- 底本
- Terence. Publii Terentii Comoediae Sex. Parry, Edward St. John, editor. London: Whittaker and Co.; George Bell, 1857.
- 翻訳
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- 言語
- 日本語 · English · 简体中文 · 한국어
- CTS URN
- urn:cts:latinLit:phi0134.phi005.humanitext-lat2:597-655
- 出力
- Humanitext Reader · reader.humanitext.ai · 2026-10-27
ソストラタは田舎へ退く意思を固め、ラケースもそれに同意するが、パンピルスは葛藤を抱える。そこへ現れたフィディップスがピルーメナの男児出産を伝えたため、ラケースはパンピルスに妻を連れ戻すよう強く迫る。
Hic video me esse invisam immerito: tempus est concedere.
ソストラタ:ここで私は、自分が不当にも憎まれているのを目にしています。退くべき時です。
Sic optime, ut ego opinor, omnes causas praecidam omnibus;
こうすることが、私の考えでは、すべての人からすべての口実を断ち切るために最善です。
Et me hac suspicione exsolvam, et illis morem gessero.
そして私自身をこの疑いから解放し、彼らの意向に従うことになるでしょう。
Sine me obsecro hoc effugere vulgus quod male audit1 mulierum.
お願いですから、悪評高いあの女たちの群れから、私を逃れさせてください。
Quam fortunatus caeteris sim rebus, absque una hac foret,2
パンピルス:もしこの一事さえなければ、私は他のすべての点でどれほど幸運であったことか、
Hanc matrem habens talem, illam autem uxorem.b Obsecro, mi Pamphile,
このような素晴らしい母を持ち、またあのような妻を持っているというのに。ソストラタ:お願いです、私のパンピルス、
Non tute incommodam rem, ut quaeque est, in animum induces pati?
あなた自身、不都合なことがあっても、それぞれに応じて、それを耐え忍ぼうと心に決めてはくれないのですか?
Si caetera sunt ita ut vis, itaque ut esse ego illam existimo,
もし他のすべてのことがあなたの望む通りであり、また私が彼女をそうであると思っている通りであるなら、
Mi gnate, da veniam hanc mihi: reduce illam.b Vae misero mihi!
わが息子よ、私にこの願いを聞き届けておくれ。彼女を連れ戻しなさい。パンピルス:あぁ、惨めな私よ!
Et mihi quidem! nam haec res non minus me male habet quam te, gnate mi.
ソストラタ:私にとってもそうです!なぜなら、この件は私にとっても、わが息子よ、あなたに劣らず苦痛なのですから。
Quem cum istoc sermonem habueris procul hinc stans accepi, uxor.
ラーケース:妻よ、お前があの男と交わしていた会話を、私はここから少し離れたところに立って聞いていたぞ。
Istuc est sapere, qui ubicumque opus sit animum possis flectere;
それこそが賢明というものだ、必要とあらばいつでも心を和らげることができるとは。
Quod faciendum sit post fortasse idem hoc nunc si feceris.
後でおそらくしなければならなくなるのと同じことを、今するならば。
Fors fuat pol.b Abi rus ergo hinc: ibi ego te et tu me feres.
ソストラタ:そうであればよいのですが、ポルックスにかけて。ラーケース:では、ここから田舎へ行きなさい。そこでお前は私を、私はお前を耐え忍ぶことにしよう。
Spero ecastor.b I ergo intro, et compone quae tecum simul
ソストラタ:本当にそう願います、カストルにかけて。ラーケース:では、中に入って、お前と一緒に
Ferantur: dixi.b Ita ut iubes faciam.c Pater.
持っていくものをまとめなさい。そう言ったのだ。ソストラタ:お言いつけ通りにいたします。パンピルス:お父さん。
Quid vis, Pamphile?b Hinc abire matrem? minime.c Quid ita istuc vis?
ラーケース:何だ、パンピルス?パンピルス:お母様がここを去るのですか?とんでもない。ラーケース:なぜそれほどまでにそれを望まないのだ?
Quia de uxore incertus sum etiam quid sim facturus.b Quid est?
パンピルス:なぜなら、妻について私は自分がどうすべきかまだ決めていないからです。ラーケース:何だと?
Quid vis facere nisi reducere?b Equidem cupio; et vix contineor;
連れ戻す以外に、何をしようというのだ?パンピルス:もちろん、そうしたいのです。自分を抑えきれないほどです。
Sed non minuam meum consilium: ex usu quod est id persequar.
しかし、私は自分の決意を曲げはしません。ためになることを追求するつもりです。
Credo ea gratia concordes magis, si non reducam, fore.
もし私が連れ戻さないなら、そのおかげで彼女たちがより和合することになると信じています。
Nescias. Verum id tua refert nihil3 utrum illae fecerint,
ラーケース:そんなことは分からない。だが、彼女たちがどうしようと、お前には何の関係もないことだ、
Quando haec abierit. Odiosa haec est aetas adolescentulis.
この人(母親)が去ってしまえばな。若い女たちにとって、この年齢は嫌わしいものだ。
E medio aequum excedere est. Postremo iam nos fabula
表舞台から去るのが正当というものだ。結局のところ、今や私たちは噂の種なのだ、
Sumus, Pamphile, "senex atque anus."
パンピルスよ、「爺さんと婆さん」というな。
Sed video Phidippum egredi per tempus: accedamus.
