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ゴルギアス

§468

善を目的とする行為と理性を欠く僭主の無力

ソクラテスとポロスは、人間の行動は常に「中間にあるもの」そのものではなく「善いもの」を目的としていることを確認し、理性を欠いたまま自分のよいと思うことを行う者は、望むことを行っているわけではなく、したがって真の大きな力を持っていないという結論に達する。

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§468

ΣΩ. τὰ δὲ μήτε ἀγαθὰ μήτε κακὰ ἆρα τοιάδε λέγεις, ἃ ἐνίοτε μὲν μετέχει τοῦ ἀγαθοῦ, ἐνίοτε δὲ τοῦ κακοῦ, ἐνίοτε δὲ οὐδετέρου, οἷον καθῆσθαι καὶ βαδίζειν καὶ τρέχειν καὶ πλεῖν, καὶ οἷον αὖ λίθους καὶ ξύλα καὶ τἆλλα τὰ τοιαῦτα; οὐ ταῦτα λέγεις; ἢ ἄλλʼ ἄττα καλεῖς τὰ μήτε ἀγαθὰ μήτε κακά; ΠΩΛ. οὔκ, ἀλλὰ ταῦτα. ΣΩ. πότερον οὖν τὰ μεταξὺ ταῦτα ἕνεκα τῶν ἀγαθῶν πράττουσιν ὅταν πράττωσιν, ἢ τἀγαθὰ τῶν μεταξύ; ΠΩΛ. τὰ μεταξὺ δήπου τῶν ἀγαθῶν.1 ΣΩ. τὸ ἀγαθὸν ἄρα διώκοντες καὶ βαδίζομεν ὅταν βαδίζωμεν, οἰόμενοι βέλτιον εἶναι, καὶ τὸ ἐναντίον ἕσταμεν ὅταν ἑστῶμεν, τοῦ αὐτοῦ ἕνεκα, τοῦ ἀγαθοῦ· ἢ οὔ; ΠΩΛ. ναί. ΣΩ. οὐκοῦν καὶ ἀποκτείνυμεν, εἴ τινʼ ἀποκτείνυμεν, καὶ ἐκβάλλομεν καὶ ἀφαιρούμεθα χρήματα, οἰόμενοι ἄμεινον εἶναι ἡμῖν ταῦτα ποιεῖν ἢ μή; ΠΩΛ. πάνυ γε. ΣΩ. ἕνεκʼ ἄρα τοῦ ἀγαθοῦ ἅπαντα ταῦτα ποιοῦσιν οἱ ποιοῦντες. ΠΩΛ. φημί. ΣΩ. οὐκοῦν ὡμολογήσαμεν, ἃ ἕνεκά του ποιοῦμεν, μὴ ἐκεῖνα βούλεσθαι,2 ἀλλʼ ἐκεῖνο οὗ ἕνεκα ταῦτα ποιοῦμεν; ΠΩΛ. μάλιστα. ΣΩ. οὐκ ἄρα σφάττειν βουλόμεθα οὐδʼ ἐκβάλλειν ἐκ τῶν πόλεων οὐδὲ χρήματα ἀφαιρεῖσθαι ἁπλῶς οὕτως, ἀλλʼ ἐὰν μὲν ὠφέλιμα ᾖ ταῦτα, βουλόμεθα πράττειν αὐτά, βλαβερὰ δὲ ὄντα οὐ βουλόμεθα. τὰ γὰρ ἀγαθὰ βουλόμεθα, ὡς φῂς σύ, τὰ δὲ μήτε ἀγαθὰ μήτε κακὰ οὐ βουλόμεθα, οὐδὲ τὰ κακά. ἦ γάρ; ἀληθῆ σοι δοκῶ λέγειν, ὦ Πῶλε, ἢ οὔ; τί οὐκ ἀποκρίνῃ; ΠΩΛ. ἀληθῆ. ΣΩ. οὐκοῦν εἴπερ ταῦτα ὁμολογοῦμεν, εἴ τις ἀποκτείνει τινὰ ἢ ἐκβάλλει ἐκ πόλεως ἢ ἀφαιρεῖται χρήματα, εἴτε τύραννος ὢν εἴτε ῥήτωρ, οἰόμενος ἄμεινον εἶναι αὐτῷ, τυγχάνει δὲ ὂν κάκιον, οὗτος δήπου ποιεῖ ἃ δοκεῖ αὐτῷ· ἦ γάρ; ΠΩΛ. ναί. ΣΩ. ἆρʼ οὖν καὶ ἃ βούλεται, εἴπερ τυγχάνει ταῦτα κακὰ ὄντα; τί οὐκ ἀποκρίνῃ; ΠΩΛ. ἀλλʼ οὔ μοι δοκεῖ ποιεῖν ἃ βούλεται. ΣΩ. ἔστιν οὖν ὅπως ὁ τοιοῦτος μέγα δύναται ἐν τῇ πόλει ταύτῃ, εἴπερ ἐστὶ τὸ μέγα δύνασθαι ἀγαθόν τι κατὰ τὴν σὴν ὁμολογίαν; ΠΩΛ. οὐκ ἔστιν. ΣΩ. ἀληθῆ ἄρα ἐγὼ ἔλεγον, λέγων ὅτι ἔστιν ἄνθρωπον ποιοῦντα ἐν πόλει ἃ δοκεῖ αὐτῷ μὴ μέγα δύνασθαι μηδὲ ποιεῖν ἃ βούλεται. ΠΩΛ. ὡς δὴ σύ, ὦ Σώκρατες, οὐκ ἂν δέξαιο3 ἐξεῖναί σοι ποιεῖν ὅτι δοκεῖ σοι ἐν τῇ πόλει μᾶλλον ἢ μή, οὐδὲ ζηλοῖς ὅταν ἴδῃς τινὰ ἢ ἀποκτείναντα ὃν ἔδοξεν αὐτῷ ἢ ἀφελόμενον χρήματα ἢ δήσαντα. ΣΩ. δικαίως λέγεις ἢ ἀδίκως;

