- 底本
- Anonymous. Hesiod, The Homeric Hymns and Homerica. Evelyn-White, Hugh G., editor. London: William Heinmann; New York: The Macmillan Co., 1914.
- 翻訳
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- 言語
- 日本語 · English · 简体中文 · 한국어
- CTS URN
- urn:cts:greekLit:tlg0013.tlg015.humanitext-grc2:1-9
- 出力
- Humanitext Reader · reader.humanitext.ai · 2026-10-27
ゼウスとアルクメネの息子ヘラクレスの生涯と神格化を讃える。彼はかつてエウリュステウスの下で苦難に満ちた冒険を行ったが、現在はオリンポスでヘベと結ばれ、詩人は彼に美徳と富を祈る。
Ἡρακλέα, Διὸς υἱόν, ἀείσομαι, ὃν μέγʼ ἄριστον
ゼウスの息子ヘラクレスを私は歌おう。地上の人間たちの中で
γείνατʼ ἐπιχθονίων1 Θήβῃς ἔνι καλλιχόροισιν
遥かに最も優れた者として、美しい踊りの庭のあるテーバイにおいて、
Ἀλκμήνη μιχθεῖσα κελαινεφέι Κρονίωνι·
暗雲たなびくクロノスの子と交わったアルクメネが産んだ者を。
ὃς πρὶν μὲν κατὰ γαῖαν ἀθέσφατον ἠδὲ θάλασσαν
彼は、かつては果てしない大地や海を
πλαζόμενος πομπῇσιν ὕπʼ2 Εὐρυσθῆος ἄνακτος
エウリュステウス王の命令によって彷徨い、
πολλὰ μὲν αὐτὸς ἔρεξεν ἀτάσθαλα,3 πολλὰ δʼ ἀνέτλη·
自ら多くの無謀なことを行い、また多くの苦難に耐えたが、
νῦν δʼ ἤδη κατὰ καλὸν ἕδος νιφόεντος Ὀλύμπου
今や、雪を戴くオリンポスの美しい神座において
ναίει τερπόμενος καὶ ἔχει καλλίσφυρον Ἥβην.
喜びの内に暮らし、美しい足首のヘベを妻としている。
χαῖρε, ἄναξ, Διὸς υἱέ· δίδου δʼ ἀρετήν τε καὶ ὄλβον.
健やかにあれ、主よ、ゼウスの息子よ。私に徳と幸いを与え給え。
- 2ἐπιχθονίων
前行(§1)の最上級の形容詞 μέγʼ ἄριστον(遥かに最も優れた者)を修飾・限定する部分属格。「地上の人間たちのうちで」を意味する。語順として行を跨いで配置されている。
- 5πομπῇσιν ὕπʼ
前置詞 ὑπό が名詞 πομπῇσιν(与格、ここでは手段や動因を示す)の後ろに置かれた前置詞後置(anastrophe)の例。アクセントが ὕπο から ὕπʼ(語尾省略)へと前方に移動している。エウリュステウス王の「命令のもとに」あるいは「送り出しによって」彷徨させられたことを示す。
- 6ἀτάσθαλα
形容詞 ἀτάσθαλος(無謀な、破滅的な)の中性複数対格形。ここでは名詞的に用いられ、他動詞 ἔρεξεν(行った)の直接目的語(または内包的対格)として「無謀な行い」を意味する。
翻訳:Gemini 3.5 Flash(2026-05-22 公開)・修正履歴(2 件・最終 2026-09-21)
- 2026-09-21 AI校閲 — 注 2 件
