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テアイテトス

§204

全体と総計の異同と部分の集合についての吟味

ソクラテスは「全体 (τὸ ὅλον)」と「総計 (τὸ πᾶν)」の違いについてテアイテトスに問いかけ、数が数えられたときの合計を例に挙げながら、部分から成るものは部分の総計と同一であることを確認する。

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§204

ΣΩ. ἐχέτω δὴ ὡς νῦν φαμεν,1 μία ἰδέα ἐξ ἑκάστων τῶν συναρμοττόντων στοιχείων γιγνομένη ἡ συλλαβή, ὁμοίως ἔν τε γράμμασι καὶ ἐν τοῖς ἄλλοις ἅπασι. ΘΕΑΙ. πάνυ μὲν οὖν. ΣΩ. οὐκοῦν μέρη αὐτῆς οὐ δεῖ εἶναι. ΘΕΑΙ. τί δή; ΣΩ. ὅτι οὗ ἂν ᾖ μέρη, τὸ ὅλον ἀνάγκη τὰ πάντα μέρη εἶναι.2 ἢ καὶ τὸ ὅλον ἐκ τῶν μερῶν λέγεις γεγονὸς ἕν τι εἶδος ἕτερον τῶν πάντων μερῶν; ΘΕΑΙ. ἔγωγε. ΣΩ. τὸ δὲ δὴ πᾶν καὶ τὸ ὅλον πότερον ταὐτὸν καλεῖς ἢ ἕτερον ἑκάτερον; ΘΕΑΙ. ἔχω μὲν οὐδὲν σαφές, ὅτι δὲ κελεύεις προθύμως ἀποκρίνασθαι, παρακινδυνεύων λέγω ὅτι ἕτερον. ΣΩ. ἡ μὲν προθυμία, ὦ Θεαίτητε, ὀρθή· εἰ δὲ καὶ ἡ ἀπόκρισις, σκεπτέον. ΘΕΑΙ. δεῖ γε δή. ΣΩ. οὐκοῦν διαφέροι ἂν τὸ ὅλον τοῦ παντός, ὡς ὁ νῦν λόγος; ΘΕΑΙ. ναί. ΣΩ. τί δὲ δή; τὰ πάντα καὶ τὸ πᾶν ἔσθʼ ὅτι διαφέρει; οἷον ἐπειδὰν λέγωμεν ἕν, δύο, τρία, τέτταρα, πέντε, ἕξ, καὶ ἐὰν δὶς τρία ἢ τρὶς δύο ἢ τέτταρά τε καὶ δύο ἢ τρία καὶ δύο καὶ ἕν, πότερον ἐν πᾶσι τούτοις τὸ αὐτὸ ἢ ἕτερον λέγομεν; ΘΕΑΙ. τὸ αὐτό. ΣΩ. ἆρʼ ἄλλο τι ἢ ἕξ; ΘΕΑΙ. οὐδέν. ΣΩ. οὐκοῦν ἐφʼ ἑκάστης λέξεως πάντα ἓξ εἰρήκαμεν; ΘΕΑΙ. ναί. ΣΩ. πᾶν δʼ οὐδὲν λέγομεν τὰ πάντα λέγοντες; ΘΕΑΙ. ἀνάγκη. ΣΩ. ἦ ἄλλο τι ἢ τὰ ἕξ; ΘΕΑΙ. οὐδέν. ΣΩ. ταὐτὸν ἄρα ἔν γε τοῖς ὅσα ἐξ ἀριθμοῦ ἐστι τό τε πᾶν προσαγορεύομεν καὶ τὰ ἅπαντα; ΘΕΑΙ. φαίνεται. ΣΩ. ὧδε δὴ περὶ αὐτῶν λέγωμεν. ὁ τοῦ πλέθρου ἀριθμὸς καὶ τὸ πλέθρον ταὐτόν· ἦ γάρ; ΘΕΑΙ. ναί. ΣΩ. καὶ ὁ τοῦ σταδίου δὴ ὡσαύτως. ΘΕΑΙ. ναί. ΣΩ. καὶ μὴν καὶ ὁ τοῦ στρατοπέδου γε καὶ τὸ στρατόπεδον, καὶ πάντα τὰ τοιαῦτα ὁμοίως; ὁ γὰρ ἀριθμὸς πᾶς τὸ ὂν πᾶν ἕκαστον αὐτῶν ἐστιν.3 ΘΕΑΙ. ναί. ΣΩ. ὁ δὲ ἑκάστων ἀριθμὸς μῶν ἄλλο τι ἢ μέρη ἐστίν; ΘΕΑΙ. οὐδέν. ΣΩ. ὅσα ἄρα ἔχει μέρη, ἐκ μερῶν ἂν εἴη; ΘΕΑΙ. φαίνεται. ΣΩ. τὰ δέ γε πάντα μέρη τὸ πᾶν εἶναι ὡμολόγηται, εἴπερ καὶ ὁ πᾶς ἀριθμὸς τὸ πᾶν ἔσται. ΘΕΑΙ. οὕτως. ΣΩ. τὸ ὅλον ἄρʼ οὐκ ἔστιν ἐκ μερῶν. πᾶν γὰρ ἂν εἴη τὰ πάντα ὂν μέρη. ΘΕΑΙ. οὐκ ἔοικεν. ΣΩ. μέρος δʼ ἔσθʼ ὅτου ἄλλου ἐστὶν ὅπερ ἐστὶν ἢ τοῦ ὅλου;4 ΘΕΑΙ. τοῦ παντός γε.

