アイリオス・アリステイデス · Aelius Aristides
レウクトラ演説 4
Leuctrian Oration IV
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底本
Aristides. Vol. 1. Dindorf, Wilhelm, editor. Leipzig: Reimer, 1829.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA 4.0
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要旨
本作は、スパルタ(ラケダイモン)ではなくテーバイと同盟を結ぶべきであるという主張を展開する弁論です。弁士はまず、スパルタとの同盟を支持する者たちの議論に反論し、過去の歴史的経緯からテーバイこそが真に信頼に値する同盟相手であると主張します。特に、スパルタがカドメイア占領をはじめとする不義や裏切りを重ねて平和条約を破ってきた歴史を暴露し、彼らがアテナイにとっての真の脅威であることを説明します。さらに、テーバイとの同盟がもたらす正当性と彼らの切実な救援要請に焦点を当て、ラケダイモン人の救済と彼らの覇権への警戒を明確に区別すべきだと説きます。最後に、アテナイ自身の過去の歴史的教訓や功臣への処罰の例を引き合いに出しながら、テーバイとの同盟を選択することの安全性と正当性を強く訴えて弁論を締めくくります。
目次
5 チャンク
引用方式:Jebb_page
- §457-458
スパルタの不実さとテーバイの信頼性
本チャンクは、スパルタとの同盟を説く弁論家たちに対し、過去の歴史的経緯を踏まえつつ、スパルタよりもテーバイの方が同盟相手として信頼に値することを主張する。また、スパルタの不実さ(カドメイア占領など)を暴露し、アテナイにとっての真の脅威がスパルタであることを説く。
- §459-460
スパルタの潜在的敵意とテーバイ同盟の正当性
弁論者は、ラケダイモン人がアテナイに対して抱く潜在的な敵意の大きさとその覇権主義的歴史を警告し、勝利しても同盟を求めてくるテーバイ人の誠実さを強調する。そして、過去のラケダイモン人の裏切りの歴史を暴き、テーバイ人との同盟こそが正義にかなうと主張する。
- §461
強力な同盟者テーバイの受容とスパルタへの対抗
アテナイが強力な同盟者であるテバイを避けることの不合理さを説き、自発的な同盟の強さを主張する。さらに、ラケダイモン人の裏切りの歴史を振り返り、彼らが平和条約を破っている以上、テバイ人を助けて共に対抗すべきだと促す。
- §462-463
スパルタの覇権と生存の区別とテーバイとの同盟条件
弁者はラケダイモーン人の安全と覇権の区別を強調し、テーバイ人との同盟がアテナイに与える正当性と彼らの切実な要求を説明し、同盟の条件は以前と同じであるべきだと主張する。
- §464-465
テーバイ選択の正当性と歴史的先例
弁士は、ラケダイモン人ではなくテバイ人と同盟を結ぶべきであると主張し、過去のラケダイモン人の不誠実な歴史や、自国の功臣たち(ミルティアデスやテミストクレス)への厳しい処罰の前例を挙げつつ、今回の判断の正当性と安全性を強調する。
