底本
Septuaginta. The Old Testament in Greek According to the Septuagint. Volume 3: Hosea-4 Maccabees, Psalms of Solomon, Enoch, The Odes. Swete, Henry Barclay, editor. Cambridge: Cambridge University Press, 1905
原文データ出典
Open Greek and Latin · CC BY-SA 4.0
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要旨
本作は、預言者ヨエルが神の裁きと憐れみ、そして終末における救済を告げる旧約聖書の預言書です。物語は、凄まじい蝗害と深刻な干ばつによって土地と神殿が荒廃した惨状の描写から始まり、ヨエルは民や祭司たちに断食と真の悔い改めを呼びかけます。続いて、恐るべき軍勢の侵略を伴う「主の日」の到来が警告されますが、同時に神の慈悲を求めて心から立ち返るよう促されます。神はこれに応えて民を憐れみ、土地の回復と豊かな実りを約束するだけでなく、すべての肉なる者に神の霊を注ぐという約束を与えます。最終的に、神の民を虐げた諸国はヨサファテの谷で裁きを受け、ユダとエルサレムには永遠の祝福と平和がもたらされます。
目次
4 チャンク
引用方式:chapter.verse
- §1.1-1.20
イナゴの害による荒廃と断食の呼びかけ
預言者ヨエルが、連続する害虫の大量発生と深刻な干ばつによって地と神の神殿が荒廃した惨状を訴え、祭司や全住民に断食と悔い改め、主への切なる祈りを呼びかける。
- §2.1-2.17
主の日の脅威と心からの悔い改めの促し
ヨエルはシオンで警告のラッパを吹き、来たるべき主の日の災いと、脅威的な軍勢の侵略を伝える。しかし、主の慈悲を信じて、民に断食と真の悔い改め、そして神への叫びを促す。
- §2.18-2.32
地の回復と主の霊の注ぎと救いの約束
主は悔い改めた民を憐れみ、土地の回復と豊かな実りを約束し、北からの敵を退けられる。さらに、すべての肉なる者に主の霊を注ぐこと、天地の前兆、そしてシオンにおいて主の名を呼ぶ者が救われることを約束される。
- §3.1-3.21
ヨサファテの谷での諸国の裁きとユダの回復
主がユダとエルサレムの運命を好転させ、神の民を虐げた周囲の諸国をヨサファテの谷に集めて裁かれる。そして、ユダとエルサレムには永遠の祝福がもたらされる。
