オリゲネス · Origen
『エゼキエル書』注解断片
Fragments from the Commentary on Ezekiel
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底本
Origenes. Origenis Opera Omnia, Volume 7 (Patrologia Graeca, Tomus 17). La Rue, Charles de, editor; La Rue, Charles Vincent de, editor. Paris: J. P. Migne, 1857.
原文データ出典
Open Greek and Latin · CC BY-SA 4.0
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要旨
本書は、旧約聖書『エゼキエル書』の特定の記述に対して行われた、キリスト教的かつ寓意的な注解の断片である。著者はエゼキエル書に現れる象徴的な描写を詳細に読み解き、その背後にある霊的な真理を明らかにしようとする。まずエゼキエル書30章の注解では、ファラオを悪魔の象徴と見なし、神がその腕を挫くことを罪の行いや不信心な思想の打破として解釈する。続く32章の解釈では、ファラオの行為を寓意的に理解するとともに、ヘブライ語の多義性を引きながら墓の描写を考察する。最後に44章の「東向きの閉ざされた門」を取り上げ、これを神の不可解な神秘の象徴とし、キリストの到来まで預言が封印されていた状態に重ね合わせる。全体を通じて、旧約の預言がキリストにおいていかに成就し解き明かされるかが一貫して論じられている。
目次
3 チャンク
引用方式:chapter.verse
- §30.25
ファラオの腕の破砕と悪魔の力の挫折
エゼキエル書30章25節の注解であり、ファラオの腕を罪の行いや不信心の思想として解釈し、神が悪魔の象徴であるファラオの力を挫くことを説明している。
- §32.6-32.23
ファラオの寓意解釈と墓穴の広がり
エゼキエル書32章の解釈において、ファラオの行為の寓意的理解を論じ、またヘブライ語の多義性を引きながら墓の深さと長さを解釈する。
- §44.1
東向きの閉ざされた門と預言の封印
エゼキエルが描く「東向きの閉ざされた門」について、それが神の不可解な神秘であることを解説し、キリストの到来まで預言の言葉が閉ざされていた状態を、イザヤ書や黙示録の「封印された書物」、ヤコブの井戸の石に例えて論じる。
