- 底本
- Platonis Opera, Tomus I: Tetralogia I-II. Burnet, John, 1863-1928, editor. Oxford: Clarendon Press, 1905.
- 翻訳
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- 言語
- 日本語 · English · 简体中文 · 한국어
- CTS URN
- urn:cts:greekLit:tlg0059.tlg004.humanitext-grc2:104
- 出力
- Humanitext Reader · reader.humanitext.ai · 2026-10-28
ソクラテスは、「三」などの特定の数はそれ自体が「奇数」という形相ではないが、常にその形相を帯びるため、反対の形相である「偶数」を受け入れることができず、近づいてくれば消滅するか退却することを示し、このような性質を持つ対象について論じる。
ΦΑΙΔ. ἆρα μόνον τῶν ὄντων — τοῦτο γὰρ ἐρωτῶ — ἢ καὶ ἄλλο τι ὃ ἔστι μὲν οὐχ ὅπερ τὸ περιττόν, ὅμως δὲ δεῖ αὐτὸ μετὰ τοῦ ἑαυτοῦ ὀνόματος καὶ τοῦτο καλεῖν ἀεὶ διὰ τὸ οὕτω πεφυκέναι ὥστε τοῦ περιττοῦ μηδέποτε ἀπολείπεσθαι; λέγω δὲ αὐτὸ εἶναι οἷον καὶ ἡ τριὰς πέπονθε καὶ ἄλλα πολλά. σκόπει δὲ περὶ τῆς τριάδος. ἆρα οὐ δοκεῖ σοι τῷ τε αὑτῆς ὀνόματι ἀεὶ προσαγορευτέα εἶναι καὶ τῷ τοῦ περιττοῦ, ὄντος οὐχ ὅπερ τῆς τριάδος;1 ἀλλ’ ὅμως οὕτως πέφυκε καὶ ἡ τριὰς καὶ ἡ πεμπτὰς καὶ ὁ ἥμισυς τοῦ ἀριθμοῦ ἅπας,2 ὥστε οὐκ ὢν ὅπερ τὸ περιττὸν ἀεὶ ἕκαστος αὐτῶν ἐστι περιττός· καὶ αὖ τὰ δύο καὶ τέτταρα καὶ ἅπας ὁ ἕτερος αὖ στίχος τοῦ ἀριθμοῦ οὐκ ὢν ὅπερ τὸ ἄρτιον ὅμως ἕκαστος αὐτῶν ἄρτιός ἐστιν ἀεί· συγχωρεῖς ἢ οὔ; πῶς γὰρ οὔκ; ἔφη. ὃ τοίνυν, ἔφη, βούλομαι δηλῶσαι, ἄθρει. ἔστιν δὲ τόδε, ὅτι φαίνεται οὐ μόνον ἐκεῖνα τὰ ἐναντία ἄλληλα οὐ δεχόμενα, ἀλλὰ καὶ ὅσα οὐκ ὄντ’ ἀλλήλοις ἐναντία ἔχει ἀεὶ τἀναντία, οὐδὲ ταῦτα ἔοικε δεχομένοις3 ἐκείνην τὴν ἰδέαν ἣ ἂν τῇ ἐν αὐτοῖς οὔσῃ ἐναντία ᾖ, ἀλλ’ ἐπιούσης αὐτῆς ἤτοι ἀπολλύμενα ἢ ὑπεκχωροῦντα. ἢ οὐ φήσομεν τὰ τρία καὶ ἀπολεῖσθαι πρότερον καὶ ἄλλο ὁτιοῦν πείσεσθαι, πρὶν ὑπομεῖναι ἔτι τρία ὄντα ἄρτια γενέσθαι; πάνυ μὲν οὖν, ἔφη ὁ Κέβης. οὐδὲ μήν, ἦ δ’ ὅς, ἐναντίον γέ ἐστι δυὰς τριάδι. οὐ γὰρ οὖν. οὐκ ἄρα μόνον τὰ εἴδη τὰ ἐναντία οὐχ ὑπομένει ἐπιόντα ἄλληλα, ἀλλὰ καὶ ἄλλ’ ἄττα τὰ ἐναντία οὐχ ὑπομένει ἐπιόντα. ἀληθέστατα, ἔφη, λέγεις. βούλει οὖν, ἦ δ’ ὅς, ἐὰν οἷοί τ’ ὦμεν, ὁρισώμεθα ὁποῖα ταῦτά ἐστιν; πάνυ γε. ἆρ’ οὖν, ἔφη, ὦ Κέβης, τάδε εἴη ἄν, ἃ ὅτι ἂν κατάσχῃ μὴ μόνον ἀναγκάζει τὴν αὑτοῦ ἰδέαν αὐτὸ ἴσχειν, ἀλλὰ καὶ ἐναντίου αὐτῷ ἀεί τινος;4 πῶς λέγεις; ὥσπερ ἄρτι ἐλέγομεν. οἶσθα γὰρ δήπου ὅτι ἃ ἂν ἡ τῶν τριῶν ἰδέα κατάσχῃ, ἀνάγκη αὐτοῖς οὐ μόνον τρισὶν εἶναι ἀλλὰ καὶ περιττοῖς. πάνυ γε. ἐπὶ τὸ τοιοῦτον δή, φαμέν, ἡ ἐναντία ἰδέα ἐκείνῃ τῇ μορφῇ ἣ ἂν τοῦτο ἀπεργάζηται οὐδέποτ’ ἂν ἔλθοι. οὐ γάρ. εἰργάζετο δέ γε ἡ περιττή; ναί. ἐναντία δὲ ταύτῃ ἡ τοῦ ἀρτίου; ναί. ἐπὶ τὰ τρία ἄρα ἡ τοῦ ἀρτίου ἰδέα οὐδέποτε ἥξει. οὐ δῆτα. ἄμοιρα δὴ τοῦ ἀρτίου τὰ τρία. ἄμοιρα. ἀνάρτιος ἄρα ἡ τριάς. ναί.