ソクラテス:では、私たちが今言っているようにしておこう。音節とは、適合し合う個々の要素から生じる一つの形(イデア)であり、それは文字においても、他のすべてのものにおいても同様であると。 テアイテトス:全くその通りです。 ソクラテス:それなら、音節には部分があってはならないね。 テアイテトス:それはなぜでしょう。 ソクラテス:なぜなら、部分があるものにおいては、全体とはすべての部分であるのが必然だからだ。それとも君は、全体とは部分から生じたある一つの形(エイドス)であり、すべての部分とは異なるものであると言うのかね。 テアイテトス:そのように言います。 ソクラテス:では、「総計」と「全体」についてだが、君はこれらを同じものと呼ぶかね、それとも各々は異なるものかね。 テアイテトス:はっきりした考えはありませんが、あなたが熱心に答えるよう促されるので、あえて言えば、異なるものであると答えます。 ソクラテス:テアイテトスよ、熱心なのは正しい。しかし、その答えもまた正しいかどうかは検討しなければならないね。 テアイテトス:確かにそうですね。 ソクラテス:そうすると、今の議論によれば、全体は総計とは異なることになるね。 テアイテトス:はい。 ソクラテス:では、これはどうか。「すべてのもの」と「総計」とは、何か異なるところがあるだろうか。例えば、私たちが「一、二、三、四、五、六」と言うとき、また「二の三倍」や「三の二倍」、「四と二」、あるいは「三と二と一」と言うとき、これらすべてにおいて、私たちは同じものを言っているのだろうか、それとも異なるものを言っているのだろうか。 テアイテトス:同じものです。 ソクラテス:それは「六」というもの以外だろうか。 テアイテトス:いいえ。 ソクラテス:そうすると、どの言い方においても、私たちはすべて「六」と言ったのではないかね。 テアイテトス:はい。 ソクラテス:そして「すべてのもの」と言うとき、私たちは何らかの「総計」を言っているのではないかね。 テアイテトス:その通りです。 ソクラテス:それは「六」というもの以外だろうか。 テアイテトス:いいえ。 ソクラテス:そうすると、少なくとも数からなるものにおいては、私たちは「総計」と「すべてのもの」を同じものとして呼んでいるのだね。 テアイテトス:そのようです。 ソクラテス:このようにそれらについて語ってみよう。プレトロン(土地の測定単位)の数と、プレトロンそのものは同じだね。そうではないかね。 テアイテトス:はい。 ソクラテス:そして、スタディオンの数についても同様だ。 テアイテトス:はい。 ソクラテス:さらに、軍隊の数と軍隊そのもの、およびそのようなすべてのものについても同様ではないかね。というのも、全体の数は、それら個々のものの全体の存在(実在)だからだ。 テアイテトス:はい。 ソクラテス:では、個々のものの数とは、部分以外の何かだろうか。 テアイテトス:いいえ。 ソクラテス:そうすると、部分を持つものはすべて、部分からなることになるね。 テアイテトス:そのようです。 ソクラテス:そして、すべての部分は「総計」であると合意されている。全体の数もまた「総計」であるとするならばね。 テアイテトス:その通りです。 ソクラテス:それゆえ、全体は部分からなるものではない。もしそうなら、それはすべての部分そのものである「総計」になってしまうからだ。 テアイテトス:そのようには思えませんね。 ソクラテス:しかし、部分というものは、それが部分であるところのものとして、全体以外の何かの部分なのだろうか。 テアイテトス:少なくとも、総計の部分ではあります。

構文注4 件
  1. 204aἐχέτω δὴ ὡς νῦν φαμεν

    動詞 ἔχω の三人称単数能動態命令法 ἐχέτω が非人称的(あるいは「事態」を主語として)に用いられており、「(状況が)そのようであれ」「そういうことにしておこう」という同意や前提の提示を表す。

  2. 204aὅτι οὗ ἂν ᾖ μέρη, τὸ ὅλον ἀνάγκη τὰ πάντα μέρη εἶναι.

    関係代名詞 ὅς の属格 οὗ が μέρη(「〜の部分」)に依存する。主節は非人称形容詞 ἀνάγκη が対格不定詞構文(主語対格 τὸ ὅλον、述語 τὰ πάντα μέρη、不定詞 εἶναι)を支配し、「全体がすべての部分であることは必然である」を意味する。

  3. 204dὁ γὰρ ἀριθμὸς πᾶς τὸ ὂν πᾶν ἕκαστον αὐτῶν ἐστιν.

    主語である ὁ ἀριθμὸς πᾶς(全体の数)に対し、τὸ ὂν πᾶν(全体の存在、実在)が ἕκαστον αὐτῶν(それらの個々のもの)の述語として機能している。数的な総計と存在論的な全体性の一致を主張する構文。

  4. 204eμέρος δʼ ἔσθʼ ὅτου ἄλλου ἐστὶν ὅπερ ἐστὶν ἢ τοῦ ὅλου;

    関係節 ὅπερ ἐστίν(それがそうであるところのもの)は、ある名詞(ここでは μέρος)の本質を強調する。ὅτου ἄλλου ... ἢ τοῦ ὅλου は比較あるいは関連の属格で、「全体以外の何かの部分」を意味する。

翻訳:Gemini 3.5 Flash(2026-05-22 公開)・修正履歴(1 件・最終 2026-09-21)
  • 2026-09-21 AI校閲 — 注 1 件
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