Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §5.2.2.pr

義務に反する遺言の訴えにおける狂気の擬制

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要旨

マルキアヌスは、義務に反する遺言の訴えが「正気でなかった」という擬制のもとで行われることを示し、それが真の狂気(その場合は遺言自体が無効となる)ではなく、道義的義務の欠如を指すものであると説明する。

[MARCIANUS libro quarto institutionum. ] §5.2.2.prHoc colore inofficioso testamento agitur, quasi non sanae mentis fuerunt, ut testamentum ordinarent.
[マルキアヌス著『法学提要』第四巻] このような口実のもとで、義務に反する遺言に対する訴えは、彼らが遺言を作成するにあたってあたかも正気ではなかったかのように提起される。
et hoc dicitur non quasi uere furiosus uel demens testatus sit, sed recte quidem fecit testamentum, sed non ex officio pietatis: nam si uere furiosus esset uel demens, nullum est testamentum.
そして、これは真に狂気の人や認知症の人が遺言をしたかのように言われるのではなく、[形式上は]確かに正しく遺言を作成したものの、親族の情愛の義務に則っていない、という意味で言われるのである。 なぜなら、もし本当に狂気や認知症であったとするならば、遺言は無効だからである。

語釈・文法注

  1. §5.2.2.prcolore — 法律および修辞学の用語で「口実」や「法的擬制」を意味する。ここでは、遺言者が実際には精神健全であっても、遺言内容の不当さゆえに「正気ではなかった」という法的擬制(color)を用いて訴えを提起することを指す。
  2. §5.2.2.prnon sanae mentis — 性質の属格(genitivus qualitatis)であり、動詞 `fuerunt`(あるいは接続法として `fuerint`)とともに用いられて「健全な精神の持ち主ではない(=正気ではない)」という主体の状態を表している。
  3. §5.2.2.prrecte — 「形式的・法的に正しく(有効に)」遺言が作成されたことを意味し、実質的な道徳的義務を指す `officium pietatis`(親族への情愛の義務)と対比されている。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §5.2.2.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:5.2.2.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。