Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §50.17.29.pr

当初瑕疵ある行為の時間経過による有効化の否定

9089 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

当初から法律上の瑕疵がある行為や状態は、単に時間が経過したからといって事後的に有効化することはないという、ローマ法の有名な原則を述べている。

[PAULUS libro octauo ad Sabinum. ] §50.17.29.prQuod initio uitiosum est, non potest tractu temporis conualescere.
[パウルス、サビヌス注解第8巻] 当初において瑕疵のあるものは、時の経過によって有効になることはできない。

語釈・文法注

  1. §50.17.29.prQuod initio uitiosum est — 関係代名詞 `quod` が導く関係節が、主節の動詞 `potest` の主語となっている。先行詞(`id` など)は省略されている。`initio` は「初めに」「当初において」を意味する奪格(副詞的用法)。
  2. §50.17.29.prtractu temporis — 第4変化名詞 `tractus`(引き延ばし、経過)の単数奪格 `tractu` と、中性名詞 `tempus`(時間)の属格 `temporis` からなる。この奪格は手段または原因を表し、「時間の経過によって」という意味になる。
  3. §50.17.29.prconualescere — 動詞 `conualesco`(強くなる、回復する、有効になる)の現在能動態不定詞。助動詞 `potest` を補う補足不定詞として機能している。法学の文脈では、無効な行為が「法的な効力を得る」ことを指す。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §50.17.29.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:50.17.29.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。