「それは存在するもののうち、それだけなのだろうか――というのも、私はこのことを尋ねているのだ――、それとも、奇数そのものではないけれども、それ自身固有の名前とともに、この奇数という名前でも常に呼ばれなければならない別の何かでもあるのだろうか。それは、奇数から決して切り離されないような自然の性質を持っているがゆえにである。私が言っているのは、例えば三が持っているような性質や、他の多くのものが持っているような性質だ。三について考えてみるがよい。それは、それ自身の名前でも、また奇数の名前でも常に呼ばれるべきであるとは思わないかね。奇数というものは三と同じものではないにもかかわらず。しかしそれにもかかわらず、三も、五も、すべての数の半分全体も、次のような自然の性質を持っている。すなわち、奇数そのものではないにもかかわらず、それらのそれぞれは常に奇数である、という性質だ。そしてまた、二や四、および数のもう一方の系列のすべてについても、偶数そのものではないにもかかわらず、それらのそれぞれは常に偶数である。同意するかね、それともしないかね。」「どうして同意しないことがありましょう」と彼は言った。「それでは」とソクラテスは言いました。「私が明らかにしたいと思っていることを、よく見てほしい。それは次のようなことだ。すなわち、互いに反対であるそれらのものだけが互いを受け入れないのではなく、互いに反対ではないけれども常に反対の性質を内に抱えているものたち、これらもまた、自分たちの内にある性質と反対であるあの形相を受け入れるようには見えず、むしろそれが近づいてくるときには、消滅するか、あるいは退却するようである、ということだ。あるいは、三は、依然として三でありながら偶数になることを持ちこたえるよりは、むしろその前に消滅するか、他のいかなる目に遭うだろう、と私たちは主張しないかね。」「まったくその通りです」とケベスは言いました。「しかしながら」とソクラテスは言いました、「二は三に対して反対のものではないはずだね。」「ええ、確かに違います。」「それならば、互いに反対である形相だけが、近づいてくる互いを持ちこたえないのではなく、他のいくつかのものもまた、近づいてくる反対のものを持ちこたえないのだね。」「実におっしゃる通りです」と彼は言いました。「それでは、もし私たちができるなら、これらがどのようなものであるかを定義しようか」と彼は言いました。「ぜひそうしましょう。」「それでは、ケベスよ」と彼は言いました、「それは次のようなものだろうか。すなわち、自分が占有するいかなるものに対しても、単に自分自身の形相を持たせるよう強制するだけでなく、常にそれに対して反対の何かをも持たせるようなものである、と。」「どういうことですか。」「先ほど私たちが言っていた通りのことだ。というのも、三という形相が占有するものは何であれ、それらにとって、単に三であるだけでなく、奇数でもあることが必然であるのを君は知っているだろう。」「まったくその通りです。」「それでは、そのようなものに対しては、この性質を作り出すあの姿に反対である形相は、決してやって来ない、と私たちは主張するのだ。」「ええ、来ません。」「ところで、これを作り出していたのは、奇数の形相だったね。」「はい。」「そして、これに対して反対なのは、偶数の形相だね。」「はい。」「それならば、三に対して、偶数の形相は決してやって来ないだろう。」「決して来ません。」「それなら、三は偶数に関与しないのだね。」「関与しません。」「したがって、三は非・偶数なのだね。」「はい。」
- 104aὄντος οὐχ ὅπερ τῆς τριάδος
分詞 ὄντος(中性単数属格)の主語は、前節の τοῦ περιττοῦ である。これは「奇数という形相は、三という形相と同じものではないにもかかわらず」という意味であり、ある数(三)が常に奇数という属性を持つとしても、その数と属性そのものは定義上異なるという点を確認している。
- 104aὁ ἥμισυς τοῦ ἀριθμοῦ ἅπας
直訳すると「数の半分全体」となるが、文脈上、数全体(偶数と奇数の全体)のうちの片方の半分、すなわち「奇数全体の集合(系列)」を指している。
- 104bἔοικε δεχομένοις
動詞 ἔοικα(〜のようである)が与格分詞を伴い、主語である ὅσα の実質的な述語として機能している。「〜を受け入れるようには見えない(受け入れる性質を伴っているようには見えない)」の意。
- 104dἃ ὅτι ἂν κατάσχῃ μὴ μόνον ἀναγκάζει τὴν αὑτοῦ ἰδέαν αὐτὸ ἴσχειν, ἀλλὰ καὶ ἐναντίου αὐτῷ ἀεί τινος
関係代名詞 ἃ(主語)に続く ὅτι ἂν(対格、占有されるもの)が κατάσχῃ の目的語。ἀναγκάζει の目的語は主節から補われる対象。「自らが占有するものは何であれ、単に自らの形相をそれに持たせるだけでなく、それに対して常に反対である何かの形相をも持たせるよう強制する」という二重の強制関係を表す複雑な構造。
