オリゲネス · Origen
『レビ記』選集
Selecta on Leviticus
ギリシア語原文(原典)と日本語・英語・中国語・韓国語の対訳・語釈を、全文無料・登録不要で公開しています。
底本
Origenes. Origenis Opera Omnia, Volume 2 (Patrologia Graeca, Tomus 12). La Rue, Charles de, editor; La Rue, Charles Vincent de, editor. Paris: J. P. Migne, 1862.
原文データ出典
Open Greek and Latin · CC BY-SA 4.0
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要旨
本作は、旧約聖書『レビ記』における様々な律法規定を対象とし、キリスト教的な観点からその霊的・寓意的な意味を解き明かす聖書注解の抜粋です。まず冒頭では、書名の由来や祭司職、犠牲の制度が扱われ、それらが持つ象徴的な意義がダビデやパウロの言葉を交えて解説されます。続く中盤では、祭司の清浄規定や食用可能な動物の分類、皮膚の傷跡などが取り上げられ、それらに隠された道徳的な教訓がアレゴリカル(寓意的)に読み解かれます。終盤では、皮膚病の規定や清めの儀式が扱われ、それらが救い主の十字架や血、高慢の除去といったキリスト教の核心的な真理を指し示していることが示されます。本書は、旧約の難解な律法を新約の光のもとで解釈し、読者にその深い霊的価値を提示しています。
目次
3 チャンク
引用方式:paragraph
- §1-8
書名の由来と犠牲規定の霊的意義
本チャンクは、『レビ記』の書名の由来とその内容(祭司職や犠牲)、および犠牲の象徴的・霊的意義についてダビデやパウロの言葉を引用しつつ解説し、さらに犠牲の規定、不随意の罪、汚れたものへの接触に関する霊的な釈義を展開している。
- §9-17
祭司の清浄規定と動物の区別の霊的解釈
本チャンクは、祭司の清浄規定や食用可能な家畜の規定(分蹄や反芻)、皮膚の傷跡の規定を扱い、それらの律法が持つ道徳的・霊的な教訓をアレゴリカルに解釈して説明している。
- §18-23
皮膚病の規定と清めの儀式の寓意的解釈
レビ記13章と14章における様々な皮膚病(人、衣服、家)の規定や清めの儀式(小鳥、杉の木、髪やひげの剃り、細面と油の献げ物)を取り上げ、それぞれについて、救い主の十字架や血、高慢の除去、預言者によるユダヤ人の忘恩の告発といったキリスト教的・寓意的な注釈を施している。
