- 底本
- Platonis Opera, Tomus III: Tetralogia V-VII. Burnet, John, editor. Oxford: Clarendon Press, 1903.
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- CTS URN
- urn:cts:greekLit:tlg0059.tlg021.humanitext-grc2:296-297
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- Humanitext Reader · reader.humanitext.ai · 2026-10-27
エウテュデモスはソクラテスが常にすべてを知っていることを証明しようとし、ソクラテスはこれに反論しつつソフィストたちの矛盾を突く。さらに、ディオニュソドロスは親族関係をめぐる詭弁を用いてソクラテスを追い詰めようとする。
ΣΩ. οὗτος αὖ, ἔφη, προσαποκρίνεται τοῖς ἐρωτωμένοις. οὐ γὰρ ἔγωγε ἐρωτῶ ὅτῳ,1 ἀλλʼ εἰ ἐπίστασαί τῳ. πλέον αὖ, ἔφην ἐγώ, τοῦ δέοντος ἀπεκρινάμην ὑπὸ ἀπαιδευσίας. ἀλλὰ συγγίγνωσκέ μοι· ἀποκρινοῦμαι γὰρ ἤδη ἁπλῶς ὅτι ἐπίσταμαί τῳ ἃ ἐπίσταμαι.— πότερον, ἦ δʼ ὅς, τῷ αὐτῷ τούτῳ γʼ ἀεί, ἢ ἔστι μὲν ὅτε τούτῳ, ἔστιν δὲ ὅτε ἑτέρῳ; —ἀεί, ὅταν ἐπίστωμαι, ἦν δʼ ἐγώ, τούτῳ. οὐκ αὖ, ἔφη, παύσῃ παραφθεγγόμενος; ἀλλʼ ὅπως μή τι ἡμᾶς σφήλῃ τὸ ἀεὶ τοῦτο. οὔκουν ἡμᾶς γʼ, ἔφη, ἀλλʼ εἴπερ, σέ. ἀλλʼ ἀποκρίνου· ἦ ἀεὶ τούτῳ ἐπίστασαι; —ἀεί, ἦν δʼ ἐγώ, ἐπειδὴ δεῖ ἀφελεῖν τὸ ὅταν. — οὐκοῦν ἀεὶ μὲν τούτῳ ἐπίστασαι· ἀεὶ δʼ ἐπιστάμενος πότερον τὰ μὲν τούτῳ ἐπίστασαι ᾧ ἐπίστασαι, τὰ δʼ ἄλλῳ, ἢ τούτῳ πάντα; —τούτῳ, ἔφην ἐγώ, ἅπαντα, ἅ γʼ ἐπίσταμαι. τοῦτʼ ἐκεῖνο, ἔφη· ἥκει τὸ αὐτὸ παράφθεγμα. ἀλλʼ ἀφαιρῶ, ἔφην ἐγώ, τὸ ἅ γʼ ἐπίσταμαι. ἀλλὰ μηδὲ ἕν, ἔφη, ἀφέλῃς· οὐδὲν γάρ σου δέομαι. ἀλλά μοι ἀπόκριναι· δύναιο ἂν ἅπαντα ἐπίστασθαι, εἰ μὴ πάντα ἐπίσταιο; τέρας γὰρ ἂν εἴη, ἦν δʼ ἐγώ. καὶ ὃς εἶπε· Προστίθει τοίνυν ἤδη ὅτι βούλει· ἅπαντα γὰρ ὁμολογεῖς ἐπίστασθαι. ἔοικα, ἔφην ἐγώ, ἐπειδήπερ γε οὐδεμίαν ἔχει δύναμιν τὸ ἃ ἐπίσταμαι, πάντα δὲ ἐπίσταμαι. οὐκοῦν καὶ ἀεὶ ὡμολόγηκας ἐπίστασθαι τούτῳ ᾧ ἐπίστασαι, εἴτε ὅταν ἐπίστῃ εἴτε ὅπως