ヒュペレイデス · Hypereides
葬送演説
Funeral Oration
ギリシア語原文(原典)と日本語・英語・中国語・韓国語の対訳・語釈を、全文無料・登録不要で公開しています。
底本
Hyperides. Minor Attic Orators, Vol. 2. Burtt, J. O., editor. London: William Heinemann, Ltd.; Cambridge, MA: Harvard University Press, 1954 (printing).
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA 4.0
元ファイル: urn:cts:greekLit:tlg0030.tlg006.perseus-grc2
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翻訳と校閲
翻訳:Gemini 3.5 Flash(2026-05-22 公開)
AI校閲 2026-09-22:検出 Gemini 3.8 Flash/判定 Gemini 3.8 Flash・GPT-6 Astra — 日本語訳 3 件・原文 7 件を修正
AI校閲 2026-10-12:検出 Gemini 3.8 Flash/判定 Claude Opus 5.5 — 日本語訳の修正なし
反映した修正(日本語訳と原文):AI校閲 10 件
最終更新:2026-10-10・変更履歴の一覧
要旨
本作は、ラミア戦争においてマケドニアと戦い命を落とした将軍レオステネスとアテナイの戦士たちを追悼するために捧げられた、古典ギリシアの葬送演説(エピタピオス・ロゴス)です。演説はまず、アテナイ国家の栄光ある歴史と戦死者たちの高貴な血統への賛辞から始まります。続いて、語り手は形式的な生い立ちの説明を省略し、戦場における戦士たちの類稀なる勇気と、特に軍を率いたレオステネス将軍の卓越した指導力を称賛します。そして、ボイオティアやピュライの戦いでの犠牲が、ギリシア全体をマケドニアの専制から守るために不可欠であったことを強調し、彼らの闘いこそが自由と自治を保障するものであると説きます。最後に、死者たちが冥界(ハデス)で歴史的な英雄たちに歓迎される様子を描き、残された遺族に対して、彼らの死が悲劇ではなく不滅の栄光の始まりであることを告げて温かく慰めます。
目次
5 チャンク
引用方式:section
- §1-7
レオステネスの功績と戦死者の高貴な出自
将軍レオステネスとアテナイの戦死者たちに対する追悼にあたり、演説者は国家の不朽の功績を称え、また彼らの優れた生まれと家系に言及する。
- §8-16
レオステネスの軍功と戦死者の勇気への称賛
語り手は戦死者の教育を長々と語ることを避け、戦争における彼らの勇気と、特に将軍レオステネスの優れた軍事功績に焦点を当てる。レオステネスの死後も彼の築いた基礎の上で戦い抜いたアテナイ市民の総体的な貢献を称賛する。
- §17-24
ボイオティアとピュライの戦いと遠征の苦難
ボイオティアやピュライでの戦いにおける死者の勇気と犠牲を称え、もし彼らが戦わなければマケドニアの支配下でギリシアが被ったであろう悲惨な運命と、その苛酷な遠征の様子を描写する。
- §25-34
自由のための献身と戦死者の不滅の栄光
自治こそが幸福の基盤であり、亡くなった英雄たちの功績は世代を超えて称賛され、彼らの死は不幸ではなく不滅の誕生であると論じる。
- §35-43
ハデスにおける英雄の歓迎と遺族への慰め
語り手は、レオステネスや戦死者たちがハデスにおいて神話的英雄や歴史的名将、僭主打倒者たちから大いなる歓迎を受けるに違いないと述べ、遺族に向けて生老病死を超越した彼らの不滅の栄光と神々の加護を強調して慰める。
