底本
The New Testament in the original Greek. Westcott, Brooke Foss; Hort, Fenton John Anthony, editors. New York: Harper and Brothers, 1882-1892.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA 4.0
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要旨
本書は、死を目の前にした使徒パウロが、愛弟子である若き宣教者テモテに宛てた、遺言的な性質を持つ書簡です。冒頭でパウロはテモテの純真な信仰を称え、神から与えられた宣教の賜物を燃え立たせ、福音のために共に苦難を耐え忍ぶよう強く励まします。中盤では、次世代に信仰を正しく伝えることの大切さを説き、言葉の争いや偽りの教えを避け、神の霊感による聖書の真理に堅く留まるよう諭します。そして終盤、パウロは自らの地上の生涯が終わりに近づいていることを告白しつつ、テモテに対して最後まで忠実に御言葉を宣べ伝えるよう厳かに命じます。最後に、親しい同労者たちへの個人的な指示や挨拶、そして主の恵みを祈る言葉をもって、本書は締めくくられます。
目次
4 チャンク
引用方式:chapter.verse
- §1.1-1.18
信仰の励ましと福音のための苦難
パウロからテモテへの挨拶に続き、彼の純真な信仰を称えつつ、神から与えられた宣教の賜物を燃え立たせるよう励まし、福音のために共に苦難を受けることを促す。また、自分から去った者たちと、自分を助けてくれたオネシポロの忠実さを対比して記している。
- §2.1-2.26
キリストの良き兵士と真理を伝える働き
テモテに対して、信仰を託すための教訓と、苦難を耐え忍ぶようにとの勧告が与えられます。また、言葉の争いや無駄な議論を避けて健全な教えを守り、柔和な態度で人々に仕えるよう命じられます。
- §3.1-3.17
終わりの日の困難と聖書の教えへの固執
パウロは終末に現れる不信心な者たちの様々な悪徳や偽りの教えを警告し、テモテに対して、パウロ自身の苦難の歩みと神の霊感による聖書の教えに堅く留まるよう諭している。
- §4.1-4.22
宣教への厳かな命令とパウロの生涯の結び
パウロはテモテに対して、最後まで忠実に御言葉を宣べ伝えるよう厳かに命じ、自らの死が近いことを告げて生涯を振り返る。そして個人への指示や安否の挨拶を送り、主の恵みを祈る。