βούλει· ἀεὶ γὰρ ὡμολόγηκας ἐπίστασθαι καὶ ἅμα πάντα. δῆλον οὖν ὅτι καὶ παῖς ὢν ἠπίστω, καὶ ὅτʼ ἐγίγνου, καὶ ὅτʼ ἐφύου· καὶ πρὶν αὐτὸς γενέσθαι, καὶ πρὶν οὐρανὸν καὶ γῆν γενέσθαι, ἠπίστω ἅπαντα, εἴπερ ἀεὶ ἐπίστασαι. καὶ ναὶ μὰ Δία, ἔφη, αὐτὸς ἀεὶ ἐπιστήσῃ καὶ ἅπαντα, ἂν ἐγὼ βούλωμαι. ἀλλὰ βουληθείης, ἦν δʼ ἐγώ, ὦ πολυτίμητε Εὐθύδημε, εἰ δὴ τῷ ὄντι ἀληθῆ λέγεις. ἀλλʼ οὔ σοι πάνυ πιστεύω ἱκανῷ εἶναι, εἰ μή σοι συμβουληθείη ὁ ἀδελφός σου οὑτοσὶ Διονυσόδωρος· οὕτω δὲ τάχα ἄν. εἴπετον δέ μοι, ἦν δʼ ἐγώ— τὰ μὲν γὰρ ἄλλα οὐκ ἔχω ὑμῖν πῶς ἀμφισβητοίην, οὕτως εἰς σοφίαν τερατώδεσιν ἀνθρώποις, ὅπως ἐγὼ οὐ πάντα ἐπίσταμαι, ἐπειδή γε ὑμεῖς φατε—τὰ δὲ τοιάδε πῶς φῶ ἐπίστασθαι, Εὐθύδημε, ὡς οἱ ἀγαθοὶ ἄνδρες ἄδικοί εἰσιν; φέρε εἰπέ, τοῦτο ἐπίσταμαι ἢ οὐκ ἐπίσταμαι; ἐπίστασαι μέντοι, ἔφη. τί; ἦν δʼ ἐγώ. ὅτι οὐκ ἄδικοί εἰσιν οἱ ἀγαθοί.
ソクラテス:「『この男がまた、』と彼は言った。『問われていることに付け足して答えている。私は何によって[知っているか]を尋ねているのではなく、君が何かによって知っているかどうかを尋ねているのだから。』 『無教養なために、私はまたしても必要以上のことを答えてしまった。』と私は言った。『しかし、私を許してくれ。これからは、自分が知っていることを何らかの手段によって知っている、と単純に答えることにする。』 『では、』と彼は言った。『常にまさにこの同じ手段によってなのか、それとも、ある時はこれによって、ある時は別のものによってなのか?』 『――私が知っている時には、常にこれによってだ。』と私は言った。 『またしても、』と彼は言った。『余計な一言を付け加えるのをやめないのか?』 『いや、この「常に」という言葉が、私たちを何かしらつまずかせはしないかと思ってね。』 『私たちをつまずかせることはない、』と彼は言った。『もしあるとすれば、君をだ。さあ、答えるのだ。君は常にこれによって知っているのか?』 『――常にだ、』と私は言った。『「〜の時はいつでも」という言葉を取り除かねばならぬというのなら。』 『それなら、君は常にこれによって知っているわけだ。では、常に知っているとして、知っている事柄のうち、あることは君が知っている手段であるこれによって知り、他のことは別のものによって知るのか、それともこれによってすべてを知るのか?』 『――これによってすべてだ、』と私は言った。『少なくとも私が知っている限りにおいては。』 『ほら、それだ!』と彼は言った。『また同じ余計な一言が戻ってきたぞ。』 『では、取り除こう、』と私は言った。『「私が知っている限りにおいては」というのを。』 『いや、一つたりとも取り除いてはならない、』と彼は言った。『私は君に何も要求していないのだから。そうではなく、私に答えなさい。もし君がすべてを知っていないとしたら、すべてを知ることができただろうか?』 