デモステネス · Demosthenes
第十五弁論 ロドス人解放のために
For the Liberty of the Rhodians
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底本
Demosthenes. Orationes, Vol. I. Butcher, S. H., editor. Oxford: Clarendon Press, 1903.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)
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要旨
本書は、アテナイの政治家・弁論家デモステネスが、カリアの支配下で民主政を奪われたロドス島の人々を救うため、アテナイ市民に軍事支援を訴えかけた政治演説です。かつてアテナイに敵対したロドス人を救うべきかという議論に対し、デモステネスは彼らの救援がアテナイの国際的名声と安全保障に資すると主張します。彼はペルシア王やカリアの女王アルテミシアの介入を恐れる必要はないことを歴史的先例から論証し、民主政国家同士の連帯の重要性を説きます。さらに、他国における民主政の崩壊は、長期的にはアテナイ自身の民主政を脅かすものであると警告します。最後に、国内の親ペルシア派や親寡頭政派の政治家たちを厳しく批判し、アテナイ人に対して祖先の栄光に見合う勇気ある決断を下すよう促しています。
目次
4 チャンク
引用方式:section
- §1-10
ロドス人支援の訴えとティモテオスの先例
デモステネスはロドス人の自由のための支援を訴え、彼らへの援助がアテナイの国際的名声と安全保障に資すること、またペルシア王を過度に恐れる必要がないことを、過去のティモテオスの事例を引きつつ主張する。
- §11-18
アルテミシアの思惑と民主政防衛の利点
デモステネスは、アルテミシアの思惑を分析してロドスへの介入を恐れる必要はないとし、民主政を守ることの安全性を寡頭政との危険な同盟と対比させて説く。
- §19-26
他国の寡頭政化の脅威と親外派弁論家への批判
演説者は、他国の民主政の崩壊がアテナイ自身の民主政を脅かすものであると警告し、アルゴス人の先例を引いてペルシア王を恐れる必要はないと主張するとともに、国内で他国の利益のために主張を行う者たちを批判する。
- §27-35
ロドスの民主政回復の正当性と祖先の栄光
デモステネスはロドスの民主政を復権させることがアテナイの利益であることを論じ、国内の親寡頭政派や親ペルシア派の政治家たちを非難するとともに、アテナイ人に祖先の栄光に見合う勇気ある決断を求めます。
