Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §35.1.110.pr

無断支払による条件成就と悪意の受領者からの回収

5441 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

条件付解放奴隷が相続人の意に反して特有財産から第三者に支払った場合、奴隷自身は解放されるが、悪意で受け取った第三者に対して相続人はその金銭を請求できると判断する。

[POMPONIUS libro nono epistularum.
[ポンポニウス、『書簡集』第九巻。
] §35.1.110.prEtiamsi inuitis heredibus ex peculio statuliber pecuniam Titio det, liber quidem fit: sed Titius, qui inuitis heredibus sciens accepit, pro possessore uidetur eam pecuniam possidere, ut auocare eam hi, qui inuiti fuerunt, possint.
] たとえ相続人たちの意に反して、条件付解放奴隷が自らの特有財産からティティウスに金銭を支払ったとしても、彼は確かに自由の身となる。 しかし、相続人たちの意に反していることを知りながら受け取ったティティウスは、その金銭を占有者として占有しているとみなされ、その結果、同意しなかった相続人たちがそれを取り戻すことができる。

語釈・文法注

  1. §35.1.110.prinuitis heredibus — 名詞 heredibus と形容詞 inuitis による奪格絶対構文で、ここでは「相続人たちの意に反して」という譲歩または状況的な付帯状況を表す。
  2. §35.1.110.prpro possessore — 「占有者として」を意味する法的な専門表現。正当な権原を持たず、あたかも所有者であるかのように所持する者を指し、これにより元の所有者(相続人)からの返還請求を可能にする。
  3. §35.1.110.prsciens — 現在分詞主格単数で、主語 Titius の状態(主格補語的)を表す。「(相続人が同意していないことを)知りながら」という悪意(mala fides)の要件を示している。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §35.1.110.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:35.1.110.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。