『怪物でしょうからね。』と私は言った。すると彼は言った。 『では、君の望むことを今や何でも付け足すがよい。君はすべてを知っていると認めているのだから。』 『そのようだね、』と私は言った。『「私が知っている事柄」という言葉が何の効力も持たず、私がすべてを知っているということになるのだから。』 『それなら君は、自分が知っているその手段によって「常に」知っているということも認めたわけだ、君が知っている時であれ、どうとでも望むように言うがよい。というのも、君は「常に」、そして「同時にすべてを」知っていると認めたのだから。したがって、君が子供であった時にも知っていたし、君が生まれつつあった時も、成長しつつあった時も、さらには君自身が生まれる前、天と地が生まれる前にも、君はすべてを知っていたのだ、もし君が常に知っているというなら。そしてゼウスにかけて、』と彼は言った。『君自身、常に、そしてすべてを知ることになるだろう、もし私が望むならね。』 『ああ、どうかそう望んでほしい、』と私は言った。『大層尊いエウテュデモスよ、もし本当に君が真実を言っているのなら。しかし、君が一人でそれだけの力を持っているとは私はそれほど信じてはいない、もし君のそちらの兄弟であるディオニュソドロスが君に協力してくれないならば。しかし二人なら、あるいはできるかもしれない。ところで、私に言ってほしい、』と私は言った。―― 『というのも、他のことについては、このように知恵において怪物的な人々である君たちに対して、私がすべてを知っているわけではないなどと、どうして異議を唱えられよう、君たちがそうだと言うのだから。しかし、このようなこと、すなわち「善い人々は不正である」ということを、私は知っているとどうして言えようか、エウテュデモスよ。さあ言ってくれ、私はこれを知っているのだろうか、それとも知らないのだろうか?』 『むろん知っているとも、』と彼は言った。 『何をかね?』と私は言った。 『善い人々は不正ではないということをだ。』
ΣΩ. πάνυ γε, ἦν δʼ ἐγώ, πάλαι. ἀλλʼ οὐ τοῦτο ἐρωτῶ· ἀλλʼ ὡς ἄδικοί εἰσιν οἱ ἀγαθοί, ποῦ ἐγὼ τοῦτο ἔμαθον; οὐδαμοῦ, ἔφη ὁ Διονυσόδωρος. οὐκ ἄρα ἐπίσταμαι, ἔφην, τοῦτο ἐγώ. διαφθείρεις, ἔφη, τὸν λόγον, ὁ Εὐθύδημος πρὸς τὸν Διονυσόδωρον, καὶ φανήσεται οὑτοσὶ οὐκ ἐπιστάμενος, καὶ ἐπιστήμων ἅμα ὢν καὶ ἀνεπιστήμων. καὶ ὁ Διονυσόδωρος ἠρυθρίασεν. ἀλλὰ σύ, ἦν δʼ ἐγώ, πῶς λέγεις, ὦ Εὐθύδημε; οὐ δοκεῖ σοι ὀρθῶς ἁδελφὸς λέγειν ὁ πάντʼ εἰδώς; ἀδελφὸς γάρ, ἔφη, ἐγώ εἰμι Εὐθυδήμου, ταχὺ ὑπολαβὼν ὁ Διονυσόδωρος; κἀγὼ εἶπον· ἔασον, ὠγαθέ, ἕως ἂν Εὐθύδημός με διδάξῃ ὡς ἐπίσταμαι τοὺς ἀγαθοὺς ἄνδρας ὅτι ἄδικοί εἰσι, καὶ μή μοι φθονήσῃς τοῦ μαθήματος. φεύγεις, ἔφη, ὦ Σώκρατες, ὁ Διονυσόδωρος, καὶ οὐκ ἐθέλεις ἀποκρίνεσθαι. εἰκότως γʼ, εἶπον ἐγώ· ἥττων γάρ εἰμι καὶ τοῦ ἑτέρου ὑμῶν, ὥστε πολλοῦ δέω μὴ οὐ δύο γε φεύγειν.2 πολὺ γάρ πού εἰμι φαυλότερος τοῦ Ἡρακλέους, ὃς οὐχ οἷός τε ἦν τῇ τε ὕδρᾳ διαμάχεσθαι, σοφιστρίᾳ οὔσῃ καὶ διὰ τὴν σοφίαν ἀνιείσῃ, εἰ μίαν κεφαλὴν τοῦ λόγου τις ἀποτέμοι, πολλὰς ἀντὶ τῆς μιᾶς, καὶ καρκίνῳ τινὶ ἑτέρῳ σοφιστῇ ἐκ θαλάττης ἀφιγμένῳ, νεωστί, μοι δοκεῖν, καταπεπλευκότι· ὃς ἐπειδὴ αὐτὸν ἐλύπει οὕτως ἐκ τοῦ ἐπʼ ἀριστερὰ λέγων καὶ δάκνων, τὸν Ἰόλεων τὸν ἀδελφιδοῦν βοηθὸν ἐπεκαλέσατο, ὁ δὲ αὐτῷ ἱκανῶς ἐβοήθησεν. ὁ δʼ ἐμὸς Ἰόλεως εἰ ἔλθοι, πλέον ἂν θάτερον ποιήσειεν. ἀπόκριναι δή, ἔφη ὁ Διονυσόδωρος, ὁπότε σοι ταῦτα ὕμνηται· πότερον ὁ Ἰόλεως τοῦ Ἡρακλέους μᾶλλον ἦν ἀδελφιδοῦς ἢ σός; κράτιστον τοίνυν μοι, ὦ Διονυσόδωρε, ἦν δʼ ἐγώ, ἀποκρίνασθαί σοι. οὐ γὰρ μὴ ἀνῇς ἐρωτῶν,3 σχεδόν τι ἐγὼ τοῦτʼ εὖ οἶδα, φθονῶν καὶ διακωλύων, ἵνα μὴ διδάξῃ με Εὐθύδημος ἐκεῖνο τὸ σοφόν.— ἀποκρίνου δή, ἔφη.—ἀποκρίνομαι δή, εἶπον, ὅτι τοῦ Ἡρακλέους ἦν ὁ Ἰόλεως ἀδελφιδοῦς, ἐμὸς δʼ, ὡς ἐμοὶ δοκεῖ, οὐδʼ ὁπωστιοῦν. οὐ γὰρ Πατροκλῆς ἦν αὐτῷ πατήρ, ὁ ἐμὸς ἀδελφός, ἀλλὰ παραπλήσιον μὲν τοὔνομα Ἰφικλῆς, ὁ Ἡρακλέους ἀδελφός.— Πατροκλῆς δέ, ἦ δʼ ὅς, σός; —πάνυ γʼ, ἔφην ἐγώ, ὁμομήτριός γε, οὐ μέντοι ὁμοπάτριος.— ἀδελφὸς ἄρα ἐστί σοι καὶ οὐκ ἀδελφός. —οὐχ ὁμοπάτριός γε, ὦ βέλτιστε, ἔφην· ἐκείνου μὲν γὰρ Χαιρέδημος ἦν πατήρ, ἐμὸς δὲ Σωφρονίσκος.— πατὴρ δὲ ἦν, ἔφη, Σωφρονίσκος καὶ Χαιρέδημος;
ソクラテス:『むろんそうだとも、』と私は言った、『ずっと前からね。しかし私はそのことを尋ねているのではない。そうではなく、「善い人々は不正である」ということを、私はどこで学んだのかね?』 『どこでも学んでいない、』とディオニュソドロスが言った。 『ならば私は、このことを知ってはいないのだね。』と私は言った。 『お前は議論をぶち壊しているぞ、』とエウテュデモスはディオニュソドロスに向かって言った、『これではこの男が知らないということになり、同時に知る者であり、かつ知らぬ者ということになってしまうではないか。』 するとディオニュソドロスは赤面した。『しかし君は、』と私は言った、『どう言うのかね、エウテュデモスよ。すべてを知っている君の兄弟は、正しく言っているとは思わないかね?』 