アイリオス・アリステイデス · Aelius Aristides
喜劇を演じるべきではないことについて
Regarding the Prohibition of Comedy
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底本
Aristides. Vol. 1. Dindorf, Wilhelm, editor. Leipzig: Reimer, 1829.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA 4.0
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要旨
本作は、祝祭における喜劇の演じ手の罵倒や乱痴気騒ぎを痛烈に批判し、その全面的な禁止を訴える弁論である。弁論者はスミルナの聴衆に対し、祭礼において神々への敬虔さを保ち、誹謗中傷などの悪習を取り除くよう勧告することから始める。続いて、劇場での悪口や泥酔に教育的効果があると主張する人々の欺瞞を暴き、社会が教育者の選定を安易に行っている現状を批判する。さらに、喜劇が私怨や金銭欲によって動かされ、善良な若者を脅かし都市の評判を傷つけていることを指摘し、これを一挙に禁止すべきだと論じる。最後に、喜劇の下品な言葉や身振りが市民のモラルを低下させることを非難し、教養ある市民としての自覚を促して弁論を締めくくる。
目次
4 チャンク
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- §504-506
祭礼における敬虔さと悪意ある誹謗中傷の排除
弁論者はスミルナの聴衆に対し、祭礼において神々への敬虔さを保ち、誹謗中傷や乱痴気騒ぎといった悪意から生じる悪習を取り除くよう勧告する。
- §507-508
忌み言葉の慣習と喜劇の教育的効果の欺瞞
弁論者は、不吉な言葉を避ける伝統的な宗教的・社会的慣習を挙げ、祭礼や劇場における悪口や泥酔に教育的効果があると正当化する人々の欺瞞を暴露し、若者の教育者を選ぶ際の社会の安易な態度を批判する。
- §509-510
喜劇による教育の欺瞞と全面禁止の必要性
弁論者は、祝祭の時期に不適格な者が教育者を自称して喜劇で他人を嘲笑することの不条理を指摘し、実際の喜劇が私怨や金銭の欲求で動いており、善良な若者を脅かし、都市やその祖先の評判すら傷つけているため、一挙に禁止すべきだと論じる。
- §511-512
喜劇の卑俗さがもたらす風紀の退廃と名声の失墜
語り手は喜劇がもたらす言葉や身振りの下品さを非難し、それが市民のモラル低下やアテナイの国際的評判の悪化につながると論じる。また、罵倒を能とする者たちの偽善性を、ふざけているのか真面目なのかという問いによって暴き、教養あるアテナイ人としての自覚を促す。
