Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §9.3.7.pr

自由人の負傷による損害賠償の算定範囲

1581 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

自由人が落下物等で負傷した場合の損害賠償の範囲として、治療費や労働損失は算定されるが、自由人の身体は金銭評価できないため、傷跡や醜状に対する評価はなされないことが規定される。

[GAIUS libro sexto ad edictum prouinciale. ] §9.3.7.prCum liberi hominis corpus ex eo, quod deiectum effusumue quid erit, laesum fuerit, iudex computat mercedes medicis praestitas ceteraque impendia, quae in curatione facta sunt, praeterea operarum, quibus caruit aut cariturus est ob id, quod inutilis factus est.
[ガイウス、地方告示注解第6巻より] 自由人の身体が、投げ落とされ、あるいは流し出された何かによって傷つけられたときは、裁判官は、医師に支払われた報酬および治療のために費やされたその他の費用、さらに、彼が使えなくなったことによって失った、または失うであろう労働[の価値]を算定する。
cicatricium autem aut deformitatis nulla fit aestimatio, quia liberum corpus nullam recipit aestimationem.
しかし、傷跡や醜状については、いかなる評価もなされない。 なぜなら、自由な身体はいかなる評価も受け入れないからである。

語釈・文法注

  1. §9.3.7.prdeiectum effusumue quid erit — quid は不定代名詞で aliquid(何か)に相当し、関係代名詞 quod の導く節内の主語である。deiectum effusumue は中性単数主格でこれに一致する。
  2. §9.3.7.properarum — 属格複数形。他動詞 computat の直接目的語(対格)である mercedes や impendia と並列されているが、ここでは aestimationem(評価・算定、対格)などの名詞の省略、あるいは「労働[の価値]」を表す性質・価値の属格と解釈される。
  3. §9.3.7.prquibus caruit aut cariturus est — 関係代名詞 quibus は先行詞 operarum を受ける奪格複数。これは動詞 carere(〜を欠く、〜を失う)が奪格を支配すること(分離の奪格)に由来する。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §9.3.7.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:9.3.7.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。