Humanitext Reader

ヘロドトス · 歴史 §7.10F.1

アルタバノスによる性急さの危険と猶予の利益の説得

1068 / 1577 箇所 · ギリシア語

要旨

アルタバノスはクセルクセスに対し、急進的な行動は過ちと損失を招く一方で、熟慮と猶予は長期的な利益をもたらすと諭す。

§7.10F.1ἐπειχθῆναι μέν νυν πᾶν πρῆγμα τίκτει σφάλματα, ἐκ τῶν ζημίαι μεγάλαι φιλέουσι γίνεσθαι·
急ぐということは、いかなる事柄においても過ちを生むものであり、そこから大きな損失が往々にして生じるものです。
ἐν δὲ τῷ ἐπισχεῖν ἔνεστι ἀγαθά, εἰ μὴ παραυτίκα δοκέοντα εἶναι, ἀλλʼ ἀνὰ χρόνον ἐξεύροι τις ἄν.
これに対して、踏みとどまること(待つこと)の中には、善きことが含まれており、仮にそれがすぐにはそう見えないとしても、時が経てばそれを見出すことができるでしょう。

語釈・文法注

  1. §7.10F.1ἐπειχθῆναι — アオリスト受動態不定詞で、`πᾶν πρῆγμα` を意味上の主語(対格不定詞構文)として、文全体の主語として機能している。「すべての事柄が急がされること」すなわち「いかなる事柄においても急ぐこと」を意味する。
  2. §7.10F.1φιλέουσι — 動詞 `φιλέω` が不定詞(ここでは `γίνεσθαι`)を伴って、「〜するのが常である」「〜しがちである」という習慣や傾向を表す、ヘロドトスのイオニア方言で一般的な用法。
  3. §7.10F.1δοκέοντα — イオニア方言の現在分詞中性複数(アティカ方言の `δοκοῦντα` に相当)で、主節の `ἀγαθά` と一致している。`εἶναι`(不定詞)を補って「(善きことであると)思われる」の意。

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ヘロドトス, 歴史 §7.10F.1. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:greekLit:tlg0016.tlg001.humanitext-grc2:7.10F.1

AIによる草稿訳である旨と閲覧日を添えてください。

訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。