Humanitext Reader

ヘロドトス · 歴史 §6.86.1

アテナイによる人質返還の拒否

988 / 1577 箇所 · ギリシア語

要旨

レウテュキデスが人質の返還を求めてアテナイに赴くが、アテナイ人たちは二人の王から預かったものであることを理由に返還を拒む。

§6.86.1ὡς δὲ ἀπικόμενος Λευτυχίδης ἐς τὰς Ἀθήνας ἀπαίτεε τὴν παραθήκην, οἱ δʼ Ἀθηναῖοι προφάσιας εἷλκον οὐ βουλόμενοι ἀποδοῦναι, φάντες δύο σφέας ἐόντας βασιλέας παραθέσθαι καὶ οὐ δικαιοῦν τῷ ἑτέρῳ ἄνευ τοῦ ἑτέρου ἀποδιδόναι·
しかし、レウテュキデスがアテナイに到着して預託物の返還を要求すると、アテナイ人たちは返すことを望まず、言い逃れを長引かせ、二人の王が彼らに預けたのであって、もう一方なしに一方に返すことは正しくないと主張した。

語釈・文法注

  1. §6.86.1προφάσιας εἷλκον — 直訳すると「口実を引いた(長引かせた)」であり、返還を拒むために次々と口実を設けて引き延ばしを図る様子を表す慣用的な表現。
  2. §6.86.1σφέας — この対格代名詞は主節の主語であるアテナイ人たちを指しており、ここでは与格(「彼らに」)の役割を果たしている。これはヘロドトスにおけるイオン方言の特徴である。
  3. §6.86.1παραθέσθαι — 動詞 παρατίθημι のアオリスト中間態不定詞で、ここでは「(第三者に)保管を委託する、預ける」という意味。主語は対格の δύο βασιλέας (二人の王が)である。

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ヘロドトス, 歴史 §6.86.1. Humanitext Reader, https://reader.humanitext.ai/text/urn:cts:greekLit:tlg0016.tlg001.humanitext-grc2:6.86.1

AIによる草稿訳である旨と閲覧日を添えてください。

訳文・注・要旨はAIによる草稿で、読者の指摘により改訂されています。