Humanitext Reader

マルクス・アウレリウス · 自省録 §6.24.1

死による身分の平準化と構成要素への還元

161 / 486 箇所 · ギリシア語

要旨

マケドニアのアレクサンドロス王とその馬丁を例に挙げ、いかに身分に差があろうとも、死ねば宇宙の種子的ロゴスに帰るか原子に還元されるかのいずれかであり、同じ運命をたどることを説く。

§6.24.1Ἀλέξανδρος ὁ Μακεδὼν καὶ ὁ ὀρεωκόμος αὐτοῦ ἀποθανόντες εἰς ταὐτὸ κατέστησαν·
マケドニアのアレクサンドロスとその馬丁は、死んで同じ状態に至った。
ἤτοι γὰρ ἀνελήφθησαν εἰς τοὺς αὐτοὺς τοῦ κόσμου σπερματικοὺς λόγους ἢ διεσκεδάσθησαν ὁμοίως εἰς τὰς ἀτόμους.
なぜなら、彼らは宇宙の同じ種子的ロゴスの中に回収されたか、あるいは同様に原子へと分散させられたかのどちらかだからである。

語釈・文法注

  1. §6.24.1ὀρεωκόμος — 「らば追い」あるいは「馬丁」の意。世界帝国の支配者であるアレクサンドロスと、極めて卑微な召使とを対比させることで、死の前における人間の絶対的な平等を強調する効果を持っている。
  2. §6.24.1ἤτοι γὰρ ἀνελήφθησαν... ἢ διεσκεδάσθησαν... — ἤτοι... ἢ...(〜か、それとも〜か)の構文により、死後の魂と肉体の行方に関する古代の二大哲学仮説を並置している。前者はストア派の宇宙論(万物の秩序を支配する合理的な「種子的ロゴス」への再吸収)、後者はエピクロス派の唯物論(原子への解体・離散)を指している。

この箇所を引用する

マルクス・アウレリウス, 自省録 §6.24.1. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:greekLit:tlg0562.tlg001.humanitext-grc2:6.24.1

AIによる草稿訳である旨と閲覧日を添えてください。

訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。