Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §15.1.48.pr-15.1.48.1

逃亡奴隷等の特有財産管理権の消滅と債務者委託

2307 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

奴隷が逃亡、窃取、あるいは生死不明となった場合には特有財産の自由な管理権が失われること、および管理権を有する奴隷は自己の債務者を委託できることを規定する。

[IDEM libro septimo decimo ad Plautium. ] §15.1.48.prLibera peculii administratio non permanet neque in fugitiuo neque in subrepto neque in eo, de quo nesciat quis, uiuat an mortuus sit.
[同人の『プラウティウス註釈』第17巻] 特有財産の自由な管理権は、逃亡奴隷についても、窃取された奴隷についても、また、生きているか死んでいるか誰もわからない奴隷についても、存続することはない。
§15.1.48.1Cui peculii administratio data est, delegare debitorem suum potest.
特有財産の管理権を与えられている者は、自己の債務者を委託することができる。

語釈・文法注

  1. 15.1.48.prde quo nesciat quis, uiuat an mortuus sit — 関係代名詞 `quo` の先行詞は前置詞 `in` の目的語である代名詞 `eo`(奴隷を指す)。関係節 `de quo nesciat quis`(誰であれその人について知らないような)の内部に、選択的間接疑問節 `uiuat an mortuus sit`(生きているか、あるいは死んでいるか)が入れ子構造で埋め込まれている。`quis` は不定代名詞(主格・単数)で「誰か、一般の人」を指し、`nesciat` は特性を示す接続法現在である。
  2. 15.1.48.1Cui — 与格の関係代名詞。主節の主語となる指示代名詞 `ei`(または `is`)が省略されており、「〜を与えられた者は」という意味を形成する。与格の `cui` は受動態動詞 `data est` に伴って「管理権が与えられた相手」を示し、主節の主動詞 `potest` の論理的主語はこの省略された `ei` である。

この箇所を引用する

ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §15.1.48.pr-15.1.48.1. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:15.1.48.pr-15.1.48.1

AIによる草稿訳である旨と閲覧日を添えてください。

訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。