オリゲネス · Origen
『民数記』注記
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底本
Origenes. Origenis Opera Omnia, Volume 7 (Patrologia Graeca, Tomus 17). La Rue, Charles de, editor; La Rue, Charles Vincent de, editor. Paris: J. P. Migne, 1857.
原文データ出典
Open Greek and Latin · CC BY-SA 4.0
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要旨
本書は、旧約聖書の『民数記』に登場する様々なエピソードや表現を詳細に読み解く神学注解書です。著者は、マナの描写をめぐる様々なギリシア語訳聖書の比較や、モーセを非難したマリアムの罰が持つ警告的な意味など、聖書の語句や逸話を順に追っていきます。さらに、約束の地をめぐる民の不信仰や、モアブの王に招かれた占い師バラムの記述を解説します。その過程で、聖書が時に歴史的な事実よりも象徴的な意味を優先して記述するという、解釈上の重要な原則が提示されます。最終的に、バラムによる星の預言がキリストへの服従と真の主権を指し示すものであるとし、聖書テキストの背後にある霊的な真理を明らかにしています。
目次
6 チャンク
引用方式:chapter.verse
- §11.7
マナの描写をめぐる諸ギリシア語訳の比較
民数記11章7節のマナの描写について、他のギリシア語訳聖書(アクィラやシュンマコス等)による様々な異訳や解釈を紹介している。
- §12.1
マリアムの皮膚病と民への警告
モーセを非難したマリアムが重い皮膚病にかかって宿営の外に置かれた出来事と、それが民への警告としての意味を持っていたことを説明する。
- §14.7
約束の地の非難と神への冒涜
民数記14章36節を対象とし、約束の地を非難した者たちが、その土地を称賛した神を偽り者へと仕立て上げたことを論じる。
- §22.2-22.4
モアブの恐怖とバラムの招聘
民数記22章2節および4節に関し、諸国民の恐れや、モアブの人々が占い師(バラム)に報酬を用意して招こうとした場面について、聖書の並行箇所を引きつつ解説する。
- §23.7
歴史的叙述に対する象徴的解釈の優先
聖書がいくつかの箇所において、歴史的な叙述よりも象徴的な意味を優先して提示するという解釈上の原則を述べている。
- §24.7-24.17
キリストによる主権とバラムの星の預言
民数記の預言(支配と星の出現)をめぐり、主キリストに服従することによる真の主権の獲得と、魔術師の先祖による預言の記録・伝承の起源を解説する。
