Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §29.2.85.pr

強迫による相続承認と相続放棄の機会

4488 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

強迫(畏怖)によって相続を承認した者に対し、意に反して相続人となることから、相続を差し控える(放棄する)ための法的な機会が与えられるべきであることを示す。

[IDEM libro trigesimo quaestionum. ] §29.2.85.prSi metus causa adeat aliquis hereditatem, fiet ut, quia inuitus heres existat, detur abstinendi facultas.
[同じく(パピニアヌス)、『学説問答集』第三十巻より] もし誰かが畏怖を理由として相続を承認するならば、その者は意に反して相続人となるのであるから、相続を差し控える機会が与えられることになる。

語釈・文法注

  1. §29.2.85.prfiet ut... detur — 非人称表現 `fiet`(`fio` の直説法能動態未来三人称単数)に、結果を示す名詞節 `ut ... detur`(接続法受動態現在三人称単数)が続いている。「〜という結果になるだろう」「〜ということになる」という展開を示す。
  2. §29.2.85.prinuitus — 形容詞 `inuitus`(意に反した、気の進まない)が、主語 `aliquis`(ここでは `existat` の主語として省略された三人称単数)の一致する述語的属性として機能し、副詞的に「意に反して」「本意ではなく」と訳される。
  3. §29.2.85.prabstinendi — 動詞 `abstineo`(遠ざかる、差し控える)の動名詞属格形であり、名詞 `facultas` を修飾して「差し控えるための機会/権利」を表す。法技術的には、相続人が相続財産に手を付けず(abstinere)、実質的に相続を放棄することを指す(ius abstinendi)。

この箇所を引用する

ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §29.2.85.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:29.2.85.pr

AIによる草稿訳である旨と閲覧日を添えてください。

訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。