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テアイテトス

§154

感覚の相対性とサイコロの比較による逆説

ソクラテスは、色などの感覚特性が主観と運動の接触によって生じる相対的なものであることを説明し、さらに、それ自体は変化していないはずの対象が他との関係によって異なって現れる(サイコロの数の例)という逆説を提示する。

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§154

ΣΩ. ἑπώμεθα τῷ ἄρτι λόγῳ, μηδὲν αὐτὸ καθʼ αὑτὸ ἓν ὂν τιθέντες· καὶ ἡμῖν οὕτω μέλαν τε καὶ λευκὸν καὶ ὁτιοῦν ἄλλο χρῶμα ἐκ τῆς προσβολῆς τῶν ὀμμάτων1 πρὸς τὴν προσήκουσαν φορὰν φανεῖται γεγενημένον, καὶ ὃ δὴ ἕκαστον εἶναί φαμεν χρῶμα οὔτε τὸ προσβάλλον οὔτε τὸ προσβαλλόμενον ἔσται, ἀλλὰ μεταξύ τι ἑκάστῳ ἴδιον γεγονός· ἢ σὺ διισχυρίσαιο ἂν ὡς οἷον σοὶ φαίνεται ἕκαστον χρῶμα, τοιοῦτον καὶ κυνὶ καὶ ὁτῳοῦν ζῴῳ; ΘΕΑΙ. μὰ Δίʼ οὐκ ἔγωγε. ΣΩ. τί δέ; ἄλλῳ ἀνθρώπῳ ἆρʼ ὅμοιον καὶ σοὶ φαίνεται ὁτιοῦν; ἔχεις τοῦτο ἰσχυρῶς, ἢ πολὺ μᾶλλον ὅτι οὐδὲ σοὶ αὐτῷ ταὐτὸν διὰ τὸ μηδέποτε ὁμοίως αὐτὸν σεαυτῷ ἔχειν; ΘΕΑΙ. τοῦτο μᾶλλόν μοι δοκεῖ ἢ ἐκεῖνο. ΣΩ. οὐκοῦν εἰ μὲν ᾧ παραμετρούμεθα2 ἢ οὗ ἐφαπτόμεθα μέγα ἢ λευκὸν ἢ θερμὸν ἦν, οὐκ ἄν ποτε ἄλλῳ προσπεσὸν ἄλλο ἂν ἐγεγόνει, αὐτό γε μηδὲν μεταβάλλον· εἰ δὲ αὖ τὸ παραμετρούμενον ἢ ἐφαπτόμενον ἕκαστον ἦν τούτων, οὐκ ἂν αὖ ἄλλου προσελθόντος ἤ τι παθόντος αὐτὸ μηδὲν παθὸν ἄλλο ἂν ἐγένετο. ἐπεὶ νῦν γε, ὦ φίλε, θαυμαστά τε καὶ γελοῖα εὐχερῶς πως ἀναγκαζόμεθα λέγειν, ὡς φαίη ἂν Πρωταγόρας τε καὶ πᾶς ὁ τὰ αὐτὰ ἐκείνῳ ἐπιχειρῶν λέγειν. ΘΕΑΙ. πῶς δὴ καὶ ποῖα λέγεις; ΣΩ. σμικρὸν λαβὲ παράδειγμα, καὶ πάντα εἴσῃ ἃ βούλομαι. ἀστραγάλους γάρ που ἕξ, ἂν μὲν τέτταρας αὐτοῖς προσενέγκῃς, πλείους φαμὲν εἶναι τῶν τεττάρων καὶ ἡμιολίους, ἐὰν δὲ δώδεκα, ἐλάττους καὶ ἡμίσεις, καὶ οὐδὲ ἀνεκτὸν ἄλλως λέγειν· ἢ σὺ ἀνέξῃ; ΘΕΑΙ. οὐκ ἔγωγε. ΣΩ. τί οὖν; ἄν σε Πρωταγόρας ἔρηται ἤ τις ἄλλος· ὦ Θεαίτητε, ἔσθʼ ὅπως τι μεῖζον ἢ πλέον γίγνεται ἄλλως ἢ αὐξηθέν; τί ἀποκρινῇ; ΘΕΑΙ. ἐὰν μέν, ὦ Σώκρατες, τὸ δοκοῦν πρὸς τὴν νῦν ἐρώτησιν ἀποκρίνωμαι, ὅτι οὐκ ἔστιν· ἐὰν δὲ πρὸς τὴν προτέραν, φυλάττων μὴ ἐναντία εἴπω, ὅτι ἔστιν. ΣΩ. εὖ γε νὴ τὴν Ἥραν, ὦ φίλε, καὶ θείως. ἀτάρ, ὡς ἔοικεν, ἐὰν ἀποκρίνῃ ὅτι ἔστιν, Εὐριπίδειόν τι συμβήσεται· ἡ μὲν γὰρ γλῶττα ἀνέλεγκτος ἡμῖν ἔσται, ἡ δὲ φρὴν οὐκ ἀνέλεγκτος. ΘΕΑΙ. ἀληθῆ. ΣΩ. οὐκοῦν εἰ μὲν δεινοὶ καὶ σοφοὶ ἐγώ τε καὶ σὺ ἦμεν, πάντα τὰ τῶν φρενῶν ἐξητακότες, ἤδη ἂν τὸ λοιπὸν ἐκ περιουσίας ἀλλήλων ἀποπειρώμενοι, συνελθόντες σοφιστικῶς εἰς μάχην τοιαύτην, ἀλλήλων τοὺς λόγους τοῖς λόγοις ἐκρούομεν·3 νῦν δὲ ἅτε ἰδιῶται πρῶτον βουλησόμεθα θεάσασθαι αὐτὰ πρὸς αὑτὰ τί ποτʼ ἐστὶν ἃ διανοούμεθα, πότερον ἡμῖν ἀλλήλοις συμφωνεῖ ἢ οὐδʼ ὁπωστιοῦν. ΘΕΑΙ. πάνυ μὲν οὖν ἔγωγε τοῦτʼ ἂν βουλοίμην.

