- 底本
- Aristotle. Aristotelis Physica. Ross, W.D., editor. Oxford: Clarendon, 1960.
- 翻訳
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- 言語
- 日本語 · English · 简体中文 · 한국어
- CTS URN
- urn:cts:greekLit:tlg0086.tlg054.humanitext-grc1:2#2
- 出力
- Humanitext Reader · reader.humanitext.ai · 2026-10-27
アリストテレスは性質変化(感覚を伴う変化)および増減のプロセスを検討し、性質変化させるものとさせられるもの、ならびに増大・減少を引き起こすものとそれを受けるものの間に中間者がなく、それらが物理的に接触していることを示す。
ἀλλὰ μὴν οὐδὲ τοῦ ἀλλοιουμένου καὶ τοῦ ἀλλοιοῦντος1 | οὐδέν ἐστιν μεταξύ. τοῦτο δὲ δῆλον ἐκ τῆς ἐπαγωγῆς. ἐν ἅπασι γὰρ συμ|βαίνει ἅμα εἶναι τὸ ἀλλοιοῦν ἔσχατον καὶ τὸ πρῶτον ἀλλοιούμενον. τὸ γὰρ ποιὸν ἀλλοιοῦται τῷ αἰσθητὸν εἶναι,2 αἰσθητὰ δέ ἐστιν οἷς διαφέρουσιν | τὰ σώματα ἀλλήλων, οἷον βαρύτης κουφότης, σκληρότης μαλακότης, | ψόφος ἀψοφία, λευκότης μελανία, γλυκύτης πικρότης, ὑγρότης ξηρό|της, πυκνότης μανότης, καὶ τὰ μεταξὺ τούτων, ὁμοίως δὲ καὶ τὰ ἄλλα | τὰ ὑπὸ τὰς αἰσθήσεις, ὧν ἐστι καὶ ἡ θερμότης καὶ ἡ ψυχρότης, καὶ ἡ | λειότης καὶ ἡ τραχύτης. ταῦτα γάρ ἐστι πάθη τῆς ὑποκειμένης ποιότητος. | τούτοις γὰρ διαφέρουσι τὰ αἰσθητὰ τῶν σωμάτων ἢ κατὰ τὸ τούτων τι μᾶλλον καὶ ἧττον πάσχειν. θερμαινόμενα γὰρ ἢ ψυχόμενα | ἢ γλυκαινόμενα ἢ πικραινόμενα ἢ κατά τι ἄλλο τῶν προειρημέ|νων ὁμοίως τά τε ἔμψυχα τῶν σωμάτων καὶ τὰ ἄψυχα καὶ τῶν ἐμψύχων ὅσα τῶν μερῶν ἄψυχα. καὶ αὐταὶ δὲ αἱ αἰσθήσεις ἀλλοιοῦνται. πά|σχουσι γάρ· ἡ γὰρ ἐνέργεια αὐτῶν κίνησίς ἐστιν διὰ σώματος πασχούσης τι τῆς αἰσθήσεως.3 καθʼ ὅσα μὲν οὖν ἀλλοιοῦνται τὰ ἄψυχα, καὶ τὰ ἔμψυχα | κατὰ πάντα ταῦτα ἀλλοιοῦνται· καθʼ ὅσα δὲ τὰ ἔμψυχα ἀλλοι|οῦνται, κατὰ ταῦτα οὐκ ἀλλοιοῦνται τὰ ἄψυχα (κατὰ γὰρ τὰς αἰσθήσεις | οὐκ ἀλλοιοῦνται)· καὶ λανθάνει ἀλλοιούμενα τὰ ἄψυχα. οὐθὲν δὲ κωλύει | καὶ τὰ ἔμψυχα λανθάνειν ἀλλοιούμενα, ὅταν μὴ κατὰ τὰς αἰσθήσεις | συμβαίνῃ τὸ τῆς ἀλλοιώσεως αὐτοῖς. εἴπερ οὖν αἰσθητὰ μὲν τὰ πάθη, | διὰ δὲ τούτων ἡ ἀλλοίωσις, τούτοις γε φανερὸν ὅτι τὸ πάσχον καὶ τὸ | πάθος4 ἅμα, καὶ τούτων οὐθέν ἐστιν μεταξύ. τῷ μὲν γὰρ ὁ ἀὴρ συνεχής, τῷ | δʼ ἀέρι συνάπτει τὸ σῶμα· καὶ ἡ μὲν ἐπιφάνεια πρὸς τὸ φῶς, τὸ δὲ φῶς πρὸς τὴν ὄψιν. ὁμοίως δὲ καὶ ἡ ἀκοὴ καὶ ἡ ὄσφρησις πρὸς τὸ κι|νοῦν αὐτὰς πρῶτον. τὸν αὐτὸν δὲ τρόπον ἅμα καὶ ἡ γεῦσις καὶ ὁ χυμός | ἐστιν. καὶ τὸ αὐξανόμενον δὲ καὶ τὸ αὖξον· πρόσθεσις γάρ τις ἡ αὔξησις, ὥσθʼ ἅμα τό | τʼ αὐξανόμενον καὶ τὸ αὖξον. καὶ ἡ φθίσις δέ· τὸ γὰρ τῆς φθίσεως αἴ|τιον ἀφαίρεσίς τις. φανερὸν δὴ ὡς τοῦ κινοῦντος ἐσχάτου καὶ τοῦ κινου|μένου πρώτου οὐθέν ἐστιν μεταξύ.|
だがしかし、性質変化させられるものと性質変化させるものとの間にも、同様に何の中間的なものもない。このことは帰納から明らかである。なぜなら、すべての場合において、極限の性質変化させるものと、最初の性質変化させられるものとが共にあることが起こるからである。というのも、性質は感覚されうるものであることによって性質変化するからであり、そして、感覚されうるものとは、それらによって物体が互いに異なっているようなものである。例えば、重さと軽さ、硬さと柔らかさ、音と無音、白さと黒さ、甘さと苦さ、湿り気と乾燥、緻密さと希薄さ、およびこれらの中間的なもの、同様にまた、感覚の支配下にある他のもの(その中には熱さと冷たさ、滑らかさと粗さもある)である。なぜなら、これらは基底にある性質の受動的状態だからである。実際、感覚されうる物体は、これらによって、あるいはこれらの何かをより多く、あるいはより少なく被る(影響を受ける)ことによって異なっているのである。なぜなら、温められたり、冷やされたり、甘くされたり、苦くされたり、あるいは前述の他の何らかの性質に関して変化させられたりするのは、生命ある物体も生命なき物体も、そして生命ある物体のうち生命なき部分も同様だからである。また、感覚それ自体も性質変化する。なぜなら、それらは影響を受けるからであり、感覚の現実活動とは、感覚が何らかの影響を受ける形で、身体を通じた運動だからである。したがって、生命なきものが性質変化するすべての点において、生命あるものもこれらすべての点において性質変化する。しかし、生命あるものが性質変化するいくつかの点においては、生命なきものは性質変化しない(なぜなら、感覚に関しては性質変化しないからである)。そして、生命なきものは性質変化していることが気づかれない。しかし、生命あるものにとっても、性質変化が彼らに感覚に基づかないで起こるときには、性質変化していることが気づかれないのを妨げるものは何もない。それゆえ、もし受動的状態が感覚されうるものであり、これらを通じて性質変化が起こるなら、これらにおいて、受動的なものと受動作用とは共にあること、そしてそれらの間には何もないことは明らかである。なぜなら、一方には空気が連続しており、他方、空気には身体が接しているからである。そして、表面は光に、光は視覚に接している。同様に聴覚や嗅覚も、それらを最初に運動させるものに接している。そして同じように、味覚と味も共にある。 また、増加させられるものと増加させるものについても同様である。なぜなら、増加とは何らかの付加だからであり、したがって増加させられるものと増加させるものは共にある。そして減少についても同様である。なぜなら、減少の原因とは何らかの差し引きだからである。したがって、極限の運動させるものと最初の運動させられるものとの間には、何も中間的なものはないということは明らかである。
- 244a25τοῦ ἀλλοιουμένου καὶ τοῦ ἀλλοιοῦντος
前置詞 μεταξύ(〜の間に)の支配する属格。οὐδέ(〜もない)は前の文(場所的移動に関する結論)に続く追加の否定「性質変化に関しても同様に中間的なものはない」を表す。
- 244a27–8τῷ αἰσθητὸν εἶναι
冠詞付き不定詞の与格(理由や手段を示す)。不定詞 εἶναι の主語は省略された主節の主語 τὸ ποιόν であり、その補語 αἰσθητὸν も主格中性単数で一致している。
- 244b25–6πασχούσης τι τῆς αἰσθήσεως
独立属格(genitive absolute)構文。感覚器官(τῆς αἰσθήσεως)を意味上の主語とし、それが何らかの影響を被る(πάσχουσι)状態を、身体を通じた運動として感覚の「現実活動(ἐνέργεια)」と定義している。
- 245a21τὸ πάσχον καὶ τὸ πάθος
「受動的なもの(影響を受けるもの)」と「受動作用(影響を与える性質)」を指す。直後の空気や光、感覚器官の物理的連続性によって、性質変化における受動者と能動性質が直接接していることが説明される。
