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ポルミオ

§production-69b

制作記録と序幕、ダヴスとゲタの対話

本作の制作・上演情報が示された後、プロローグにおいて対抗者である老詩人の批判に対する反論と劇の導入がなされ、第1幕では奴隷ダヴスとゲタの対話を通じて主人たちの不在と最近の旅の経緯が語られ始める。

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​PHORMIO. ACTA LUDIS ROMANIS, L. POSTUMIO ALBINO, L. CORNELIO MERULA, AEDILIBUS CURULIBUS. EGERE L. AMBIVIUS TURPIO, L. ATILIUS PRAENEST1NUS. MODOS FECIT FLACCUS CLAUDII, TIBIIS IMPARIBUS. TOTA GRAECA APOLLODORU EPIDICAZOMENOS. FACTA EST IV. C. FANNIO, M. VALERIO, COSS.

『ポルミオ』。ローマ大祭にて上演。ルキウス・ポストゥミウス・アルビヌスとルキウス・コルネリウス・メルラが上級按察官の時に。ルキウス・アンビウィウス・トゥルピオとルキウス・アティリウス・プラエネスティヌスが主演。クラウディウスの奴隷フラックスが、不同の笛を用いて音楽を作曲。すべてギリシア劇、アポロドロスの『エピディカゾメノス』に基づく。ガイウス・ファンニウスとマルクス・ウァレリウスが執政官の年に4番目の作品として制作された。

​POSTQUAM poeta vetus poetam non potest

老詩人は、この詩人を

​Retrahere ab studio, et transdere hominem in otium,

詩作への情熱から引き離し、隠居生活へと追いやることができないので、

​Maledictis deterrere ne scribat parat;

悪口を言って彼に執筆を思いとどまらせようと企てている。

​Qui ita dictitat, quas antehae fecit fabulas

彼は口癖のように、我が詩人がこれまで作った劇は、

5

​Tenui esse oratione et scriptura levi;1

文体が貧弱で、内容が薄っぺらい書き方であると主張している。

​Quia nusquam insanum scripsit adolescentulum

なぜなら、我らの詩人は一度として、狂った若者が

​Cervam videre fugere, et sectari canes,

雌鹿が逃げるのを見、犬たちがそれを追いかけ、

​Et eam plorare, orare ut subveniat sibi.

その雌鹿が涙を流して自分に助けを求める、といった内容をどこにも書かなかったからだ。

​Quod si intelligeret, olim quum stetit nova,

だが、もしあの老詩人が、かつて自分の新作劇が舞台で持ちこたえたとき、

10

​Actoris opera magis stetisse quam sua,

それが自分自身の力というよりは、役者の力量によるものであったことを理解していたなら、

​Minus multo audacter quam nunc laedit laederet.

今のように大胆に他人を中傷することは、はるかに少なかったであろう。

​Nunc si quis est qui hoc dicat, aut sic cogitet;

さて、もし「あの老詩人が先に手を出さなかったなら、

​Vetus si poeta non lacessisset prior,

この新しい詩人は、誰か悪口を言う相手がいない限り、

​Nullum invenire prologum potuisset novus

語るべきプロローグを何一つ

15

​Quem diceret, nisi haberet cui malediceret;

見つけられなかっただろう」と言う者や、そう考える者がいるなら、

​Is sibi responsum hoc habeat; in medio omnibus

その者はこの返答を受け取るがよい。「詩の芸術を営むすべての者のために、

​Palmam esse positam qui artem tractant musicam.

勝利の棕櫚は中央に公平に置かれているのだ」と。

​Ille ad famem hunc ab studio studuit reicere:

あの男は、この詩人を詩作から追い払って飢えさせようと熱心に企てた。

​Hic respondere voluit, non lacessere.

対してこの詩人は、ただ反論しようとしたのであって、先に挑発しようとしたのではない。

20

​Benedictis si certasset, audisset bene.

もしあの男が、親切な言葉で競い合っていたなら、彼自身もまた良い評判を聞いたであろうに。

​Quod ab ipso allatum est, sibi esse id rellatum putet.

自分が放った非難が、自分自身に跳ね返ってきたのだと思うがよい。

​De illo iam finem faciam dicendi mihi,

あの男について語ることは、私はもう終わりにしよう。

​Peccandi quum ipse de se finem non facit:

彼自身が、自分から過ちを犯すのを止めようとしないのだから。

​Nunc quid velim animum attendite. Apporto novam

さて、私が何を望んでいるか、注意してお聞きください。私は新しい

25

​Epidicazomenon qnam vocant comoediam

『エピディカゾメノス』と呼ばれる喜劇をお届けします。これはギリシア人が

​Graeci, Latini Phormionem nominant;

そう呼ぶもので、ラテン人は『ポルミオ』と名付けています。

​Quia, primas partes qui aget, is erit Phormio

なぜなら、主役を演じるのは、食客の

​Parasitus, per quem res agetur maxime,

ポルミオであり、彼によって劇の展開の大部分が運ばれることになるからです――

​Voluntas vestra si ad poetam accesserit.

皆様の好意が、我が詩人に与えられるならば。

30

​Date operam: adeste aequo animo per silentiumr;

どうぞ耳を傾け、静粛にして、公平な心でお立ち会いください。

​Ne simili utamur fortuna atque usi sumus

私たちが、騒ぎの中で我が劇団が舞台から追い払われたときと

​Quum per tumultum noster grex motus loco est;

同じような不運に見舞われないように。

​Quem actoris virtus nobis restituit locum,

その舞台を、役者の力量と、

​Bonitasque vestra adiutans atque aequanimitas.

