Humanitext Reader

ユスティニアヌス1世 · 学説彙纂 §12.4.15.pr

尋問のため引き渡された奴隷の処刑と各種訴訟

1965 / 9271 箇所 · ラテン語

要旨

アッティウスに尋問のため引き渡された奴隷が、彼の不適切な処置により処刑された事例について、所有権の帰属に応じて認められる不当利得返還、提示、窃盗の各訴えの成否を論じる。

[POMPONIUS libro uicensimo secundo ad Sabinum. ] §12.4.15.prCum seruus tuus in suspicionem furti Attio uenisset, dedisti eum in quaestionem sub ea causa, ut, si id repertum in eo non esset, redderetur tibi: is eum tradidit praefecto uigilum quasi in facinore depraehensum: praefectus uigilum eum summo supplicio adfecit.
[ポンポニウス『サビヌス学説注解』第22巻] あなたの奴隷がアッティウスに対して窃盗の疑いをかけられたとき、あなたは、もしその容疑が彼において発見されなかったならば彼があなたに返還されるという条件のもとで、彼を尋問に引き渡した。 彼はその奴隷を、あたかも犯罪行為の最中に捕らえられたかのように夜警長官に引き渡した。 夜警長官は彼を極刑に処した。
ages cum Attio dare eum tibi oportere, quia et ante mortem dare tibi eum oportuerit.
あなたはアッティウスに対し、彼をあなたに与える義務があるとして訴えることになる。 なぜなら、彼の死の前であっても、彼をあなたに与える義務が彼にあったからである。
Labeo ait posse etiam ad exhibendum agi, quoniam fecerit quo minus exhiberet.
ラベオは、彼が提示しないようにしたのであるから、提示のための訴えを提起することもできると言う。
sed Proculus dari oportere ita ait, si fecisses eius hominem, quo casu ad exhibendum agere te non posse: sed si tuus mansisset, etiam furti te acturum cum eo, quia re aliena ita sit usus, ut sciret se inuito domino uti aut dominum si sciret prohibiturum esse.
しかしプロクルスは、与える義務があるのは、あなたがその奴隷をアッティウスの所有物にした場合に限られ、その場合にはあなたは提示のための訴えを提起することはできないと言う。 しかし、もし彼があなたのもののままであったなら、他人の物を、主人が望まないのに自分がそれを使用していると知っていたか、あるいは主人が知れば禁止するであろうと知っていたような方法で使用したのであるから、あなたは彼に対して窃盗の訴えをも提起することになると言う。

語釈・文法注

  1. §12.4.15.prdare eum tibi oportere — ローマ法における返還請求訴訟(condictio)の定型的な訴訟文言(intentio)を指す。「彼(奴隷)をあなたに与える(所有権を移転する)法律上の義務がある」という請求内容を表している。
  2. §12.4.15.prfecisses eius hominem — eius は指示代名詞属格でアッティウス(Attius)を指し、hominem は奴隷(seruus)を指す。したがって「あなたがその奴隷をアッティウスの所有物にしたならば」という条件(fecisses は tu が主語の接続法過去完了)を意味する。
  3. §12.4.15.prre aliena ita sit usus — re aliena は奪格で、動詞 utor (ここでは接続法完了 sit usus)の目的語。ローマ法における使用窃盗(furtum usus)の要件を示しており、主人の反対の意思(invito domino)を知りつつ使用することが窃盗罪を構成することの根拠となっている。

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ユスティニアヌス1世, 学説彙纂 §12.4.15.pr. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:latinLit:phi2806.phi002.humanitext-lat1:12.4.15.pr

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。