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トルクルレントゥス

§384-456

出産偽装の告白とディニアルクスの約束

プロネシウムはディニアルクスに、軍人を騙して全財産を奪うために、他人の赤ん坊を使って出産を偽装したことを打ち明ける。感激したディニアルクスは彼女に気前のよい贈り物を約束するが、プロネシウムは計画が失敗しないか内心焦っている。

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384

​Quid id est?

それは何だ?

​Primumdum, cum tu es aucta liberis1

まず第一に、君が子供に恵まれて、

385

​cumque bene provenisti salva, gaudeo.

そして無事に健康に乗り切ったことを、私は喜んでいるよ。

​Concedite hinc vos intro atque operite ostium.

あなたたちはここから中に入って、扉を閉めなさい。

​tu nunc superstes solus sermoni meo es.

今や私の話を聞くために残っているのはあなただけね。

​tibi mea consilia summa semper credidi.

私は自分の最も重大な秘密をいつもあなたに打ち明けてきたわ。

​equidem neque peperi puerum neque praegnas fui;

実はね、私は子供を産んでもいないし、妊娠もしていなかったの。

390

​verum adsimulavi me esse praegnatem: haud nego.

けれど、妊娠しているふりをしたの。否定はしないわ。

​Quem propter, o mea vita?

誰のために、ああ、私の愛しい人よ?

​Propter militem

あの軍人のためよ、

​Babyloniensem, qui quasi uxorem sibi

バビロニアの軍人よ。彼はここにいた間、一年の間、

​me habebat anno, dum hic fuit.

私を自分の妻のように扱っていたの。

​Ego senseram.

それは気づいていたよ。

​sed quid istuc? cui rei te adsimulare retulit?2

だが、それはどういうことだ?妊娠のふりをすることが何の役に立ったのだ?

395

​Vt esset aliquis laqueus et redimiculum,​reversionem ut ad me faceret denuo.

彼が再び私のところに戻ってくるように、一種の罠や絆とするためよ。

​nunc huc remisit nuper ad me epistulam,

最近、彼は私に手紙を送り届けてきてね、

​sese experturum quanti sese penderem:3

自分が私にどれほど重んじられているかを試してみるつもりだと。

​si quod peperissem id non necarem ac tollerem,

もし私が産んだ子を殺さずに育てるなら、

400

​bona sua med habiturum omnia.

彼の全財産を私が手に入れることになる、と。

​Ausculto lubens.

喜んで聞くよ。

​quid denique agitis?

それで、結局どうするのだ?

​Mater ancillas iubet,

母が女中たちに、

​quoniam iam decimus mensis adventat prope,

もう十ヶ月目が近づいているので、

​aliam aliorsum ire, praemandare et quaerere

あちこちへ行って、私にすり替えるための

​puerum aut puellam, qui supponatur mihi.

男の子か女の子をあらかじめ手配して探すように命じたの。

405

​quid multa verba faciam? tonstricem Suram

長々と話す必要はないわね。私たちの髪結いのスラを知っているでしょう、

​novisti nostram, quae mercedem sese habet?†

自分で稼いでいるあの女を?

​Novi.

知っているよ。

​Haec ut opera circumit, per familias,

この女が、仕事であちこちの家を回りながら、

​puerum vestigat; clanculum ad me detulit,

子供を探し出してね、こっそり私のところへ連れてきて、

​datum sibi esse dixit.

自分に与えられたものだと言ったの。

​O mercis malae.

おお、ろくでもない品物だな!

410

​eum núnc non illa peperit, quae peperit prior,

では、今やその子は、先に産んだあの女ではなく、

​sed tu posterior.

後から産んだ君が産んだことになるのだな。

​Ordine omnem rem tenes.

その通り、すべて順を追って理解しているわね。

​nunc ut praemisit nuntium miles mihi,

それで、あの軍人が私に先遣の使者を送ってきたので、

​non multo post hic aderit.

間もなく彼がここに着くはずよ。

​Nunc tu te interim

それで君は当分の間、

​quasi pro puerpera hic procuras?

まるで出産直後の女であるかのように、ここで静養しているのか?

​Quippini,

当然でしょう、

415

​ubi sine labore res geri pulcre potest?

苦労もなしに見事に事が運ぶのだから。

​ad suom quemque aequom est quaestum ésse callidum.

誰もが自分の稼ぎのためには抜け目なくなるのが当然よ。

​Quid me futurum est, quando miles venerit?

軍人が来たら、私はどうなるのだ?

​relictusne abs te vivam?

君に捨てられて生きることになるのか?

​Vbi illud quod volo

彼から私が望むものを

​habebo ab illo, facile inveniam quo modo

手に入れたら、彼と私の間に

420

​divortium et discordiam inter nos parem:

不和と破局をもたらす方法を簡単に見つけ出すわ。

​post id ego tecum, mea voluptas, usque ero

その後は、私の愛しい人、あなたとずっと絶え間なく一緒にいるわ、

​assiduo.

ずっとね。

​Immo hercle vero accubuo4 mavelim.

いや、ヘラクレスにかけて、絶え間なくというよりは、添い寝していたいものだがね。

​Dis hodie sacruficare pro puero volo,

今日は子供のために神々に犠牲を捧げたいの、

​quinto die quod fieri oportet.

五日目に行われるべきことをね。

​Censeo.

そうするといい。

425

​Non audes aliquid mihi dare munusculum?

私に何かささやかな贈り物をあげる気はない?

