.​c Ad te?​d Immo ad Philumenam.

「パルメノー:なぜ彼のところへ?」 「ラーケース:私が来てくれと頼んでいると言え。」 「パルメノー:あなたのもとにですか?」 「ラーケース:いや、ピルーメナのもとだ。」

810

​Quid rei est?​b Tua quod nihil refert percontari desinas.

「パルメノー:どういうことですか?」 「ラーケース:お前に何の関係もないことを詮索するのはやめろ。」

​Nihil aliud dicam?​b Etiam; cognosse annulum illum Myrrhinam

「パルメノー:他には何も言わなくていいのですか?」 「ラーケース:いや、ミュッリナが、かつて彼自身が私にくれたあの指輪が、」

​Gnatae suae fuisse quem ipsus olim mihi dederat.​b Scio.

「彼女の娘のものであったと気づいた、と(伝えよ)。」 「パルメノー:分かりました。」

​Tantumne est?​b Tantum: aderit continuo, hoc ubi ex te audierit.

「それだけですか?」 「ラーケース:それだけだ。これをお前から聞けば、彼はすぐに来るだろう。」

​Sed cessas?​b Minime equidem; nam hodie mihi potestas haud data est;

「だが、ぐずぐずしているのか?」 「パルメノー:決してそんなことはありません。何しろ今日私には猶予が与えられませんでしたから。」

815

​Ita cursando atque ambulando totum hunc contrivi diem.

「こうして走り回ったり歩き回ったりして、私はこの一日を丸々潰してしまいました。」

​Quantam obtuli adventu meo laetitiam Pamphilo hodie!

「バッキス:(独白)今日、私の到来によって、パンピルスにどれほどの喜びをもたらしたことか!」

​Quot commodas res attuli! quot autem ademi curas!

「どれほど多くの都合のいいことをもたらし、またどれほど多くの心配を取り除いたことか!」

​Gnatum ei restituo, paene qui harum ipsiusque opera periit:

「彼女たち(妻や母)と彼自身のせいで、ほとんど死にかけていた彼の息子を彼に返し、」

​Uxorem, quam nunquam est ratus posthac se habiturum, reddo;

「今後もう二度と得られないと思っていた妻を戻してあげるのだ。」

820

​Qua re suspectus suo patri et Phidippo fuit, exsolvi

「彼が自分の父親やフィディップスから疑われていた原因からも、解き放ってあげた。」

​Hic adeo his rebus annulus fuit initium inveniendis:4

「そもそも、この指輪が、これらの事柄を発見するための始まりであった。」

​Nam memini abhinc menses decem fere ad me nocte prima

「というのも覚えている、今からほぼ10ヶ月前、夜の初めに彼が」

​Confugere anhelantem domum, sine comite, vini plenum,

「息を切らし、連れもなく、ワインでいっぱいで私の家に逃げ込んできたのを、」

​Cum hoc annulo: extimui ilico. "Mi Pamphile," inquam, "amabo,

「この指輪を持って。私はすぐに恐ろしくなった。『私のパンピルス、お願いだから』と私は言った、」

825

​Quid exanimatus es, obsecro? aut unde annulum istum nactus es?

「『なぜそんなに息が切れているの?それに、その指輪はどこで手に入れたの?』」

​Dic mihi." Ille alias res agere se simulare: postquam video,

「『私に教えて。』彼は他のことをしているふりをして誤魔化した。私がそれを見て……」

構文注4 件
  1. 775non poenitet me famae

    非人称動詞 poenitet は、感情を抱く人を対格(me)、その感情(後悔・不満)の原因を属格(famae)で表す構文をとる。

  2. 795neat

    原文の neat は gratiam inire(恩を売る、気に入られる)という慣用表現を形成する動詞 ineo の接続法現在3人称単数形 ineat の転記ミスまたは異読と考えられる。

  3. 799parvi preti

    価値・性質を表す属格(genitive of value)。動詞 deputat(評価する、みなす)の目的語 operam(働き)の価値を低く見積もっていることを表す。

  4. 821inveniendis

    動形容詞(gerundive)であり、名詞句 his rebus と性・数・格(女性・複数・与格)が一致している。目的を伴う与格として機能し、「これらの事柄を発見するための(始まり)」の意。

翻訳:Gemini 3.5 Flash(2026-05-22 公開)・修正履歴(1 件・最終 2026-09-22)
  • 2026-09-22 AI校閲 — 原文 1 件
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