Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §30.1.29.pr

新たな利益のない既存債務の遺贈の無効

4625 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

パウルスは、履行方法、期限、条件、履行場所のいずれにおいても延期されていない債務をそのまま遺贈することは、受贈者に新たな利益をもたらさないため無効であると説明する。

[PAULUS libro sexto ad legem Iuliam et Papiam. ] §30.1.29.prsin autem neque modo neque tempore neque condicione neque loco debitum differatur, inutile est legatum.
[パウルス『ユリウス・パピウス法註釈』第6巻] これに対して、もし債務が、方法によっても、時期によっても、条件によっても、場所によっても引き延ばされていないならば、その遺贈は無効である。

語釈・文法注

  1. 30.1.29.prdifferatur — 動詞 differo(引き延ばす、遅らせる)の接続法現在受動態三人称単数形。条件節内において、債務が「方法、期限、条件、場所」のいずれの要素によっても履行を留保されていない状態を示す。債務を遺贈するにあたっては、履行期の繰り上げ等によって受贈者に何らかの実質的利益が生じなければ遺贈は無効(inutile)となる。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §30.1.29.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:30.1.29.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。