Humanitext Reader

マルクス・アウレリウス · 自省録 §1.11.1

フロントから学んだ専制の悪意と貴族の情の薄さ

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要旨

フロントから学んだこととして、専制君主のもつ悪意や偽善、そしてローマの貴族階級にありがちな情愛の欠如を自覚することを挙げる。

§1.11.1Παρὰ Φρόντωνος τὸ ἐπιστῆσαι οἵα ἡ τυραννικὴ βασκανία καὶ ποικιλία καὶ ὑπόκρισις, καὶ ὅτι ὡς ἐπίπαν οἱ καλούμενοι οὗτοι παρ’ ἡμῖν εὐπατρίδαι ἀστοργότεροί πως εἰσί.
フロントからは、専制的な悪意や狡猾さ、偽善がいかなるものであるかに気づくこと。 また、我々の間で「パトリキ」と呼ばれているこれらの人々が、概してどういうわけか、情愛に乏しいものであるということに気づくこと。

語釈・文法注

  1. 1.11.1τὸ ἐπιστῆσαι — 動詞 ἐφίστημι のアオリスト不定詞に冠詞が付いたもので、「注意を向ける」「気づく」の意。等位接続詞 καὶ を挟んで、間接疑問節 οἵα... と、接続詞 ὅτι に導かれる名詞節の両方を、注意を向ける対象(目的語)として並列に支配している。
  2. 1.11.1εὐπατρίδαι — 本来はギリシア(アテナイなど)の伝統的な名門貴族を指す語だが、ここではローマの支配階級である「パトリキ(patricii)」の翻訳語として用いられている。直前の παρ’ ἡμῖν(我々の間において)という表現は、著者マルクス・アウレリウスがローマ社会の内部からこれを語っていることを示している。
  3. 1.11.1ἀστοργότεροι — 身内や親しい人への自然な情愛(στοργή)を持たないことを意味する形容詞 ἄστοργος の比較級。特定の対象との比較ではなく、「どちらかと言えば情愛に欠けている」「少々冷淡である」という絶対比較級として解釈される。

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マルクス・アウレリウス, 自省録 §1.11.1. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:greekLit:tlg0562.tlg001.humanitext-grc2:1.11.1

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訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。