皆様の助けとなる親切心と公平な心が、私たちに取り戻してくれたのです。

35

​Amicus summus meus et popularis Geta

私の大親友であり同郷人であるゲタが、

​Heri ad me venit. Erat ei de ratiuncula

昨日私のもとにやって来た。彼には、私に預けてあった

​Iampridem apud me reliquum pauxillulum

わずかな小遣いの残金が少しばかり、

​Nummorum; id ut conficerem. Confeci: affero.

ずいぶん前からあったのだ。それをまとめてほしいという。まとめたので、持ってきてやった。

​Nam herilem filium eius duxisse audio

というのも、彼の主人の息子が妻をめとったと

40

​Uxorem: ei, credo, munus hoc corraditur.

聞いたからだ。察するに、この金は結婚の祝いの品のためにかき集められているのだろう。

​Quam inique comparatum est hi qui minus habent

持たざる者が、常により豊かな者へと

​Ut semiper aliquid addant divitioribus.

何かを付け足し与えなければならないとは、なんと不公平な仕組みだろうか!

​Quod ille unciatim vix de demenso suo,

彼が自分の食糧配給から、自分の守護神をごまかしながら、

​Suum defrudans genium, comparsit miser,

ちびちびと辛うじて貯め込んだものを、

45

​Id illa universum abripiet, haud existimans

あの女が一度に奪い去ってしまうのだ。それがどれほどの

​Quanto labore partum. Porro autem Geta

労力で得られたものかも考えずに。しかもそれだけではない。ゲタは、

​Ferietur alio munere, ubi hera pepererit;

女主人が子供を産んだ時には、別の贈り物をむしり取られることになる。

​Porro autem alio, ubi erit puero natalis dies;

さらに、その子の誕生日が来ればもう一つ。

​Ubi initiabunt. Omne hoc mater auferet:

そして秘儀に参入させる時にも。これらはすべて母親の懐に入るのだ。

50

​Puer causa erit mittendi. Sed videon Getam?

子供は、贈り物を送らせるための口実にすぎない。おや、あそこにいるのはゲタではないか?

​Si quis me quaeret rufus—

ゲタ:もし誰か赤毛の男が私を尋ねてきたら――

​Praesto est; desine.

ダヴス:ここにいるぞ、言うのを止めろ。

​Oh!

ゲタ:おお!

​At ego obviam conabar tibi, Dave.

ゲタ:まさにお前のところへ行こうとしていたんだ、ダヴス。

​Accipe, hem,

ダヴス:ほら、受け取れ。

​Lectum est: conveniet numerus quantum debui.

選り分けた金だ。俺が借りていた額とぴったり合うはずだ。

​Amo te, et non neglexisse habeo gratiam.

ゲタ:ありがたいよ。忘れないでいてくれたことに感謝する。

55

​Praesertim ut nunc sunt mores. Adeo res redit;

特に今の世相ではな。世の中はこんな風になってしまった。

​Si quis quid reddit, magna habenda est gratia.

誰かが何かを返してくれるだけで、大いに感謝しなければならないのだから。

​Sed quid tu es tristis?

ダヴス:ところで、なぜそんなに暗い顔をしているんだ?

​Egone? neseis quo in metu et

ゲタ:俺がかい?俺たちがどんな恐れと、

​Quanto in periclo simus?

どれほど大きな危険の中にいるか、お前は知らないんだな。

​Quid istuc est?

ダヴス:それはどういうことだ?

​Scies,

ゲタ:話してやるよ、

​Modo ut tacere possis.

お前が黙っていられるならな。

​Abi sis, insciens.

ダヴス:よしてくれよ、水臭い奴だな。

60

​Cuius tu fidem in pecunia perspexeris,

金に関する誠実さをすでに見届けた相手に対して、

​Verere verba ei credere? ubi quid mihi lucri est

言葉を預けるのを恐れるのか?お前を騙したところで、

​Te fallere?

俺に何の得がある?

​Ergo ausculta.

ゲタ:それじゃあ、聞いてくれ。

​Hanc operam tibi dico.

ダヴス:しっかり耳を傾けよう。

​Senis nostri, Dave, fratrem maiorem Chremem

ゲタ:俺たちの旦那の兄貴のクレメースを、ダヴス、

​Nostine?

知っているか?

​Quidni?

ダヴス:もちろんさ。

​Quid? eius gnatum Phaedriam?

ゲタ:では、彼の息子のパイドリアは?

65

​Tamquam te.

ダヴス:お前と同じくらいよく知っている。

​Evenit senibus ainbobus simul,

ゲタ:二人の老人に同時に用件ができたのだ。

​Iter illi in Lelmnum ut esset, nostro in Ciliciam

彼にはレムノス島への、俺たちの旦那にはキリキアへの

​Ad hospitem antiquum: is senem per epistolas

かつての馴染みの客人のところへの旅だ。その客人が、手紙で

​Pellexit, modo non montes auri pollicens.

旦那を誘い出した。黄金の山を約束するかのようにしてな。

​Cui tanta erat res, et supererat?

ダヴス:すでに十分すぎるほどの財産を持っていた人なのにか?

​Desinas:

ゲタ:言うな。

構文注1 件
  1. 4quas antehae fecit fabulas / Tenui esse oratione et scriptura levi

    "quas antehae fecit fabulas"(彼が以前作った劇)は、関係代名詞 "quas" が先行詞 "fabulas" を関係節内に引き込んでいる。これは全体として対格不定詞句 "fabulas... esse..." の意味上の主語となっており、動詞 "dictitat"(主張する)に依存している。

翻訳:Gemini 3.5 Flash(2026-05-22 公開)urn:cts:latinLit:phi0134.phi004.humanitext-lat2:production-69b