§1.38.1ἀμείβεται Κροῖσος τοῖσιδε.
クロイソスは次のように答えた。
ὦ παῖ, οὔτε δειλίην οὔτε ἄλλο οὐδὲν ἄχαρι παριδών, τοι ποιέω ταῦτα, ἀλλά μοι ὄψις ὀνείρου ἐν τῷ ὕπνῳ ἐπιστᾶσα ἔφη σε ὀλιγοχρόνιον ἔσεσθαι· ὑπὸ γὰρ αἰχμῆς σιδηρέης ἀπολέεσθαι.
「我が子よ、お前の中に臆病さも、他のいかなる好ましからざる点も見出したから、私がこのようにしているのではない。 そうではなく、眠りの中で私の枕元に立った夢の幻影が、お前は短命であり、鉄の槍先によって命を落とすだろうと私に告げたのだ。
§1.38.2πρὸς ὧν τὴν ὄψιν ταύτην τόν τε γάμον τοι τοῦτον ἔσπευσα καὶ ἐπὶ τὰ παραλαμβανόμενα οὐκ ἀποπέμπω, φυλακὴν ἔχων, εἴ κως δυναίμην ἐπὶ τῆς ἐμῆς σε ζόης διακλέψαι.
それゆえ、この幻影を慮って、私はお前のこの結婚を急がせたのであり、また現在持ち上がっている任務へとお前を送り出さないのだ。 これは、私の存命中にどうにかしてお前を守り抜くことができればと思って、警戒しているからだ。
εἷς γὰρ μοι μοῦνος τυγχάνεις ἐὼν παῖς·
というのも、お前は私にとって、かけがえのない、ただ一人の息子だからだ。
τὸν γὰρ δὴ ἕτερον διεφθαρμένον τὴν ἀκοὴν οὐκ εἶναί μοι λογίζομαι.
もう一人の、耳の不自由な息子については、私にとってはいないものとみなしているのだから。 」