底本
The New Testament in the original Greek. Westcott, Brooke Foss; Hort, Fenton John Anthony, editors. New York: Harper and Brothers, 1882-1892.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA 4.0
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要旨
本作は、キリスト信徒のコミュニティに向けて、正しい信仰の保持と「互いに愛し合うこと」を熱心に勧める手紙形式の書物です。著者はまず、自らが目撃した「命の言葉」を証しし、光である神と交わるために、自らの罪を告白して真理の内に歩むよう促します。続いて、世の欲や「反キリスト」の誘惑に警戒し、キリストにとどまり続けることを求めます。さらに、神の本質は「愛(アガペー)」であり、神の子とされた者は言葉だけでなく行いをもって互いに愛し合わねばならないと強調します。後半では、イエスが肉体を持って来られた神の子であると信じる信仰の重要性が語られます。最後に、この信仰が罪と死に勝利し永遠の命をもたらすことを確信させ、偶像を避けるよう諭して締めくくられます。
目次
5 チャンク
引用方式:chapter.verse
- §1.1-1.10
命の言葉の証言と光である神との交わり
著者は「命の言葉」の証人として、読者が神およびキリストとの交わりを持ち、喜びを共にするために書き記す。また、光である神と歩むためには、自らの罪を告白し真理のうちを歩むべきであると説く。
- §2.1-2.29
掟の遵守と兄弟愛およびキリストにとどまること
著者はキリストを弁護者として罪を避けるよう勧め、神の掟、特に兄弟愛を守るように促します。また、世の欲や反キリストの誘惑に対し、キリストのうちにとどまり続けるよう強く求めています。
- §3.1-3.24
神の子としての歩みと行いによる兄弟愛
著者は神の子としての特権と、義を行い互いに愛し合うキリスト教的生活の義務を説き、言葉だけでなく行いをもって愛することの重要性を強調する。
- §4.1-4.21
霊の識別と愛の源である神への信仰
著者はイエス・キリストの肉体による降誕の告白を霊の真偽を見分ける基準として示し、神の本質である愛に基づいて互いに愛し合うよう強く勧告する。
- §5.1-5.21
信仰による世への勝利と永遠の命の確信
信仰と愛が神に属すること、そしてイエスが水と血と御霊によって証しされた神の子であることを示し、信じる者への永遠の命の確信と罪に対する勝利、悪からの保護を説いて、偶像を避けるよう諭して手紙を締めくくります。
