Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §34.9.4.pr

一人の相続人の告発と他者からの遺贈の効力

5309 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

共同相続人のうち一人だけを偽造の疑いで告訴した場合、告訴しなかった他の共同相続人から得ることになっている遺贈は剥奪されないというパピニアヌスの見解を示す。

[ULPIANUS libro quarto decimo ad edictum. ] §34.9.4.prPapinianus libro quinto quaestionum ait, si quis unum heredem, quasi per falsum adscriptum, accusauit, legatum ei non auferri a coherede relictum, quem non inquietauit.
[ウルピアーヌス、『告示注解』第十四巻] パピニアヌスは『問答集』第五巻において、もしある者が一人の相続人を、あたかも偽造によって書き加えられたかのように告訴したとしても、その者が煩わせなかった共同相続人によって遺贈された遺産は、彼から剥奪されないと述べている。

語釈・文法注

  1. §34.9.4.prei — 動詞 `auferri`(剥奪される)に伴う「奪取の与格(分離の与格)」であり、「彼から」を意味する。この代名詞は条件節の主語 `quis`(告訴した当事者)を指している。
  2. §34.9.4.prlegatum ... relictum — 完了分詞 `relictum`(遺贈された)は `legatum`(遺贈財産、遺産)を修飾している。中間の `a coherede` は `relictum` の行為者(共同相続人によって)を示す。
  3. §34.9.4.prquem non inquietauit — 関係代名詞 `quem` の先行詞は `coherede` であり、関係節の主語(動詞 `inquietauit` の3人称単数主語)は告訴をおこなった人物(`quis`)である。`inquietare` は法的告訴などによって相手の平穏な地位を乱す・煩わせることを意味する。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §34.9.4.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:34.9.4.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。