Humanitext Reader

マルクス・アウレリウス · 自省録 §4.30.1

貧窮の中での哲学の実践と理性への忠実

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要旨

貧しく本も衣服もない状態で哲学的な生を実践する人々の姿を紹介し、自分自身も教えによる精神的・物質的な恩恵がない中で、理性に忠実に生き続けていると語る。

§4.30.1Ὁ μὲν χωρὶς χιτῶνος φιλοσοφεῖ, ὁ δὲ χωρὶς βιβλίου.
一方は下着を身につけずに哲学し、他方は本を持たずに哲学する。
ἄλλος οὗτος ἡμίγυμνος·
ここにもう一人、半裸の者がいる。
ἄρτους οὐκ ἔχω, φησί, καὶ ἐμμένω τῷ λόγῳ.
「私はパンを持っていないが、それでもロゴスに忠実であり続ける」と彼は言う。
—ἐγὼ δὲ τροφὰς τὰς ἐκ τῶν μαθημάτων οὐκ ἔχω καὶ ἐμμένω.
――しかし私の方は、教えから得られる糧を持たないのに、それでも忠実であり続けている。

語釈・文法注

  1. §4.30.1ἄλλος οὗτος ἡμίγυμνος — 繋ぎの動詞 ἐστί が省略された名詞述語文。「この別の(男)は半裸である」、すなわち「ここにもう一人、半裸の男がいる」という驚きや提示を込めた表現。前文の「下着なし」「本なし」で哲学する人々から自然につながる具体例を指している。
  2. §4.30.1καὶ ἐμμένω — 等位接続詞 καί が「それにもかかわらず(逆接)」のニュアンスで用いられている。また、後半の ἐμμένω には、先行する文言から与格支配の対象(τῷ λόγῳ)が省略されている。最後の「私」の独白における ἐμμένω も同様の省略。これにより、物理的・精神的な「糧」がない状況と、それでも「ロゴスに留まり続ける」という意志の対比が強調される。

この箇所を引用する

マルクス・アウレリウス, 自省録 §4.30.1. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:greekLit:tlg0562.tlg001.humanitext-grc2:4.30.1

AIによる草稿訳である旨と閲覧日を添えてください。

訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。