デモステネス · Demosthenes
第三十一弁論 オネトルへの抗弁 第二演説
Against Onetor II
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底本
Demosthenes. Orationes, Vol. II, Part 2. Rennie, W., editor. Oxford: Clarendon Press, 1921.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)
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要旨
本作は、若きデモステネスが、自身の遺産を不当に占有した元後見人アフォボスと、その共謀者であるオネトルを相手に戦う法廷弁論である。前作に続き、デモステネスはオネトルが主張するアフォボスの土地に対する担保権(horoi)の虚偽性を暴くことを目的とする。デモステネスは、オネトルがアフォボスの財産隠匿を手助けするために、偽の持参金を口実にして都合よく主張を変遷させていることを告発する。さらに、持参金の額をめぐる前言不一致や、アフォボスによる債務保証の矛盾、さらには担保設定時期の不自然さを次々と指摘していく。自身の正当な遺産が相手方の婚姻以前から不当に占有され続けている事実を改めて浮き彫りにし、オネトルの主張が身勝手な欺瞞に満ちていることを厳しく糾弾する。
目次
2 チャンク
引用方式:section
- §1-8
オネトルによる虚偽の担保標識と主張の矛盾
デモステネスは、オネトルがアフォボスのために資産を隠匿しようと、持参金について虚偽の担保標識を設定し、状況に応じてその主張を都合よく変更したことを指摘し、彼の主張の矛盾と欺瞞を暴く。
- §9-14
持参金額の食い違いと債務保証による反証
デモステネスはオネトルに対し、持参金の額をめぐる前言不一致から彼の虚偽と偽誓の可能性を暴露し、またアフォボスのための多額の債務保証行為が持参金未払いの何よりの証拠であることを示す。さらに、彼の主張する担保設定時期の不自然さや、デモステネス自身の財産がオネトル側の婚姻以前からアフォボスに不当に占有されていた事実を指摘し、オネトルの主張の身勝手さを難詰する。