だが、ちょうどよい時にフィディップスが出てくるのが見える。近づこう。
Tibi quoque edepol iratus sum, Philumena,
フィディップス:ポルックスにかけて、お前に対しても私は怒っているのだ、ピルーメナよ、
Graviter quidem; nam hercle abs te factum est turpiter;
本当に激しくな。ヘラクレスにかけて、お前のしたことは見苦しいことだ。
Etsi tibi causa est de hac re: mater te impulit:
この件についてお前には言い訳があるにせよ――母親がお前を唆したのだからな――
Huic vero nulla est.b Opportune te mihi,
だが、あの女には何の言い訳もない。ラーケース:都合よくお前が私の前に、
Phidippe, in ipso tempore ostendis.b Quid est?
フィディップスよ、まさにちょうどよい時に現れてくれた。フィディップス:何かあったのか?
Quid respondebo his? aut quo pacto hoc aperiam?
パンピルス:彼らに何と答えればよいのか?あるいは、どのようにしてこのことを明かせばよいのか?
Dic filiae rus concessuram hinc Sostratam:
ラーケース:お前の娘に言うのだ、ソストラタがここから田舎に退くとな。
Ne revereatur minus iam quo redeat domum.b Ah,
彼女が家に戻るにあたって、もはや遠慮する必要がなくなるように。フィディップス:あぁ、
Nullam de his rebus culpam commeruit tua:
これらのことに関して、お前の妻には何の落ち度もありません。
A Myrrhina haec sunt mea uxore exorta omnia.
これらはすべて、私の妻であるミュッリナから引き起こされたことです。
Mutatio fit: ea nos perturbat, Lache.
変化が生じたのです。ラケースよ、それが私たちを混乱させているのです。
Dum ne reducam, turbent porro quam velint.
パンピルス:私が連れ戻さないで済む限り、彼らは望むだけ混乱を続ければよい。
Ego, Pamphile, esse inter nos, si fieri potest,
フィディップス:パンピルスよ、私は、もしできることなら、私たちの間に
Affinitatem hanc sane perpetuam volo:
この姻戚関係がずっと永続することを確かに望んでいる。
Sin est ut aliter tua siet sententia,
しかし、もし君の考えがそれとは異なるのであれば、
Accipias puerum.b Sensit peperisse; occidi.
子供を引き取ってくれ。パンピルス:出産したことに気づいたのだ。万事休すだ。
Puerum? quem puerum?b Natus est nobis nepos:
ラーケース:子供だと?どの子供だ?フィディップス:私たちの間に孫が生まれたのです。
Nam abducta a vobis praegnas fuerat filia,
というのも、お前たちのところから連れ戻されたとき、娘は身重だったのですから。
Neque fuisse praegnatem unquam ante hunc scivi diem.
そして、彼女が身重であったことを、私は今日この日まで全く知りませんでした。
Bene, ita me Di ament, nuntias; et gaudeo
ラーケース:神々が私を愛してくださいますように、実によい知らせだ。私は喜んでいる、
Natum illum, et tibi illam salvam: sed quid mulieris
その子が生まれたこと、そしてお前の娘が無事であることを。だが、お前は一体どういう女を
Uxorem habes, aut quibus moratam moribus?
妻に持っているのだ、あるいは彼女はどんな気性(習慣)をしているのだ?
Nosne hoc celatos tam diu? nequeo satis
私たちがこのことをこれほど長い間隠されていたとは!私は十分に
Quam hoc mihi videtur factum prave proloqui.
このことがいかに不当に行われたか、言葉で言い表すことができない。
Non tibi illud factum minus placet quam mihi, Lache.
フィディップス:ラケースよ、その行いは私にとっても、あなたに劣らず不快なことなのです。
Etiamsi dudum fuerat ambiguum hoc mihi,
少し前までは私にとってこのことは疑わしかったのですが、
Nunc non est quum eam consequitur alienus puer.4
今や、他人の子供が彼女について回る以上、迷いはありません。
Nulla tibi, Pamphile, hic iam consultatio est.
ラーケース:パンピルスよ、ここにはもはや、お前が迷う余地などない。
Perii.b Hunc videre saepe optabamus diem
パンピルス:万事休すだ。ラーケース:私たちは、この日を見ることをしばしば切望していたのだ、
Quum ex te esset aliquis qui te appellaret patrem.
お前から生まれた者が、お前を父親と呼ぶようになるこの日を。
Evenit: habeo gratiam Dis.b Nullus sum.
それが実現したのだ。神々に感謝する。パンピルス:私はおしまいだ。
Reduc uxorem, ac noli adversari mihi.
ラーケース:妻を連れ戻せ、そして私に逆らうな。
Pater, si ex me illa liberos vellet sibi,
パンピルス:お父さん、もし彼女が私の子供を自分のために望んでいたなら、
- 600quod male audit
動詞 audio(聴く)が副詞 male を伴って「悪評がある」「(悪く)言われる」という受動的な意味で使われる、古典ラテン語における慣用的な表現。
- 601absque una hac foret
前置詞 absque(〜なしに)が奪格を伴い、接続法過去 foret(esset の代替形)と共に用いられて、反実仮想「もしこの一事がなかったならば」を表す、特に初期ラテン語劇作家(テレンティウスやプラウトゥス)に特徴的な表現。
- 618id tua refert nihil
非人称動詞 refert(〜にとって重要である)の構文。関係する人物を示す際、属格ではなく、人称代名詞の所有形容詞(女性・単数・奪格)である meā、tuā などが用いられるため、ここでは tua が置かれている。
- 649alienus puer
フィディップスが語る alienus(他人の、他家に属する)は、自分(フィディップス)の家系ではなく、パンピルス家に属する子供であることを指す。フィディップスはピルーメナの産んだ子がパンピルスの実子であると信じているため、その子がパンピルスに引き取られるべき「パンピルス家の子供」であることを示している。
翻訳:Gemini 3.5 Flash(2026-05-22 公開)・修正履歴(1 件・最終 2026-09-22)
- 2026-09-22 AI校閲 — 原文 1 件