ソクラテス:だから、善くも悪くもないものとは、あるときは善を分け持ち、あるときは悪を、あるときはそのいずれも分け持たない、次のようなもののことだと君は言っているのかね。例えば、座ること、歩くこと、走ること、船を出すこと、また例えば、石や木、その他これらに類するようなものを。君はこれらを言っているのではないかね。それとも、善くも悪くもないものとして、何か他のものを呼んでいるのか。 ポロス:いや、これらです。 ソクラテス:では、人々がこれらの「中間にあるもの」を行うとき、それらを善いもののために行うのか、それとも善いものを「中間にあるもの」のために行うのか。 ポロス:もちろん、中間にあるものを善いもののために行います。 ソクラテス:それなら、私たちは歩くとき、それがより良いことだと思って、善を追求して歩くのであり、その反対に立っているときも、同じ目的、すなわち善のために立っているのではないかね。そうではないか。 ポロス:その通りです。 ソクラテス:では、私たちが誰かを殺す場合も、追放したり財産を没収したりする場合も、そうすることが自分たちにとって行わないよりも、より良いと思って行うのではないかね。 ポロス:まさにその通りです。 ソクラテス:そうすると、これらすべてを行う人々は、善のためにそれを行うのだ。 ポロス:そう主張します。 ソクラテス:では、私たちがある目的のために行うことについて、私たちが望んでいるのはそれらの行うこと自体ではなく、それを行う目的の方である、ということを私たちは合意したのではなかったかね。 ポロス:その通りです。 ソクラテス:それなら、私たちは無条件に人を殺したり、国家から追放したり、財産を没収したりすることを望んでいるのではなく、もしこれらのことが有益であるならばそれらを行うことを望むのであり、有害であるならば望まないのである。というのも、君が言うように、私たちは善いものを望むのであって、善くも悪くもないものや、悪いものは望まないからだ。そうではないかね。ポロスよ、私の言うことは真実だと思えるかね、それとも違うかね。なぜ答えないのか。 ポロス:真実です。 ソクラテス:では、もし私たちがこれらのことに合意するなら、誰かが(僭主であれ弁論家であれ)人を殺したり、国家から追放したり、財産を没収したりする際、それが自分にとってより良いことだと思って行いながら、実際にはより悪いことである場合、この人は確かに自分のよいと思うことを行っている。そうではないかね。 ポロス:その通りです。 ソクラテス:では、もしそれらのことが実際には悪いことである場合、その人は自分が望むことも行っていることになるかね。なぜ答えないのか。 ポロス:いや、彼が自分の望むことを行っているとは私には思えません。 ソクラテス:では、君の同意によれば、大きな力を持つことは何か善いことであるはずなのに、そのような人が、その国家において大きな力を持つなどということがあり得るだろうか。 ポロス:あり得ません。 ソクラテス:それなら、国家において自分のよいと思うことを行っていながら、大きな力を持たず、自分の望むことを行ってもいない人が存在し得る、と言った私の言葉は真実だったのだ。 ポロス:それはまるで、ソクラテス、あなたが国家において自分のよいと思うことを何でもできる自由があるよりもない方を望むはずがないとか、あるいは、自分によいと思われた者を殺したり、財産を没収したり、縛り上げたりした人を見ても、羨ましく思うはずがない、とでも言うかのようですね。 ソクラテス:正当にそれを行ったのか、それとも不当にかね。

構文注3 件
  1. 468aτὰ μεταξὺ δήπου τῶν ἀγαθῶν

    「もちろん、私たちは中間にあるものを善いもののために行っている」という意味。前文の疑問文「πὸτερον... ἢ...」を受けて、動詞である πράττομεν(あるいは πράττουσιν)および前置詞 ἕνεκα が省略されている。

  2. 468bἃ ἕνεκά του ποιοῦμεν, μὴ ἐκεῖνα βούλεσθαι

    関係代名詞 ἃ が導く節(「私たちが何かのために行うこと」)は、不定詞 βούλεσθαι の意味上の目的語であり、主動詞 ὡμολογήσαμεν(合意した)に導かれる対格不定詞構文(間接話法)の枠組みに入っている。先行詞が明示されない関係節が文頭に置かれ、意味上の焦点となっている。

  3. 468eὡς δὴ σύ, ὦ Σώκρατες, οὐκ ἂν δέξαιο...

    接続詞と小辞の組み合わせ ὡς δὴ は「あたかも〜であるかのように」という強い皮肉や相手への反論を表し、潜在の ἄν + 希求法(οὐκ ἂν δέξαιο)を伴って「あなたが受け入れるはずがないとでも言うかのように」となる。

翻訳:Gemini 3.5 Flash(2026-05-22 公開)・修正履歴(4 件・最終 2026-09-21)
  • 2026-09-21 AI校閲 — 訳文 4 件
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