Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §35.1.58.pr

他人の女奴隷への結婚を条件とする遺贈の有効性

5389 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

他人の女奴隷に対し結婚を条件とする遺贈がなされた場合、解放後に結婚することが可能であるため、その遺贈は有効であるというプロクルスの見解を示す。

[IDEM libro decimo ex uariis lectionibus. ] §35.1.58.prSi ancillae alienae, cum ea nubsisset, legatum sit, Proculus ait utile legatum esse, quia possit manumissa nubere.
[同上、第10巻『諸選読』より] もし他人の女奴隷に対して、彼女が結婚した時にという条件で遺贈がなされた場合、プロクルスは、その遺贈は有効であると言う。 なぜなら、彼女は解放されたのちに結婚することが可能だからである。

語釈・文法注

  1. §35.1.58.prcum ea nubsisset — 接続法過去完了 `nubsisset` を伴う `cum` 節。主節の `legatum sit`(接続法現在)に対して、それより前の時点(遺贈の効力発生や条件成就の前提となる結婚の成立)を過去完了で表す。`ea` は与格 `ancillae alienae` を指す主格 `ea`(女性単数)であり、自動詞 `nubere`(結婚する)の主語。「彼女が結婚した時に」という未来完了的な条件を表す。
  2. §35.1.58.prmanumissa — 完了受動分詞の女性単数主格。省略された `nubere` の意味上の主語(または `possit` の主語)と一致し、時間・前提条件(「解放されたのちに」)を表す。奴隷のままでは合法的な婚姻(conubium)ができないため、この語が遺贈の有効性を基礎付ける論理的鍵となっている。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §35.1.58.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:35.1.58.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。