Humanitext Reader

マルクス・アウレリウス · 自省録 §9.24.1

子供の戯れと死体を担ぐ息吹にみる人生の虚しさ

356 / 486 箇所 · ギリシア語

要旨

人間活動の虚しさを子供の怒りや戯れに、肉体と魂の関係を死体を担ぐ息吹に例え、それらが冥界の死霊の様子を連想させるものであると述べる。

§9.24.1Παιδίων ὀργαὶ καὶ παίγνια, καὶ ʽπνευμάτια νεκροὺς βαστάζονταʼ, ὥστε ἐναργέστερον προσπεσεῖν τὸ τῆς Νεκυίας.
子供たちの怒りや戯れ、そして ʽ死体を担いでいる小さな息吹たちʼ。 それゆえ、あの『冥界行』の光景がいっそう鮮明に迫ってくるほどだ。

語釈・文法注

  1. §9.24.1πνευμάτια νεκροὺς βαστάζοντα — 中性複数名詞 πνευμάτιον(πνεῦμα 「息吹、霊魂」の指小辞)と、中性複数現在分詞 βαστάζοντα が一致している。これはエピクテトスの有名な表現「死体を担ぐ小さな魂」(4.41 で ψυχάριον νεκρὸν βαστάζον として引用される)の変奏であり、人間の肉体を死体、魂をそれを支える微小な息吹とみなすストア派的対比を示している。
  2. §9.24.1ὥστε ἐναργέστερον προσπεσεῖν τὸ τῆς Νεκυίας — 接続詞 ὥστε に不定詞 προσπεσεῖν(προσπίπτω 「不意に襲う、心に迫る」の無定過去不定詞)が続き、結果または程度を表す。不定詞の意味上の主語は、冠詞付きの属格名詞句である τὸ τῆς Νεκυίας(『オデュッセイア』第11歌等の「冥界行(死霊呼び出し)」に関する事柄)である。

この箇所を引用する

マルクス・アウレリウス, 自省録 §9.24.1. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:greekLit:tlg0562.tlg001.humanitext-grc2:9.24.1

AIによる草稿訳である旨と閲覧日を添えてください。

訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。