​Lucrum hercle videor facere mi, voluptas mea,

ヘラクレスにかけて、私の愛しい人、君が私に何かをねだるとき、私は自分が得をしているように思えるのだ。

​ubi quippiam me poscis.​At ego, ubi abstuli.

私は、それを手に入れたときにね。

​Iam faxo hic aderit. servolum huc mittam meum.

すぐに届くようにしよう。私の召使をここへ送るよ。

​Sic facito.

そうしてね。

​Quidquid attulerit, boni consulas.

彼が何を持ってきても、大目に見てくれ。

430

​Ecastor munus te curaturum scio,

エカストルにかけて、あなたが贈り物を手配してくれることは分かっているわ、

​ut cuius me nón paeniteat mittatur mihi.

私が不満に思わないようなものが送られてくることをね。

​Num quippiam aliud me vis?

他に何か私に望むことはあるかい?

​Vt quando otium

暇があるときに

​tibi sit ad me revisas, et valeas.—

また私を訪ねてくれること、そしてお元気で。

​Vale.

さようなら。

​pro di immortales, non amantis mulieris,

おお、不死の神々よ!ただの恋する女の義務ではなく、

435

​sed sociae únanimantis, fidentis fuit

心を一つにした、信頼を置くパートナーの務めであった、

​officium facere quod modo haec fecit mihi,

今彼女が私にしてくれたことは。

​suppositionem pueri quae mihi credidit,

子供のすり替えという秘密を私に打ち明けてくれたのだ、

​germanae quod sorori non credit soror.

実の姉妹同士でも信用して話さないようなことを。

​ostendit sese iam mihi medullitus:

彼女は今や、心の底から自分を私に示してくれた。

440

​scio mi ínfidelem numquam, dum vivat, fore.

生きている限り、私を裏切ることは決してないと私は知っている。

​egone illam ut non amem?5 egone illi ut non bene velim?

私が彼女を愛さないでいられようか?彼女の幸せを願わないでいられようか?

​me potius non amabo quam huic desit amor.

彼女への愛が欠けるくらいなら、私は自分自身を愛さない方がましだ。

​ego istí non munus mittam? iam † modo ex hoc loco

私が彼女に贈り物を送らないでいられようか?今すぐこの場所から

​iubebo ad istam quinque deferri minas,

彼女のところへ五ミナを届けさせ、

445

​praeterea obsonari una dumtaxat mina.

さらに、ちょうど一ミナ分の食料を買い整えさせよう。

​multo illi potius bene erit quae bene volt mihi,

私を愛してくれる彼女が幸せになる方が、

​quam mihi, qui mihimet omnia facio mala.—

自分自身にすべての災いをもたらしている私自身よりも、はるかに良いことだ。

​Puero ísti date mammam. út miserae

その子におっぱいをやりなさい。ああ、私たち惨めな

​matrés sollicitaeque éx animo sumus crúciamurque!

母親というものは、どれほど心の底から心配し、苦しめられることか!

​edepól commentum mále, cumque eam rem in córde agito,

エデポルよ、悪いたくらみだわ。そのことを心の中で深く考えるとき、

​nimió—minus perhibemúr malae quam sumus íngenio.

私たちは、実際のたちの悪さに比べれば、はるかにましなものとして世間に言われているのだわ。

​egó prima dé me, domó docta,6 díco.

私自身が、我が身をもって知ったことから、真っ先に自分のこととしてそれを言っているのよ。

​quanta ést cura in animo, quantum corde capio

私の心にはどれほどの心配があり、胸の中にどれほどの苦痛を抱いていることか――

​dolorem—dolus ne occidat7 morte pueri:

その子供が死んでしまって、この企みが台無しにならないかという(苦痛を)。

構文注7 件
  1. 384baucta liberis

    慣用的な表現「auctus liberis」(子供に恵まれる)の女性単数形。ここではプロネシウムが出産したという虚偽の事実に対する社交的な祝意の表現。

  2. 394cui rei te adsimulare retulit

    非人称動詞 refert(〜にとって重要である、役に立つ)の過去形 retulit。cui rei は目的または基準の与格で、「何のために、何の役に立ったか」を意味する。

  3. 398quanti sese penderem

    penderem は間接疑問節を導く接続法未完了。quanti は価値の属格(どれほど重んじるか)。sese はここでは従属節の主語(プロネシウム)ではなく、主節の主語である軍人自身を指す間接再帰代名詞。

  4. 422baccubuo

    前文のプロネシウムの台詞にある副詞 assiduo(絶えず、そばに寄り添って)の響きに引っかけた、ディニアルクスによる即興の造語(「添い寝して」)。

  5. 441egone illam ut non amem

    疑問の小辞 -ne を伴う主語代名詞 ego と ut +接続法による「憤慨・反語の感嘆節(反駁的疑問)」。 「私が彼女を愛さないでおれようか(そんなはずはない)」という強い肯定を表現する。

  6. 453domo docta

    直訳すると「家で教えられた」。自分の家庭環境や実体験から十分に学び知っていることを表すローマの慣用表現。

  7. 456dolus ne occidat

    ne 節は前行の cura および dolor の内容を具体的に説明する懸念・恐れの節(〜ではないかという懸念)。occidat は「失敗する、台無しになる」の意味。

翻訳:Gemini 3.5 Flash(2026-05-22 公開)・修正履歴(1 件・最終 2026-09-21)
  • 2026-09-21 AI校閲 — 訳文 1 件
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