『そもそも私はエウテュデモスの兄弟なのだろうか?』と、ディオニュソドロスが素早く口を挟んで言った。 すると私は言った。『まあ待ってくれ、友よ。エウテュデモスが、私が「善い人々は不正である」ということを知っているのだと教えてくれるまで。私からその学びの機会を奪わないでくれ。』 『君は逃げているのだ、ソクラテスよ、』とディオニュソドロスが言った、『そして答えるのを拒んでいる。』 『無理もないことだ、』と私は言った。『私は君たちのうちの一人にさえ敵わないのだから、二人から逃げ出さずにいられるわけがない。というのも、私はヘラクレスよりもはるかに劣っているのだから。彼は、ソフィストであり、その知恵によって、議論の一つを切り落とすとその一つの代わりに多くのものを送り出してくるヒュドラや、海からやってきた、私の見立てでは最近上陸したばかりの、もう一人のソフィストである蟹と同時に戦うことはできなかったのだ。その蟹が、左側から言葉を発して噛みつき、彼をそのように苦しめたので、彼は甥のイオラオスを助っ人として呼び寄せ、イオラオスは彼を十分に助けたのだった。しかし、私のイオラオスがやってきたとしても、事態をさらに悪化させるだけだろう。』 『では答えなさい、』とディオニュソドロスが言った、『君のそのおしゃべりが終わったところで。イオラオスはヘラクレスの甥だったのか、それとも君の甥だったのか?』 『それなら、ディオニュソドロスよ、』と私は言った、『君に答えるのが私にとって最善のようだ。というのも、君は質問するのをやめないだろうからね、私はそのことをよく知っている。エウテュデモスが私にあの知恵を教えるのを嫉妬し、妨げようとしてね。』 『では答えなさい、』と彼は言った。 『では答えよう、』と私は言った。『イオラオスはヘラクレスの甥であり、私の甥では全くない、と思う。というのも、彼の父親は私の兄弟であるパトロクレスではなく、名前は似ているがヘラクレスの兄弟であるイフィクレスだったのだから。』 『パトロクレスは、』と彼は言った、『君の兄弟なのか?』 『そうだとも、』と私は言った、『同母兄弟だが、同父ではない。』 『それなら、彼は君の兄弟であり、かつ兄弟ではないのだな。』 『同じ父親から生まれたのではない、ということだ、友よ、』と私は言った。『というのも、彼の父親はカイレデモスであり、私の父親はソプロニスコスなのですから。』 『では、』と彼は言った、『ソプロニスコスとカイレデモスが父親だったのか?』
- 296aοὐ γὰρ ἔγωγε ἐρωτῶ ὅτῳ
疑問代名詞の与格 ὅτῳ は、前文におけるソクラテスの「魂によって(τῇ ψυχῇ)」という回答を踏まえた手段の与格。エウテュデモスは「何によって知っているか」を尋ねたのではなく「(何かによって)知っているかどうか」を尋ねたのだと強弁し、ソクラテスが回答に余計な情報を付け加えたことを非難している。
- 297bὥστε πολλοῦ δέω μὴ οὐ δύο γε φεύγειν
「〜から程遠い」を意味する非人称表現 πολλοῦ δέω が文脈上否定的な意味を持つため、その後に続く不定詞に μὴ οὐ が重畳されている。二重否定のような形をとりつつ、「私が二人の男から逃げ出さないなどということは到底あり得ない(=必ず逃げ出す)」という強い帰結を表す構文。
- 297dοὐ γὰρ μὴ ἀνῇς ἐρωτῶν
οὐ μή +接続法(ἀνῇς は ἀνίημι の接続法アオリスト2人称単数)は、強い否定的な予測や意志(「決して〜しないだろう」)を表す。また、分詞 ἐρωτῶν は ἀνίημι(やめる、控える)の補足分詞であり、「質問するのをやめる」の意になる。
翻訳:Gemini 3.5 Flash(2026-05-22 公開)・修正履歴(1 件・最終 2026-09-21)
- 2026-09-21 AI校閲 — 訳文 1 件
