Humanitext Reader

マルクス・アウレリウス · 自省録 §11.17.1

万物の起源と変化の無害性への観照

429 / 486 箇所 · ギリシア語

要旨

万物がどこから来、何で構成され、何に変化し、変化後にどうなり、いかにして害を被らないかを観照すべきであることを示す。

§11.17.1Πόθεν ἐλήλυθεν ἕκαστον καὶ ἐκ τίνων ἕκαστον ὑποκειμένων καὶ εἰς τί μεταβάλλει καὶ οἷον ἔσται μεταβαλὸν καὶ ὡς οὐδὲν κακὸν πείσεται.
各々のものがどこから来たのか、そしてどのような素材から各々が構成されているのか、そして何へと変化するのか、そして変化したときにどのようなものになるのか、そしていかにして何ら害を被らないのか。

語釈・文法注

  1. §11.17.1Πόθεν ἐλήλυθεν... — この文は動詞や主句(「考えよ」「観察せよ」など)を欠き、間接疑問節のみが並列されている。これは自己への訓戒・省察のテーマを箇条書き的に列挙する、アウレリウスの『自省録』に典型的な記述スタイルである。
  2. §11.17.1ἐκ τίνων ἕκαστον ὑποκειμένων — ὑποκείμενον はストア派哲学で「基底的なもの」「基質(物質的基礎)」を指す。τίνων は疑問代名詞で、ὑποκειμένων にかかっている(「どのような基底的なものから」)。
  3. §11.17.1μεταβαλὸν — 動詞 μεταβάλλω のアオリスト能動態分詞中性単数主格で、先行する ἕκαστον に係る。ここでは時間的・条件的に「変化したあとで」「変化したときに」と解釈される。
  4. §11.17.1ὡς — ここでの ὡς は、「〜ということ(that)」を導く従属接続詞ではなく、前述の πόθεν, ἐκ τίνων, εἰς τί, οἷον と並列される間接疑問副詞「いかにして、どのように(how)」と解釈するのが、疑問詞による並列構造から見て極めて自然である。

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マルクス・アウレリウス, 自省録 §11.17.1. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:greekLit:tlg0562.tlg001.humanitext-grc2:11.17.1

AIによる草稿訳である旨と閲覧日を添えてください。

訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。