ソクラテス:先ほどの議論に従ってみよう。それ自体として独立して一なるものは何一つ存在しないと仮定して。こうして、私たちにとって、黒や白、あるいは他のいかなる色も、目がそれに応じた運動へとぶつかることによって生じたものとして現れるだろう。そして、私たちがそれぞれの色であると言っているものは、ぶつかる側のものでも、ぶつかられる側のものでもなく、その中間にあって、個々の人に固有なものとして生じた何かであるだろう。あるいは君は、それぞれの色が君に現れる通りのものとして、犬や他のいかなる動物にも現れると、強く主張できるかね。 テアイテトス:ゼウスにかけて、とても私にはできません。 ソクラテス:では、これはどうだ。他の人間に、いかなるものであれ君と同じように現れるだろうか。君はこのことを強く確信しているかね。それとも、君自身にとっても、決して自分自身が同じ状態にあることはないのだから、同じようには現れさえしないという方のことかね。 テアイテトス:前者よりは、後者の方であるように私には思われます。 ソクラテス:とすると、もし私たちが比較の基準にするものや、私たちが触れるものが、本来的に大きかったり、白かったり、熱かったりするなら、それ自体が何も変化しないまま、他のものに接触したからといって、別なものになることは決してないはずだ。また他方で、もし比較される側、あるいは触れられる側の個々のものが、これらの性質であるなら、他のものが近づいてきたり、何か影響を受けたりしたからといって、それ自身は何も影響を受けていないのに、別なものになることは決してないはずだ。なぜなら、今のところ私たちは、友よ、驚くべき奇妙なことや滑稽なことを、どういうわけか容易に言わざるを得なくなっているからだ。プロタゴラスや、彼と同じことを言おうと試みるすべての者が言うであろうように。 テアイテトス:それはどういうことですか、またどのようなことをおっしゃっているのですか。 ソクラテス:小さな例を挙げてみよう、そうすれば私の言いたいことがすべて分かるだろう。たとえば、6個のサイコロがあるとして、それらに4個のサイコロを近づけると、私たちは、その6個は4個よりも多く、1.5倍であると言う。しかし、12個を近づけると、それらは少なく、半分であると言う。そして、これと異なる言い方をすることは、到底容認できない。それとも君なら容認できるかね。 テアイテトス:いいえ、私にはできません。 ソクラテス:では、どうだ。もしプロタゴラスか、あるいは他の誰かが君にこう尋ねたら。 「テアイテトスよ、何かが大きくなったり多くなったりすることが、増加させられること以外に、何か別の仕方であり得るだろうか」君は何と答えるかね。 テアイテトス:ソクラテス、もし私が今の質問に対して、思われる通りのことを答えるなら、「あり得ない」と言うでしょう。しかし、もし先ほどの例を考慮して、矛盾したことを言わないように用心して答えるなら、「あり得る」と言うでしょう。 ソクラテス:ヘラにかけて、実に見事だ、友よ、神がかっている。だがどうやら、もし君が「あり得る」と答えるなら、エウリピデス的なことが起こるだろう。というのも、私たちの舌は論破されないままだが、心は論破されないままではすまないだろうから。 テアイテトス:本当ですね。 ソクラテス:とすると、もし君と私が油断のならない知者であって、心の持ち方をすべて吟味し尽くしているなら、これからは余力をもって互いに試み合い、ソフィストのようにこのような戦いへと結集して、互いの議論を議論によって衝突させていたことだろう。しかし今は、私たちは素人なのだから、まず私たちが考えていることそれ自体が何であるのか、それらが互いに一致しているのか、それともいささかも一致していないのかを検討したいと思うだろう。 テアイテトス:まさにその通り、私もそれを大いに望みます。

構文注3 件
  1. 154τῶν ὀμμάτων

    名詞 προσβολή(衝突、接触)に付随する属格 τῶν ὀμμάτων は、文脈上、目が対象に対して能動的にぶつかること(主格的属格)と解釈するのが自然である。後の文脈で「ぶつかるもの(τὸ προσβάλλον)」という能動表現が出てくることからも裏付けられる。

  2. 154bᾧ παραμετρούμεθα

    前半の ᾧ παραμετρούμεθα(私たちが比較の基準にするもの:中動態、関係代名詞与格)と、後半の τὸ παραμετρούμενον(比較されるもの:受動態現在分詞)の対比。客観的な測定基準そのものと、測定される個別の対象の対比をなしており、中動態と受動態の文法的機能の相違が厳密に描き分けられている。

  3. 154dἂν ... ἐκρούομεν

    二次条件文(反実仮想)の帰結部。条件部 εἰ μὲν δεινοὶ καὶ σοφοὶ ... ἦμεν(もし私たちが油断のならない知者であったなら)を受けて、ἂν を伴う直説法未完了過去 ἐκρούομεν が用いられ、現在の事実に反する仮定の帰結(実際には互いの議論を戦わせてはいない)を表している。

翻訳:Gemini 3.5 Flash(2026-05-22 公開)・修正履歴(1 件・最終 2026-09-21)
  • 2026-09-21 AI校閲 — 訳文 1 件
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