プルタルコス · Plutarch
ピロポイメンとティトゥスの比較
Comparison of Philopoemen and Titus
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底本
Plutarch. Plutarch's Lives, Vol. X. Perrin, Bernadotte, editor. Cambridge, MA: Harvard University Press; London: William Heinemann Ltd., 1921.
原文データ出典
Perseus Digital Library · CC BY-SA (Perseus の利用条件による)
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要旨
本作は、ギリシアの将軍フィロポイメンとローマの将軍ティトゥス・フラミニヌスの生涯と功績を対比した、プルトゥコスによる比較論である。著者は両者がギリシアに果たした貢献、戦いにおける犠牲、性格の欠点、そしてそれぞれの最期のあり方を多角的に検証する。軍事面において、フィロポイメンは衰退期にあったギリシアで自ら兵制を再建し、数々の勝利を収めた独自の功績が称えられる。一方でティトゥスは、ローマの既存の強力な軍事制度に依拠し、個人の武勇よりも外交や制度を通じた正義の実現において優れた役割を果たしたとされる。最終的に、著者はフィロポイメンに優れた軍事指導者としての栄誉を、ティトゥスに正義と公正さの栄誉をそれぞれ授けることで、両者の美徳を称えつつ比較を締めくくっている。
目次
3 チャンク
引用方式:chapter.section
- §1.1-1.3
功績と性格における二人の比較
プルトゥコスはギリシアの将軍フィロポイメンとローマの将軍フラミニヌスを比較し、ギリシアに対する貢献、戦いにおける犠牲、性格の欠点、そして最期のあり方について論じている。
- §2.1-2.3
軍事経験と統率力の比較
フィロポイメンの軍事経験の豊富さと、衰退期の劣悪な条件から優れた兵制を創り出して勝利を重ねた彼の独自の手柄を論じ、ティトゥスが既存の制度に依存し白兵戦の功績に乏しいことと対比する。
- §3.1-3.3
私人の功績と両者の美徳の最終判定
フィロポイメンが私人としてもアカイア人のために輝かしい功績を挙げ、法を超越した指導力を発揮したことを述べ、両者の美徳を比較して、フィロポイメンに軍事の、ティトゥスに正義の栄誉を授けることで比較を締めくくっている。
