Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §2.15.5.pr

問答契約で考慮されなかった訴訟の存続

433 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

パピニアヌスは、合意に基づくアクィリウスの問答契約において、和解の時点で考慮されていなかった訴訟は消滅せずそのまま維持されるとし、これが寛大さを当事者への罠にしないための法学者の解釈であると説明する。

[PAPINIANUS libro primo definitionum. ] §2.15.5.prCum Aquiliana stipulatio interponitur, quae ex consensu redditur, lites, de quibus non est cogitatum, in suo statu retinentur.
[パピニアヌス『定義集』第1巻] 合意に基づいてなされるアクィリウスの問答契約が結ばれるとき、考慮されていなかった訴訟は、そのままの状態にとどまる。
liberalitatem enim captiosam interpretatio prudentium fregit.
というのも、法学者の解釈が、欺瞞的な寛大さを打ち砕いたからである。

語釈・文法注

  1. §2.15.5.prde quibus non est cogitatum — 動詞 cogitare(考える、考慮する)の非人称受動態完了形 cogitatum est を用いた関係節。直訳すると「それらについて考慮されなかった」となり、先行詞 lites を修飾して「合意の時点で念頭になかった訴訟」を指す。
  2. §2.15.5.prliberalitatem enim captiosam — 目的語である liberalitatem captiosam(欺瞞的な寛大さ)が文頭に置かれ、主語 interpretatio と動詞 fregit の前に配置される倒置(強意の語順)が用いられている。紛争を円満に解決しようとする好意(寛大さ)が、予期せぬ不利益を当事者にもたらす罠(captiosam)となることを、法学者の合理的な解釈が阻んだことを強調している。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §2.15.5.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:2.15.5.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。